見出し画像

乗ったNo.1-10【のり鉄】蘇州地下鉄11号線からの上海地下鉄11号線

達成日: 2023年8月13日
場所: 中国江蘇省蘇州市星海広場駅
お薦め度: ★★★★★

 2023年6月24日、上海軌道交通(上海地下鉄)11号線に昆山市の花橋駅で直接乗り換えができる蘇州軌道交通(蘇州地下鉄)11号線が開通しました。

蘇州地下鉄11号線(百度地图より引用)

このニュースは両都市が一体化し、更に大きな経済圏が生まれるという非常に大きな意味をもつものであります。これまでこの二都市間は高速鉄道で移動していましたが、この接続により高速鉄道のチケットを予約したりする事なく、当日突然気軽に両都市を行き来する事が可能となったのです。例えば蘇州市の一大観光拠点である東方之門(东方之门)から上海の発展の象徴である東方明珠テレビタワー(东方明珠电视塔)のある陆家嘴駅まで行こうとするとこんな感じ!3時間近くかかり、非効率ではありますけど、途中下車しようと思えば出来るし、だらだらと乗り換え乗り換えすれば僅か17元(約340円)で着いてしまうのです!

東方之門から東方明珠電視塔(百度地图より引用)

これは実際に乗って体験するしかない!とばかりに早速、蘇州から上海への乗り換えを実体験して来ました。

 常州から高速鉄道で蘇州に移動してきたので、蘇州市から出発します。11号線は市内中心部を通る3号線と唯亭駅で繋がりますが、宿泊場所の関係で1号線の星海广场駅から乗り、东方之门駅で3号線に乗りました。
 唯亭駅から先も直通なのかと思いきや、ホームの向かいの車両に乗り換えです。 乗り換えるのに駅員さんが大声で指示しています。人が多い訳でもなく、何か問題が起こってる訳でもないのですが、新開通の路線、蘇州軌道交通の駅員さんもはりきっているのでしょう。
おや?

ホームの一番前がガラス張りになっているとは珍しい構造です。
他の地下鉄で見たことありません。
先頭車両に乗り込んでみると…!!

て、テツです!中国のテツがかぶりつきで前方を見てます😲
なるほど!
蘇州軌道11号線は完全無人運行の「GoAレベル4」の採用の自動運行地下鉄路線なので、運転席無いため、前方が見える構造にした様です。
ここから中国テツの歴史が初まるのでしょうか…?😆

さて、蘇州軌道交通11号線のり鉄旅は昆山市の「玉山広場」駅で途中下車です。ここで降りる理由、それは蘇州麺で超有名な「奥灶馆」で蘇州麺を食べるためです。
降りてみると…!!

むっちゃオサレな駅!
何故かホームウロウロしてるおじいちゃんたちもいたりして、おらが村に地下鉄がやってきた感(笑)。
駅を出ると周囲はまだまだ工事中で、これからっていう感じの町。
駅から歩いて8分程で目的地の奥灶馆に着きました。映える外観!
期待が高まります。

が、しかーし!
何と昼休憩あったんですね、ここ。
「已经结束了。」
次は16:30〜だそうで、泣く泣く諦めました…

代わりに近所のめちゃジモト系のおばあちゃんがやってる麺館で食べたけどこれはこれでまあ、良かったとしよう。

玉山广场駅に戻り、再び乗車。苏州軌道交通11号線全線制覇し、花桥駅到着。何と!あんな長距離の間、蘇州軌道交通ずーーーっと地下でした。金持ってるなぁ。
おお、見えてきました上海地下鉄11号線。

乗り換えには一旦改札を出る必要がありました。乗り換え通路にはまだ開通を祝う余韻が残っていました。

ここが境界!ここから先は上海軌道の管轄の様です。
直通でないのが残念ですが、まあこれでも十分と思います。

何と、地下1階から3階への乗り換えでした!上海地下鉄、地上なんかい😲

1回精算して、再び上海地下鉄のQRコードで入りましたが、蘇州の方のQRコードはそのまま乗り換えも対応してるみたいでした(やってみてない)。なお、AlipayのQRコード交通カードは都市に近づくとGPS(というか中国の位置情報システムなので“北斗”)で検知して自動的にその地域のカードに変わり、初めて使う場合は登録が必要ですが、使ったことあれば直ぐにそれに切り替わって使えます。便利過ぎる。日本も見習って欲しい。

さて、上海地下鉄11号線の方の花橋駅から上海市内に向けて出発です!

嘉定区の端にあるこの駅から乗って、同行者との旅は上海中心部にて終了。バカバカしいのり鉄旅に付き合ってくれてありがとう。
その後私は更に乗り継いで上海市の端っこ、16号線の滴水湖駅まで行きました。
4時間越え(途中下車したけど)ってアホか!(笑)
でもやってみて良かった!とても良い思い出になりました。

サポート頂けると嬉しいです。次の中国取材の費用の足しにします。