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【OKAMOTO’S】ロッケンロールと地元のツレ in浅草

幼馴染と幼馴染バンドのライブに行ってみた

 私には小学生の頃に出会って10年以上の付き合いになる幼馴染がいる。高校以降の進学先は違うし、互いに引っ越して他県に住んでるから、月に何回も会う友情度数が高めな年もあれば、季節の変わり目に元気か確認するだけのさっぱりした年もある。2つのモードを繰り返しながら一緒に年を重ねた幼馴染とOKAMOTO’Sのライブに行ってきた。

 2023年はアツアツの年で、音楽好きな私たちは互いの好きなアーティストを紹介しライブにいくのがブームだった。今回参加したライブは1/9に浅草で開催された「出張!オカモト―ク」というトークと演奏の割合が7:3くらいの構成で、幼馴染はOKAMOTO'S初心者の私が楽しめるか心配していた。でも、その心配は杞憂に終わった。午後9時、熱気が充満したライブ会場から寒空の下に放たれた私はOKAMOTO'Sにメロメロになっていた。

スマホで見つけられるもんなんて、親指くらいの価値

 トークゾーンでファンからの質問に答えるコーナーがあり、「いつもどのようにして音楽を見つけていますか」という質問がされた。その質問に対する答えが私にビビッと来てしまった。答えは「レコードショップなどに足を運んで見つけている」とのことだった。そして続けて、「今はサブスクなどで世界中の音楽を聴ける時代だけれども、でもそこで見つけられるものはスマホの操作に使った親指くらいの価値」と答えた。

 例外はもちろんあるけれども、その通りだと私も思う。私の2023年を彩ってくれた最高の音楽たちは、いつだってフェスや出かけ先など肉体活動の中にで待っていた。「この曲に会った時、めちゃくちゃ暑かったな」とか「代々木のカラオケでアイツが歌ってた曲だわ」とか、曲から連想される思い出が音楽を「自分にとって特別なもの」にしていくのだと思う。

 同時に最近ご飯屋を事前にインスタで調べて決めている自分に気付いた。これからは自分の足で探して、目で確かめて、おいしいかどうかちゃんとドキドキしてみようと思う。ご飯だけじゃなくて、旅行でどこを観光するかとか、それらすべて。いつか『アナザースカイ』に出る日が来るかもしれないし、その時言えるエピソードは物語があった方が絶対にドラマティックだよね。

コンテンツ紹介:chelmico『OK,Cheers!』

 今回おすすめするコンテンツは、chelmico『OK,Cheers!』

 ライブの前、浅草のお味噌汁専門店でランチし、浅草寺でお祈りし、カラオケに6時間滞在した。その時に狂ったように歌った曲がこの『OK,cheers!』。
 
 この曲は大切な人の良い知らせを「OK,cheers!(オッケー、乾杯!)」とお祝いする最高にキュートな曲だ。つい飛び上がってしまうような嬉しい瞬間も、手のひらに爪を食い込ませるような辛い瞬間もお互いを見てきた2人が歌うからこその良さが詰まっている。

 特にAメロの「なんか嬉しいなぁ まるで自分のことのように否! やっぱ自分のことよりlovelyじゃん」とか、サビの「スポットライトに照らされて 踊ってほしいなベイベー」が私にとってのラブリーな人たちが思い出されて泣きそうになる。大切な人には「ずっと光の中にあってくれ…」と切実に思っちゃうよね。
 
 いつか幼馴染に素敵なことが訪れたとき、『OK,cheers!』を贈りたいと思う。ぜひみんな聞いてみてね!

 

 
 



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