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地方での音楽活動の勝ち筋【シンガーソングライター編】

すみません。タイトルは”釣り”です。本来、音楽活動に勝ちも負けもありません。

ただ、、、

音楽活動の在り方や方向性について、自身が思うような活動ができていないミュージシャンが本当に多いのだなという実感があり、僕が20年超の地方での音楽活動で積み上げたものの中に、ヒントになるものがあるのでは?!と思い記します。

僕自身はシンガーソングライター:たまいやすゆきとして、長野県の南の方(”南信州”と言われる人口15万人ほどのエリア)をホームに活動しています。※メインでの活動はたまいよーすけ(n)というユニットです。

面積は東京都とさほど違わない大きさですが、人口は東京都の約1/90。

人口だけを考えると、何か活動することにおいて【人が多い=良い】となりがちですが、「実はそんなことも無いんだぜ👍」というのが本記事で伝えたいことになります。

20代のときに上京して2年ほど東京での音楽活動にチャレンジした身として、一番感じるのが、

人口が多いエリアと地方では戦略が違う

という部分です。もちろんどんな場所でも通用するノウハウはあると思うのですが、僕自身が ”地域性” を意識して活動し出してから、音楽そのものがずいぶん楽になったので、人口の違いによる戦略の違いに活路を見出しました。

地方の音楽活動の勝ち筋とは

「釣り」と言っておきながらまたも ”勝ち筋” などとのたまいますが、地方での音楽活動を楽にするためのノウハウ・・・と言うより「マインド」的な心得があると感じています。僕はそれを実践・実行・反省し、自分の音楽活動における課題をクリアしてきました。

そのマインドとやらを披露する前にまず、地方ミュージシャンの課題を整理しておきます。

課題として、

  • 演奏機会

  • ファンとの出会い

  • 音楽での収入

この3つの「少なさ」を感じることが多いと思うのですが、いかがでしょうか??僕もこの3点でずっとモヤモヤし、長い事 ”自分らしい音楽活動とは何か?” を模索して来たように思います。

この3つの課題の原因を「人口が少ないからだ!」と断じることは簡単ですが、自分がコントロールできないことに意識を向けたところで解決策は見えてきません。

人口問題に対処しようとすれば「じゃ、上京して大都市で活動すればいいよね」となります。ビジネス的に見れば、パイの大きな場所で活動することは運命を大きく左右しますので、ある意味正しいと言えるのですが、当然競争も激化します。

僕も2年に及ぶ東京での音楽活動で、「自分と同じようなスタイルのミュージシャンが山ほど居る」ことを実感しました。本来ファンやお客さんに向けたい意識が、どうしてもライバルに向いてしまうことにもヤキモキしつづけた2年だったと思い返します。

地方に眠っているチャンス

東京での音楽活動に区切りを付けた僕は、いわゆる ”出戻り” で自分の生まれ故郷の南信州で音楽活動を再開するのですが、地に足をつけてじっくり活動してみると、人口が少ないなりの活動の仕方が見えてきます。そう『戦略』です。

戦略とは ”戦いを略す” と書く通り、無駄に競わないためのロードマップのことです。

地方での音楽活動を豊かなものにできるかどうかは、自分の価値観や理念、活動スタイル、地域性などを反映した「自分らしい戦略」が持てるかどうかにかかっています。

そのうえで

  • 少ないチャンスをものにする

  • チャンス自体を作り出す

この考え方を味方にして、少しずつ実績を積み上げていく。そんな方法で僕の音楽活動は軌道に乗りました。

人口が少ないことは決してマイナスではなかったのです。

人口が少ないことのメリット

『人口が少ない=チャンスが少ない』

とは言えない。というのが僕の感じているところです。

実際に、東京の1/90の人口である南信州で活動する僕らは、自分で企画することなく年間30本ほどのライブオファーをいただいていますし、誰かと競うようなことも無く自由に音楽ができています。(注:プロミュージシャンになれたという意味ではありません)

↑こんな感じのライブスケジュール

この、”ライブオファーをいただく” というのが、地方における音楽活動を楽に・豊かにするポイントになります。

もちろん、地方・田舎だからといって簡単にライブオファーをいただくことはできません。確固たる信念、自分の思いを再定義したロードマップを持ち、その道標に従って進むからこそ「応援」のオファーが来るのです。

一度応援され出すと、その応援が拡散されるスピードが早いのが地方の良いところです。ライバル(人口)が少ないことがここで活きてくるわけです^^

ライブオファーをもらえると、

  • 集客を手伝ってもらえる

  • 新しいお客さんにどんどん出会える

  • 収益に結びつく

という好循環が生まれます。たとえば人が集まるイベントに呼んでもらえたり、出演料をいただけるライブも増えます。

そのように活動する具体的な方法は??

と言われると、noteの1記事では伝えきれないほどあるため、下記の無料メールマガジンでポツポツと共有しています。地方で ”応援されながら” 音楽活動をするために、めちゃめちゃ大事なことを月2〜3回のペースでお届けしています。↓↓↓

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地方に蔓延している価値観に負けないで

僕の故郷はそれこそ ”THE 田舎” というほど山の中で、よく言えば「長閑(のどか)」、悪く言えば「何も無い、何もできない」地域。

そんな田舎をベースに、今では県外も含め、毎週のようにどこかで歌わせてもらっているのだから不思議です。

今でこそ田舎の価値が見直されていると感じますが、僕が多感だった10代後半〜20代くらいまでは、「田舎は都会化することが正しい」「田舎にはチャンスが無い」といった価値観が蔓延していました。

その価値観に当てられて、僕も一度は上京しているのだから、地域に流れる空気やその環境が及ぼす影響の大きさは、一個人ではなかなか抗いがたいものがあります。

確かに、都会的なものは何もないし、人もいない(笑)情報も遅く、先進的なものに触れたければ都会を目指すしかありませんでした。

都会へのコンプレックスが、地方・田舎をさらに閉鎖的にさせていたのでしょう。

しかし今ではこう思います。

東京などの都会・都心を「地方」の対義語としてとらえるのではなく、自分が住む地域らしい活動とはなにか?を考え尽くした先に、自分の活動の答えが見つかるのだと。

答えは自分の中にある。
ヒントは自分の外にある。

地域で輝ける、あなたらしい音楽活動のロードマップを手に入れてください。

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