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日記が創作欲求と再会させてくれた話

ハードワーク&色んな不調でバタリと倒れてから数週間。休んでいるうちに、ちょっとずつ体調が回復してきた。

回復の要因の一つに、日記を付け始めたことがありそうだ。恋人の日記を読ませてもらって、毎日のできごとと、その時の感情が残っているのが、とても羨ましくなったのがきっかけ。

彼女の日記は禍々しい感情も赤裸々に書かれていた。僕も何回か日記を書いたことがあったが、湧いてしまったことをどうしても認めたくない感情を文章として残したくなかったし、言葉になりきれていない感情の雲に言語という形を与える作業のスピードが遅く、一日分の日記を書き上げるのに必要なエネルギー量が多すぎたため、長続きしなかった。けれど、今は仕事を休んでいるので時間があるし、顕在化していない自分の感情や欲求を言葉として引っ張り上げてやることが必要な気がしている。なので、何回挫折したか分からなくなった、日記を書くことに再挑戦。

今回の方針は、感情や心境といった内面のことだけじゃなくて、できごとや会話の内容もちゃんと書くこと(観念的な内容だけだと書くのに時間がかかって、復職後に続けられなさそうだから)、それから、感情や心境を書くときは、自意識、あるいは規範フィルターを通過した内容だけじゃなくて、心の湖の底で誕生した感情の素を、水面までそっとすくい上げ、言葉にしてやることだ。この2点を意識して書いてみたら、ほぼノンストップで文章が出てくるようになって、自分でもびっくりする。今まで蓋をしていた、言葉になりたがっていた感情たちが一斉に飛び出してくるようになって、あっという間に数千字になってしまうし、日記を書くエネルギーの最小限で済むようになったので、毎日無理なく続けられる。ついでに、このnoteの原稿など、日記以外の文章も書くスピードが上がって、良いこと尽くめだ。

ある日の日記を書いていたら、自分の中の「創作したい!」という強烈な欲求が顔を出してきた。創作欲は物心ついたときからずっと持っていたし、だからこそnoteのアカウントも持っている。だけど、最近は疲労と正体の見えない脳内の渦に攪乱され、すっかり影を潜めていた。作ってナンボの人間だと思っているので、再びこの欲求と再会できたことが嬉しい。日記やnoteだけじゃなくて、短歌も作りたいし、自分にとって使いやすい日記アプリがないので、アプリ開発も挑戦してみたい。日記は続けられたら文フリで売ってみたい。僕は今、久しぶりにわくわくしています。

毎日大長編になってしまう日記、このままだと時間が無くなった時に続けられなさそうなので、そのうち短くまとめるコツを掴みたい。けれど、今は思いのままに沢山書いてしまっても良い気がしている。湧いてくる言葉たちが、自分がどんな人間で、何がしたいのか、ということを教えてくれそうだから。それを知ることが、心身の健康を支えてくれそうだから。

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