サポーターにできるスポンサード効果を極大化する方法
①はじめに
突然ですが、一般にプロスポーツにおけるスポンサード効果は3つの視点から意思決定されているのではないかと想像しています。
一つが広告宣伝効果。スタジアムに看板を出したり、選手とのコラボCMを作成することで企業の存在を知って貰い、売上に結びつけるというのが目的。ALSOKのCMは非常に上手くやっているなといつも思います。
もう一つが地域社会貢献…いわゆるCSR的発想です。「企業の社会的責任」という考え方は随分と浸透しました。そういえば東京五輪に協賛した企業はイメージアップに繋がっているそうです。
最後の一つがスポンサー企業同士の関係性に期待してするもの。大宮アルディージャや浦和レッズはその道の先駆者ですね。
タイトルの「スポンサード効果を極大化する方法」というのは主に1つ目をターゲットにしています。すなわち、スポンサー企業に「スポンサードしたことでプラスの効果があった」と認識して貰う機会を増やし、効果を高め、ひいてはスポンサー料や契約が増えないかなと妄想する作業をいいます。
ただの妄想ですから真偽の程は実際にスポンサードして確かめて下さい!
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②誰でもできるスポンサー宣伝法(初級編)
サポーター1人の持つ力は正直大したことがありません。年間パスを買ってスタジアムで応援しても、入場料収入は全体の0.01%がいいところでしょう。応援の声だって一人で出せる声量には限度があります。
他方で、サポーターの強みとはその数。たくさんのサポーターが群れのように一体となってお金を落とし、声を上げることで初めてサポーターは力を持つことができるのです。
そして、昨今はSNSという非常に便利なツールが普及しました。使い方次第ではありますが、SNSは非常に大きな影響力を発揮します。数が取り柄のサポーターとも大変相性がいいのがポイント。
そこでオススメしたいのがスポンサーの名前を省略せずにきちんと書き込むことです。広島サポなら当然知っていると思いますが、森保一氏はスポンサー名を意識的に省略しない御仁。こういう配慮を我々もするべきではないでしょうか。
森保監督、異例の謝罪行脚!律儀、実直な“ポイチ流”で信頼築く― スポニチ Sponichi Annex サッカー[ 2018年9月13日 05:30 ]
スポンサーに配慮し、森保監督は今回のコスタリカ戦について語る際に必ず「キリンチャレンジ杯」の冠名を付けて話すなど、律義で実直な人柄が魅力。代表強化にはクラブと良好な関係を築くことが不可欠だが、ポイチ監督なら心配なさそうだ。
また、その試合をスポンサードしてくれた企業がいるときに、きちんとそのスポンサー名を書くよう意識することも効果的だと思います。スポンサードしてくれた企業は、お金を出して時間を割いてくれているはず。試合後にそのスポンサー名で検索したらたくさんヒットすると状況は胸に響くのではないでしょうか。
あとは、「◯◯(企業名)スポンサードゲーム」というツイートを公式がしていたら積極的にリツイートするなども大切なこと。要するに、スポンサードしたことでその企業名・商品名が多くの人の目に留まったと企業が感じてくれることが大事。
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③実際に買ってみよう(中級編)
実際にコストがかかってきますが、リアルにスポンサーの商品を買うというのも一つのスポンサー支援の形です。一番理想的なのはヴァンフォーレ甲府サポーターとはくばくの関係でしょう。
前述したようにサポーター一人一人の力は大したことがないのですが、それを結集すればこういった世の中を動かす力になるはずなのです。
その昔某所で当たり前のように貼られていたことですが、こういう意識を持っておいて買い物するときは優先的に使うようにするというのは立派な支援だと思います。購入時にアンケートなんかがあれば「サンフレッチェ広島のスポンサーだから」と書いておくと最高です。
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④スポンサー工場見学ツアー(上級編)
最近の思いつきなのですが、スポンサーの工場見学を観戦ツアーに組み込めないでしょうか。例えば広島の場合、マツダであったりにしき堂であったりと工場見学をすると楽しい大きな企業がスポンサーとなってくれています。
その工場見学をした後に試合に向かう。もちろんユニフォームを着た上で、です。人数を揃えてすればさらに効果があるでしょう。団体観戦プランを活用できたら最高です。
もちろん工場見学ができる企業の数は限られると思いますし、工場見学の日程と試合日程が上手く噛み合うことも多くはないと思いますが、対応する職員さんにもアピールできますし、工場見学楽しいし、最高のイベントにできるのではないかという気がしています。このアイディアパクって下さい。
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⑤札幌サポの横断幕を見習いたい(番外編)
2013年の最終節にコンサドーレ札幌の横断幕はサポーターがスポンサード効果を極大化した事例の一つだと思います。
これは一人でできることではありませんが、これほど価値のある横断幕は他にないでしょう。センスもいい。ホーム最終戦に実行したことでメインスポンサーの目にも留まったはずです。
心理面ばかり攻めてどうするという批判があるかもしれませんが、自分がそのスポンサードを推し進める立場だとしたらどうでしょうか。他の社員に対して「これだけ効果があったからスポンサードして良かったでしょう?」と言える状況の方が楽じゃないですか?そのアシストをしてあげるのです(サッカーだけに)。
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⑥スポンサー企業に迷惑をかけることは万死に値する
ここまでスポンサード効果を高める話ばかりしてきましたが、その逆、つまりスポンサード効果を押し下げる行為をしないということも非常に重要な支援です。
その最たる例がユニフォームを着たときはクラブの一員であるという意識作りではないでしょうか。ユニフォームにスポンサーが表示されているのは言うまでもありません。その格好で迷惑行為等をするとクラブだけでなくスポンサーにとってのネガティブキャンペーンにもなりかねないのです。
もちろんユニフォームを持っている全員にその高い意識を求めることは不可能でしょうが、少なくともサポーターを自称する方々は当然にその意識を持っておくべきだと思います。クラブの看板を背負っているのですから。
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⑦おわりに
長々と書きましたが、改めて宣言しておきましょう。上記の内容が本当に効果的なのかどうかは一サポーターなので知りません。ただ、自分が企業の担当者だったらどうだろうと想像していくと、こういった積み重ねがプラスに働くのではないかなと期待しています。
サポーターのできることを考えるとき、一番大事なのは「手軽」「気軽」「気楽」が大事なことだと思っています。そうでないと続かない。サポーターは1人じゃ何も生み出せませんが、数がいるのが強み。ならばこそハードルは極力下げるべきです。
自分のできそうなハードルを設定して継続的にスポンサーに対して感謝の念を「声に出して」捧げていく。それがサポーターのできる唯一で最大のことなのではないかと思うのです。あと、ネガキャンだけはダメ絶対。
クラブにはクラブにできるメリット提示を頑張って貰って、サポーターはサポーターにできるメリット提示をしていけたらいいなぁって。
サポートして頂いた金額は、広島のスタジアム建設募金に全額寄付する予定です。