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イガリシノブ展レポ やっぱりイガリさんは私のあかりである話


大好きな人に会ってきました。

コンプレックスはチャームポイントだと教えてくれた、尊敬するカワイイ人。

イガリシノブさん。



※展示会終幕につき追記あり


メイクは武装だとおもっていた学生時代。ダメな自分は塗りつぶして、別の人間になりたくて。

ウェルカム色素沈着!とか叫びながら文房具のマッキーでアイラインを書いたり、流行りのギラギラ青シャドウを塗りたくって「魚じゃん」と言われたり、目力命すぎて眉と唇は野放しだったり…。


そんな迷走汚化粧時代を経て「もっと自然なメイクをした方がいいのでは…?」と悟りかけたころ、私を救ってくれたのがヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブさん。



そんなイガリさん初の展示会「イガリシノブ展 〜人は街のあかりである〜」が、ラフォーレ原宿にて開催されました。




ここだけの話、実はイガリさんご本人に会える確率がものすごく高いんです。

毎日のように現地でメイクレッスンが行われていて、ご本人も出来るだけ長く在廊したいとおっしゃっているこの個展。
運が良ければ、一緒に写真を撮ってもらえたりもするかも!



イガリシノブとは?




イガリシノブは、情熱大陸やNHKプロフェッショナル 仕事の流儀で密着取材が放送された一流メイクアップアーティスト。

骨格や錯視を利用してその人の個性を活かすメイクを提案し「おフェロメイク」や「#igarimake」などの流行を生みだしつづけています。

加藤ミリヤ、Foorinなどのアーティスト・モデル・女優ほか多くの人を輝かせ、数えきれないほどの紙面を彩ってきました。色気をひきだすイガリメイクかわいいよね!

人気のプロデュースブランド「WHOMEE」のコスメにも、その理論や技やこだわりはつめ込まれています。
さらに自身の肌が弱いという悩みを活かして作られた、大人から子どもまで使える優しいスキンケアラインも見逃せません。

(以前書いたイガリさんのメイクについてはこちら)



イガリシノブ展って?


イガリシノブ展オリジナルキャラクター入り看板


そもそもメイクアップアーティストが個展ってなにをするの?と、思う方もいるはず。

メイクさんらしい展示といえば、さまざまなブランドのイガリシノブ的ベストコスメや、ヘアメイク歴20年の間に使用してきた128本のメイクブラシがズラっと並んでいるところ。

イガリさんがメイクをした森絵梨佳さんの撮り下ろし写真と、その魔法のような理論を説明するキャッチーな言葉たちも美しく飾られています。


イガリメイクをほどこされた森絵梨佳さん



さらに実際に体験できるコーナーも満載。

TOKYO BLANCHE CLINICのブースでは、肌分析器を使ってお肌の問題点やタイプを無料診断できます。私は水分不足のがっつりオイリー肌でした(笑)

HBLのブースでは期間限定ブロウバーがオープンしていて、眉メイクや無料施術が楽しめちゃう。予約制だけど、空きがあればその場で体験できるかもしれません。

OCEAN TOKYOの高木さんとのトークショーなど、期間中はイベントも盛りだくさん



そして二児の親としても鋭意奮闘中のイガリさん。
ぜひ子どもも一緒に楽しんでほしいという企画も!

廃棄になった化粧品をアップサイクルして、ぬりえを楽しめるブースがあります。

廃棄コスメからうまれ変わった絵具は、ラメがキラキラ魅惑的で、特別感のある色合いになっています。
さらに筆のかわりに使えるのがアイシャドウチップ
私も体験させてもらったのですが、普段メイクに使っているものをぬりえに使用だなんて、なんだか背徳感があって夢中になってたのしんでしまいました。
台紙イラストもかわいいので、塗らずにお土産にしている人も。

廃棄コスメを使ったぬりえ


完成した塗り絵は、木をイメージした優しげな手作りボードに飾ってもらえ、来場者みんなで作り上げるペインティングマウンテンになりました。




サクラクレパスの提供で似顔絵を描けるブースもあります。

家族や恋人、イガリさんの似顔絵など、みなさんそれぞれ自由に楽しんでいかれたそうです。
描いたものはブースに掲示してもらえるのですが、なかにはイガリさんへのおおきな愛を叫んでいるものもチラホラ。私もそのなかの一人です!絵は苦手なので、家でこっそり自主練してから挑みました(笑)

イガリ画伯が描いた身近な人たちの似顔絵も貼ってあります。普段から細かく顔の配置や凸凹、骨格を意識しているイガリさん。似顔絵もさすが!特徴をしっかり捉えていました。


小学生以下は入場料無料で、学生料金も有り。
子どもたちの楽しそうな姿があちらこちらで見うけらけて、おもわず笑顔になっちゃいました。

展示会は6月23日まで。週末のお出かけにもオススメです。もし少しでも気になっている人は急いで行ってみて!

グループレッスンって?


グループレッスンは10人ずつ、会場で直接メイクを教えてもらいます。
私は他のメイクレッスン経験がないので比較はできませんが、とっても楽しかった!

まだ期間中なのでネタバレにならない程度に感想を。
無事大円団を迎えたので、詳細を付け加えますね。


使用するのは個展で並べられていた、イガリシノブ的ベスコスにえらばれたアイテム。自分では買えないコスメも使えて、良い経験になりました。

(LAURA MERCIERのリキッドイルミネーターとモイスチャライザーブラッシュ、JILLSTUARTのイルミネイティングセラムプライマー、Fujikoの美眉アレンジャーと足しパレ02、LENA LEVIのクリアブラックマスカラ、RMKのリクイドファンデーション フローレスカバレッジ、ALLIEのチークUV、WHOMEEのオイル美容液とリキッドコンシーラー、ソソのスージングバーム、タカミのリップなど)

独自の理論を、ことばだけでなくパネルを使ってパズルのように説明してくれるから、視覚的にも足し算・引き算がはっきりわかる!

理路整然と組み立てられた授業内容のおかげで、今まで魔法のように見えていたあのメイクを、自分のなかに落とし込むことができました。

ひとりひとりに目を配りながらお話してくれるから、途中で失敗しても大丈夫。逆にリカバーテクニックを教わるチャンスです。



一番印象的だったのは、最初にまずオイル美容液とスージングバームで肌を簡単に整えたのですが、驚くほどベタベタな肌状態でスタートしたこと。
最後の工程まで進んだころには、すべてがしっかり肌になじんでいました。
これは使用する化粧品のテクスチャを細かく計算しているから。

リキッドファンデーションのあとはパウダー、といったこれまでのメイクの常識にとらわれず、ハイライトひとつにとっても、粉なのかベタッとした質感なのかさらっとしているのか、という部分まで考慮して、顔に乗せていったときバランスが良くなるように考えられているのです。(手をティッシュで拭くのも大事)


さらに普通のグループレッスンだけでなくReFaやFujiko、JILLSTUARTなどのブランドコラボレッスンもあり、それぞれ内容が異なるそう。
打合せがたくさんあるー!と言っていたイガリさんの苦労が少し垣間見えた気がしました。


普段はまったくメイクをしない、私の母も一緒に参加したのですが「知識がなくても算数みたいで面白かった」そうです。
アイラインやビューラー、フルメイクを初体験した母。レッスン後、いつも以上に笑顔が輝いていました。ありがとうイガリさん!

レッスン用に配布されたノートと入場券




今回のグループレッスンはなんと、公開型。

参加チケットが買えなかった人でも、当日会場内でレッスンの様子を見学できるそうです。
プロの技を直接見られるチャンス!見学だけでも確実に勉強になりますよ。




メイクオタクでもコスメマニアでもない。イガリシノブのファンなんです!



イガリさんは広い視野を持ち、コスメの未来を見据えた活動や、メイクの力を伝える活動も行っています。

その1つが「コスメロス」の取り組み。
コスメロスとは彼女がつくった言葉で、家庭や企業からでる廃棄コスメ問題のこと。

そんなコスメロスについて考える企業・団体がイガリシノブ展で一緒になり、あのぬりえコーナーをつくったそうです。


そしてもう1つ。
大人や社会人にとって化粧は最低限の身だしなみだ、などと言われた経験はありませんか。

メイクを学べない事情がある人もいるし、学生時代は化粧なんてするなと怒られたのに。

児童養護施設や母子生活支援施設でメイク講座を行ったり、お化粧に興味を持ち始めたキッズの為に、子どもも大人も一緒に安心してメイクを楽しむ方法を伝えているイガリさん。

はじめて塗った口紅が、新しい笑顔を生み出すことがあります。
一緒に塗ったラメが、笑いの種になることがあります。

メイクで苦しむんじゃなくて、メイクを楽しめるように。
イガリさんの活動には、そんな願いが込められているんだなと感じました。


入り口に飾られたぬいぐるみタワー



彼女のメイクが、これまでの化粧の常識や既成概念にとらわれないのは「自分のなかにある可愛さに気付いてほしい
「メイクを活用してマインドごと底上げして、あなたが短所と思っているものはこんなにチャーミングなんだよと伝えたい」という信念のあらわれなのかも。


天真爛漫で気さくでエネルギッシュ。
そのうらにある絶えまない心遣いや大きな愛情、挑みつづける姿勢もめちゃくちゃカッコ良くて。

だから私たちは、イガリさんが大好きなんです。

「”年相応”なんてコトバなくなればいいのにね」
と話す、いつもかわいいイガリさんは大人の先輩としても私の憧れです。





あらためて、人は街のあかりであるというサブタイトルがサイコーだし、イガリさんは私のあかりであるなと実感した一日でした。


※これはPR記事ではありません
いつものようにただ好きな人をスキなように推しているだけです(笑)




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