記事一覧
ひよこ豆を茹でて、フムスを作って食べました
宮本輝さんの『草花たちの静かな誓い』(集英社文庫)を読んだ。
中江有里さんが解説の中で「よい小説は自然に非日常へ誘ってくれる」と書いていたが、読後数日たってもロサンゼルス郊外の高級住宅街の庭で風に吹かれている気分が続いている。
ストーリーとしては、本当につらい出来事が語られている。でも、登場人物たちの強さや、太陽と海風を感じさせる土地、生い茂る庭の草花たちが小説を重くつらいものにしていない。海風
ショパンが好きになった
大人になってから始めたピアノレッスン。今練習しているピアノ曲は、ショパンの「子犬のワルツ」。楽譜をみたときに、そんなに難しくなさそうだと思って選んだのだけれど、思わぬところにいろんな音のしかけがあって難しい。たくさん練習しないと弾けそうもない。ショパンっておもしろいなあと思い始めたとき、『すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子:著)を読んだ。
始めて人を好きになった時の胸の苦しさを思い出させてくれ
整くんに触発されて昭和のカレーを
今期、TVerに登録して見ているドラマが、「ミステリという勿れ」。主人公の整くんの言うことがいちいち納得できて、なんだか私の中でもやもやしていたものを整えてくれてて、毎回、2回くらい同じ回をみている。
で、そんなにみていると、どうしても食べたくなるのが、整くんが作っているカレー。ジャワカレーをベースにしているんだけど、いかにも昔ながらの日本の食卓に出される定番カレー。ということで、たぶんジャワカ
夜遅くに天ぷら
午後10時過ぎに、こごみとタラの芽、ピーマンの天ぷらとウイスキーソーダ。
夜遅くに油ものなんて、本当に久しぶり。
昔録画しておいた映画「マザーウォーター」みながら、バクバク食べて飲みました。うまうま。
川のそばに住んでみたいなあ。
圧倒的なもの 「No.9 The Immortal Melody」_あれこれ観劇ダイアリー
12月18日、赤坂ACTシアターに「No.9 不滅の旋律」の舞台を観に行ってきました。
事前に連絡先の登録、半分の客席、消毒…と、感染症対策がしっかりとられた席に座ったとき、仕方がないとわかってはいても、正直、マスクが邪魔だな・・・と感じたけれど、舞台の幕があいたとたん、マスクをしている自分をすっかり忘れてしまっていた。
圧倒的な音楽と演者たちの情熱が押し寄せてきて、胸がいっぱいになった。
楽しみ、美味しいは心に効くね 『ライオンのおやつ』_あれこれ読書ダイアリー
『ライオンのおやつ』 小川糸:著 ポプラ社:刊 2009年10月7日初版小学校のときからの幼馴染で、「生活を楽しんでいることを書いた小説」が大好きな友だちに借り、『ライオンのおやつ』を読みました。
ゆったりとした時間が流れる瀬戸内のレモン島。そこにあるホスピス「ライオンの家」では、日曜日におやつの時間があって、入居者がリクエストしたおやつが「おやつの間」でみんなにふるまわれます。誰か一人のリクエ