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バカ大卒だけど、勉強するのおもしろかったよ。


私の出身大学は偏差値が低い。
Fランなのかはわからないけど、たぶんわりと、ギリ。

それでも私は、大学生活が楽しかった。
通えてよかったと思ってる。

だって大学という場所では、
学びたいことをいくらでも、学べる権利が与えられるから。



もしかして勉強には、二通りある?


高校生までは、勉強なんてもちろんイヤだった。
超文系だし、とくに数学とか化学とか全然興味もてなくて。
これって人生の役に立つの?って思ってた。
たぶん大体の人類がいちどは言うセリフ。


でも大学以降では、勉強がおもしろいって素直に思える。

その「おもしろ味」の秘密は、小中高での勉強・・と、それ以降での勉強・・とでは意味あいが、少しかわる所にあるのかもしれない。

前者での勉強は、基礎編。

高校までは、わりと幅広くたくさんの教科を学ぶ。
とりあえず一通りやってみて、そのなかのどれならまぁまぁ好きと思えるか、なにが自分には合ってるかを知るために。

そして
後者での勉強は、基礎をふまえたうえでの、発展編。

興味の持てる分野や学科、職についてを追及していく。
特に大学では興味のある学部に入れば、
知りたい物事を深く、集中的に学ばせてもらえる。
どこまでも学べる権利が与えられる。


厳密にいえば基礎編なのにつめこまれたり、合っていないやり方を強要されたり、環境で嫌になる、できないと思ってしまうこともある。

大学だって最初は必須科目も多いし、出席や提出物が厳しい講義は単位なんてガンガン落としちゃったりもするし。
自己責任が増えてきて、楽しいだけではない部分もある。

もちろん基礎で十分生きるちからが備わっている人もいるし、
発展した勉強は学校でしかできないってわけじゃない。


だから大学に進学しても、全員がかならず
勉学に励まなくたっていいと思う。



そもそも大学進学はだれでもできるわけじゃない。
その有難い時間をどう使うか判断する力だって、じぶんの人生をじぶんでつくっていくことに繋がる。



私の場合は心理学を学ぶのが夢だったから勉強に比重を置いたけど。

遊びかたも、サボりかたも、稼ぎかたも、ともだちのつくりかたも
ぜんぶ、生き抜くのに必要な学びだ。
流されるのだって、自分で選択した結果。


ちなみに適度な手抜きの方法をしっている人間は、結構最強だったりするよ。



なんのために勉強してる?



「成績が良い」のはもちろん素晴らしい。

でもそもそもなんのために勉強するのかって聞かれたら、
生きていく選択肢を増やす作業
なんじゃないかと私はおもう。


CMで安藤サクラさんが言ってたセリフ。

人生は、大人になってからのほうが長い



「すごい大学」に入って
「すごい会社」に就職したって、
長い人生のあいだには
なにが起こるかわからない。

受験や就活は、あくまでも通過点。
そんなところで人生は終わらないから。

だから。
どうか、それがすべて・・・だと思わないでほしい。



ネットの海には不安をあおることばがたくさん並んでる。

でも、つまづいても起き上がって
めちゃくちゃ楽しく生きている大人たちが、ちゃんといるよ。



あたかもそこがゴールで
その結果が、いままでの頑張りの
すべてかのように錯覚してしまうけど。

あなたが積み重ねてきたものは、消えない。
そのさきで活かすか殺すかは自分次第。

新しい出逢いや、見たこともない景色が、まだまだもっと未来で待っているのかもしれない。


その場所でなにを選んで、
どう行動していくか。

自分の人生の決定権を持ってるのは
自分だけ。




ちょっとだけ残る、後悔。


ただ、ひとつだけ後悔してる。

それは卒業後、
講義で使ったノートやテストやレジュメをほとんど捨ててしまったこと。


当時はこんなの全部覚えたから大丈夫っておもっていたのに。
十年経ったら、結構忘れてしまってる。
先生の名前すら思い出せない。

先輩面みたいで恥ずかしいけどこれだけは言いたい。

お金を払って時間を費やして、せっかく手に入れた知識は財産。

教科書やプリント類は、
なんらかの形にしてとっておいた方がいい。

人間の忘却力ってあなどれないよ。



もし大学へ行くなら、オススメしたいこと(追記)


先輩面ついでにもうひとつオススメしたいこと。

講義を受けていて興味を持ったり疑問ができたり、ここもう少し知りたいなって思える時があったらガンガン質問しに行った方がいい。

勇気が必要な人もいるかもしれないけど、講義後とか教授の研究室を訪ねるとか、方法はいろいろあると思う。
自分に合った手段を探してみて。


大学に通っているときは単位だとか成績だとかで、どうしても勉強が受動的になりがち。

さっきも言ったようにそのまま卒業後に年齢を重ねていけば、せっかく学んだ内容も日々の忙しさに負けて忘れてしまう。

でも自分から動いたこと、能動的に行動した物事なら記憶に強く残せる。

そのひとつの知識がいつかの未来で、仕事や生活・対人関係、なにかのカタチで役立ったりする。



そして大学には先生がたくさんいる。

考え方や、趣味嗜好、生き方。
いままで周りにはいなかったタイプの大人たちとも出逢えるかもしれない。
そういう人たちとのふれあいも、経験という財産になる。


一般的な大学生の年齢って、子どもでいれる最後の時期だったり
大人の仲間入りする最初の時期だったりするから。

先生との付き合い方も今までとは変わってきたりして、すこし違った視点で大人を観察できる機会も増えるんじゃないかな。

この世界には、いろんな大人がいる。
賢い大人や面白い大人、ダメな大人やヤバい大人。

一生の付き合いになるような恩師に出逢えたら、ラッキー。
今のうちに、たくさん話して視野を広げてみるのも楽しいかも。

ただ危ない人間もたまにいるから!
「搾取してくる人間」には注意して距離をとってね。



人生はまだまだ先へ、つづいているから。




学びは、一生。

教科書のなかだけじゃない。
生きていれば、いたるところに勉強は転がってる。

かしこまらないでいい。面白がりたい。
interesting!
その想いがあるかぎり、私はこれからも成長できる。





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最近、大学生に給付型(返済不要)の奨学金をだしている団体について調べています。
どこの団体も応募する際、住民票や所得証明書等が必要になると思うのですが、親が協力的ではない家庭の場合でも、給付型奨学金などの形で、学びたい子どもを支援している団体があったら、教えてください。



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