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読書記録ログ

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私の読書記録です。
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2022年10月の記事一覧

他人に興味がない理由は分かったが—『2度目の会話が続きません』

会話が苦手だ。とはいえ結婚式場で映像カメラマンのアルバイトをやっていた時期もあるので、初…

chov
2年前
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これは能力主義に対する信仰だ—『PEAK 超一流になるのは才能か努力か』

才能と努力を対比させつつ描くエンタメは多い。最近だと『はねバド!』はとても好きだ。本書は…

chov
2年前
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実務面と歴史面のチグハグが気になる—『脱税の世界史』

確かKindle月替わりセールで購入。読み物としては面白いが、歴史を語る書籍としては新書という…

chov
2年前
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著者の赤裸々な告白に力付けられる—『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』

ネット書店とリアル書店、デジタルなメモとアナログなメモ、物理書籍と電子書籍など、様々な戦…

chov
2年前
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同時代の文章からしか味わえない趣き、それだけじゃない—『地方の王国』

55年体制における日本政治には恩顧主義(clientlism)という重要な側面がある。詳細は武内和人先…

chov
2年前
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ユニークな宇宙論への招待で、SF作家の凄さがわかる—『宇宙人と出会う前に読む本』

様々な宇宙人が集う宇宙ステーションで、様々な宇宙人と話しつつ宇宙論を紹介するユニークな構…

chov
2年前
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本質は「25分+5分」じゃないと思うんだ—『ポモドーロ・テクニック入門』

ポモドーロ・テクニックのことは知っていた。25分集中して、5分休憩するやつである。何回か試したが、正直あんまり好きでなかった。 いいところで集中が切られるし、学校のように管理されている感じがしてしまう。自分には合わないな…と思っていたのだが、これもちゃんと本を読むと印象が変わるテクニックだった。 実のところ、ポモドーロ・テクニックにおいて大事なのは「一定の時間単位に揃えることで見積もりの予測可能性を上げる」ことにある。少なくとも私はそう感じた。 25分-5分のリズムは本

コンピュータを持つナチスを通して現代に警鐘を鳴らすSF―『NSA』

ハヤカワnoteでの紹介はこちら。 もしもナチスドイツがコンピュータと携帯電話網を持っていた…

chov
2年前
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私はOKRについて誤解していた——『OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法…

読書記録は月でまとめるより、都度書いたほうが良いなと思い、前回から一冊ごとに書くことにし…

chov
2年前
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