条件反射をやめてみると、なんか見えてくるものがある
条件反射でアクションしちゃうことを、なんとか踏ん張ってやめると、いいことがある・・・ということに気づいた。
我が家の子は、中学校に上がったばかり。思春期真っ只中だ。
この前、「世界一受けたい授業」という番組で、よくテレビで見る脳科学の先生が、思春期の子どもたちの接し方を提唱していた。
思春期の女の子は、女性ホルモンが今までよりも過剰に出始める時期らしく、イライラして当たり前なのだとか。一番の対策は、一緒にイライラしちゃうのではなく、ましてや小言を言うのでもなく、イライラが収束するまで、そっとしておくのがいいらしい。
そして、思春期男子も、男性ホルモンが今までよりも過剰に出始める時期らしく、内に籠ることが多くなるのだとか。無口になって自室に籠りがちになるのは当たり前のことなので、これまた干渉し過ぎず、そっとしておくのがいいらしい。
これが思春期の男子と女子の違いなのだけど、共通点は、とにかく親はそっと見守っているのがベストらしいのだ。
が、私は違った。
一緒にイライラしちゃうのだった(笑)。
イライラをぶつけられると、こっちも跳ね返したくなるというか、抵抗したくなるというか。条件反射的にカ〜っと来て反応してしまうのだ。
ど〜しても反応してしまう。
これじゃあいかんな、と。
子どもが帰って来ると、一瞬にして、険悪なエネルギーで部屋の中が満ちてしまう。そんな空気を察してか、我が家の犬は怖がって娘には近寄らない。怯える犬を見て、さらにイライラが募る娘。も〜悪循環。
これ、どうにかしたいなぁと思っていたのだけど、どうにもできず・・・何ヶ月も経ってしまった。
でも、ようやく解決策がひらめいたっ!
「ついでに精神を鍛えてみよう」ということで、チャレンジしてみた。
どんなチャレンジかというと・・・
どんなにイライラをぶつけられたとしても、どんな理不尽なことで「全部ママのせい!」と怒られようとも、感情でもなく、思考でもなく、肉体でもない、命の源泉というか、永遠不滅のエネルギーにしっかりと浸ったままでいる。
というチャレンジ。
これが結構難しいチャレンジだったのだけど、だんだんできるようになってきた。
相手がどんなに怒っていても、頑張って自分だけは平穏の中にいると、その相手に電波のように伝わるみたい。
その逆を私はやっていたのかな。相手のイライラの電波をキャッチして、同じイライラで条件反射するみたいな。
相手に同調するほうが簡単なのだけど、踏ん張って、自分の平穏の中にいるようにした。
するとどうだろう。あんなにイライラをぶつけてきた娘が、全くイライラしなくなったり、または、嫌な出来事があったら、今までは八つ当たりが先だったのに、その出来事をちゃんと説明してくれるようになった。だから私も静かに理解できるようになってきた。
不思議だなぁ。
今まで私は条件反射で行動したり、感情をぶちまけてしまったりしてきたのだと気づかされた。外では理性が働くから、あまりそういうことにはならないけど、家族には理性が働かないので、かなり条件反射的に感情を表現していたのだと思う。それじゃあ成長がないよね。
よかった。暇人で。暇だからこそ、心の余裕が生まれてできるようになってきたのかもしれない。
まだまだ練習は必要だけど、なんとか続けてみようと思う。
いつでも、どんなときでも、命の源泉、意識の出所、感情・思考・肉体ではないところ、そういった永久不滅のエネルギーに繋がっていたい。
きっとそれが今の私の1番の解決策。
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