見出し画像

薬剤師の思いつき、その②

本日も思いつきを一つ提案してみようと思います。薬局で行えそうなサービスです。

すでに実践しているところを知っているよという方は教えてください。全力で調べます!
またすでに実践した方が居れば、その成果や苦悩などを共有していただけると大変嬉しいです!

問題点の指摘はありがたく受け止めていきます。
是非ともご指摘いただき、改善させてください!


では、その②です。

〜お薬手帳カバーの運用②〜

昨日の投稿の続きとなりますので、まずはそちらをご覧ください。お薬手帳カバーは意外と使える気がしています。

・会員証として

大手の調剤チェーンやドラッグストアでは、ポイントカードなどを利用したサービスがよく見られます。(当店の系列店でも、スタンプカードが利用されています。)

会社により得られるサービスはまちまちですが、利用者にとって会員証は、「ないよりは、あったほうがいい」というのが大概の反応でしょう。

「カードばかりになっちゃうから要らない」という方もいますが、これはカードではありません。お薬手帳のカバーです。断られる理由もかもしれません。

薬局側のメリットとして
例えば物販のみの利用者にも提示を求めることができます。内服中の薬との関連性を考えたり、「いつも来る方なのはわかるけど、名前が出てこない…」という場合にも使えます。

・会員サイトの立ち上げ

患者さんへのメリットとしては、
薬剤師との密接&オンラインの交流が提案可能と考えています。例えばかかりつけ薬剤師へのQ&Aチャットの設置や、会員限定のイベントスケジュールを掲載するなども考えられそうです。(企画する勉強会については、すこし考えていることがあるので、またいつか)

顔の見えるいつもの薬剤師だからこそ、相談できることがあるだろうし、逆に会員限定に絞ることで薬剤師の親切心疲れを抑えることができます。
相談事に回答する上で、投薬時の記録や患者キャラクターを把握していることが、薬剤師の助けとなることは言うまでもありません。

認知度は不明ですが、YaQuuという薬剤師の求人サイトにて、薬剤師による知恵袋のようなサービスが提供されてます。こちらでは不特定多数の見知らぬ相談者がおり、その対応は薬剤師の善意によって守られている印象が強いです。薬剤師のメリットはほとんどないにも関わらず、公開情報のため受け答えが慎重且つハイクオリティで提供側の体力が心配だったりします。(運営サイドにいる薬剤師が対応しているのではないかと思いますが)
また不特定な誰かの相談に対応するには、その相手について様々な可能性を考える必要があり、回答が煩雑になる可能性もあるので、その点でも会員限定に的を絞る利点はあるかと思います。


調剤喫茶farmateíaでは、会員限定の勉強会など各種イベントを定期的に行う予定です。理由は薬剤師が1対1で指導する際に、患者さんから受ける質問が大抵決まっていることや、患者さんがせっかく薬剤師の守備範囲の事に興味を持っていたとしても、学びにいく場所が限られている事実があるからです。

他にも、薬剤師を指名できる来局予約システムを作り10分単位で個室指導を行うのも良いでしょう。ここで仮に10分100円などの追加料金を求めた場合、現行の制度に触れてしまうかもしれないので、確認が必要かもしれません。
個室で確約された時間が得られるので患者さんにとってもメリットが大きいとは思いますが…。
話が長くなりがちな患者さんに、「ゆっくり話を聞いてあげたいから、個室の予約を取って!」などと言えば、ありがちな時間泥棒からも解放されるかもしれません。

などなど、薬局における会員限定サービスの需要はいかがでしょうか?

野望をひとつ言うならば、この会員サイトでは薬剤師の日々の働きを発信して行きたいと思っています!
薬剤師が何をしているかを知らない方が多いのは、これまで薬剤師が動いてこなかったツケに他なりません。
薬剤師の存在意義や必要性,価値が評価されていないのは、実務上の成果を一般に発信してこなかったからです。「今日は処方せんの入力間違いがありました。このまま投与されていたら〜」「今日は予約日までの処方日数が足りていなかったので〜」「残薬調節により、医療費削減が〜」なんていうのを公開していければいいなと思います。
これをするには、面薬局であることがほぼ必須ですね。また、そこが必須となるからこそ、発信できていない負の歴史があるのでしょう。(門前薬局が当たり前の時代では、疑義照会内容を公表することは、門前医院の信用を傷つけることに直結していた。)


ではまた


追記
本年の診療報酬改定により、「かかりつけ薬局名を患者またはその家族等に記載してもらうこと」とされましたが、このお薬手帳カバーでも代用可能かははっきりわからなかったです。スタンプが有効ならいけるのでは?とも思いますが、着脱可能であることが引っかかる気もします。


サポートありがとうございます! 栄養ドリンクに変えさせていただきます!!💪