【失恋は酒で忘れられるのか】You Proof - Morgan Wallen【歌詞和訳&解説】
【歌詞和訳&解説】You Proof - Morgan Wallen
酒飲みは、人生においての問題を忘れるという目的で酒に頼ることがある。しかし、実際には差し迫った問題を酒で片付けることはできないと言う人がいるのをご存知だろうか。organ Wallenの「You Proof」は、遠回しにそのようなコンセプトに基づいている。
もっと言えば、このシンガーが忘れようとしているのは、言ってみれば、元恋人のことなのだ。それは彼が失恋していることを別の言い方で表している。モーガンはこの目的を達成するために、90~100プルーフの強い酒を飲んでいる。ウォッカやウィスキーのような一般的な強い酒は80プルーフで、基本的にアルコール度数は40%。90〜100プルーフは45〜50%のアルコール度数ということになり、ラベルでは想像できないほど強い酒ということになる。
いや、むしろ「彼女との関係を忘れたい」というのがこの曲の心情と言えるかもしれない。しかし、残念なことに、タイトルが意味するように、実際にそのような結果をもたらす「酒」はないのです。
[Verse 1]
Yeah, I've been throwin' down the whiskey
ウイスキーをがぶ飲みして飲み干したぜ
*throwin' down = がぶ飲みで飲み干すイメージ
I ought to get my money back
払った金を取り返さなくちゃ
Someone said it drowns the memory
誰かが酒は記憶をあやふやにするって言ってたな
Aw, but it ain't doin' jack
おぉ、でもジャックはそんなことしないぜ
*jack = ジャックダニエルというウイスキー
Yeah, I've been sippin', I've been buzzin'
ちょびちょび飲んでたし、ほろ酔いだったんだ
Shootin' doubles like it's nothin'
タブルを何杯も余裕で流し込んでた
*doubles = ダブルのショット
Aw, but nothin' makes you go away
あぁ、でも何をしても君がどこかに消えない
[Chorus]
I need something "You proof"
君の酒が欲しいよ
*proof = アルコールの強さの指標
アメリカンプルーフは、0.5倍するとアルコール度数になります。
例えば、80アメリカンプルーフはアルコール度数40度を意味します。(サントリーHP参照)
Something stronger than I'm used to
慣れた酒より強いやつを
Yeah, I've been pullin' 90 to 100
45%から50%の酒を飲んでいるけど
Feel like nothing's gonna cut it, that's the hard truth
何にも変わりそうにないぜ、悲しい現実だ
Yeah, I need something "You proof"
君の酒が欲しいよ
Aw, I need something "You proof"
[Verse 2]
Poured 'em up 'til they're shutting 'em down, yeah
店が閉まるまで酒を注いでたんだ
You never ain't not around, yeah
君は二度と現れることはないんだ
Don't matter what time or town, I can't get you gone
時間や街は関係なく君を忘れられない
Turned the bar, yeah, upside down
このバーをひっくり返した
Just lookin' for somethin' that does it
ただそうできる何かを探してる
I'd give up all my money
全財産を投げ出せるものを
[Chorus]
I need something "You proof"
君の酒が欲しいよ
Something stronger than I'm used to
慣れた酒より強いやつを
Yeah, I've been pullin' 90 to 100
45%から50%の酒を飲んでいるけど
Feel like nothing's gonna cut it, that's the hard truth
何にも変わりそうにないぜ、悲しい現実だ
Yeah, I need something "You proof"
君の酒が欲しいよ
Aw, I need something "You proof"
[Bridge]
Hey, I've been mixing liquors tryin' to get you gone
君を消そうと思ってひたすら酒を飲んだんだ
Aw, but I must be doing somethin' wrong
でも俺は間違ったことをしているに決まってる
'Cause I've been working hard to fade your memory
だって君との思い出を消そうと必死になっているんだから
Baby, but the only thing faded is me
ベイビー、たった一つ消えたのは俺自身だよ
[Chorus]
Aw, I need something "You proof"
君の酒が欲しいよ
I need something "You proof"
君の酒が欲しいよ
Something stronger than I'm used to
慣れた酒より強いやつを
Yeah, I've been pullin' 90 to 100
45%から50%の酒を飲んでいるけど
Feel like nothing's gonna cut it, that's the hard truth
何にも変わりそうにないぜ、悲しい現実だ
Yeah, I need something "You proof"
君の酒が欲しいよ
[Outro]
Don't matter what time or town, I can't get you gone
時間や街は関係なく君を忘れられない
Turned the bar, yeah, upside down
このバーをひっくり返した
Just lookin' for somethin' that does it
ただそうできる何かを探してる
I'd give up all my money
全財産を投げ出せるものを
Ain't nobody sellin' nothin' "You proof"
誰も君の酒なんて売ってないんだ
ちなみに、モーガン・ウォーレンの故郷である米国で合法的に購入できる最も強い酒は、192プルーフ、つまりアルコール度数はなんと95%だそうです。