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3月12日 シカゴ2日目

朝9時くらいに起床。

ロシア人のマックスとアントンと遭遇。2人とも別に友達ではないらしい。

この日も安定のコロナトークで打ち解ける。

旅をしてて思うけど、LAで遭遇したメンサのヨナみたいなフレンドリーなやつはレアで、基本的にホステルに宿泊してる人は各々自分の時間を過ごしている。

そんななかストイックに挨拶だけはかかさないジャパニーズの僕。

とりあえず、自分から挨拶だけしとけば、なんだかんだその後の数日間も気楽に過ごせるので、僕的にはこの手法を駆使していきたいと思う。

そういえばこの日の朝、初対面だと思って挨拶した兄ちゃんが、実は前日に話したステファンだったという事件があった。

アントンとステファンがベッドをチェンジしてたらしく、そのせいで勘違いが勃発してしまった。

まぁ、白人から見るとアジア人は顔が一緒に見えると同じ現象が僕にも起きてたということにしよう。

それにしても恥ずかしかった。すまねぇステファン。

シカゴ美術館へ

どうやら歩いて15分くらいのとこにあるシカゴ美術館は世界でもトップレベルのコレクションを揃えたすごいとこらしいので行ってみることにした。

1日かかっても全部観れるかどうかわからんくらいのでかさらしい&チケット買うのに意外に並ぶらしいとのことで、10時半のオープンのタイミングでチケットカウンターに並んで購入。

カウンターのお姉さんがむっちゃかわいかった。僕の中でシカゴは美人多い説が濃厚になってきた。

その後、美術館の中には入らず、いったん腹ごしらえへ。

美術館から歩いて5分くらいのとこで、そんなに美味しくないハンバーガーを食べる。たぶんこの旅の中で1番普通のごはんだった。

地球の歩き方に乗ってたから来てみたけど、そうでもないこともあるんだな。そりゃそっか。

先にポテトを完食したせいで、ハンバーガーが冷めてしまったが故かもしれないが、真相は闇の中。

1時間くらいダラダラして、12時くらいからシカゴ美術館へゴー。

外見以上に中が広かった。

というより、コレクションが多すぎて、休憩しながらだったけど、ほんとに丸一日あっても足らんかもなって感じでした。

しかーし、普段は5時に閉館なんですけど、木曜日だけ8時まで開いてるらしく、運に助けられました。

館内は、フラッシュたかなければ写真OK。

入り口で、日本語で書かれたパンフレットをゲットしたので、基本それを頼りにぶらぶらした。

モネとかゴッホとかルノアールとかピカソとか、僕でもかろうじて知ってるレベルの巨匠たちの作品だけでなく、みんな大好きウォーホールや、アジア美術、中世ヨーロッパの美術など、もうほんととりあえずたくさんの作品があったわけなわけです。

これ全部ピカソだったけど、こう見るとほんとにいろんな表現で作品残してたのがわかるっす。

これもピカソなんだけど、美術館の目玉の作品らしい。顔が疲れてるのか笑ってるのかなんともいえない絶妙な表情してた。

大昔のピアノ。家具とかもいっぱい展示されてた。


ローマやギリシャ時代の彫刻、体の一部が欠損しがちということに気づかされました。

アンクルゴッホ。

ゴッホのこの作品よかった。特に左下のおばちゃん。


スーラのこの作品は、シカゴ美術館から出ることは絶対ないらしく、ここでしか見れない代物らしいっす。


でも個人的にはこうゆうやつのほうがテンションあがります。昔の譜面かな。

あと、男の子はこうゆうの好き。

ウォーホールの自画像。こんな顔だったのか。

ほんとに作品が多すぎて、結局、最後は駆け足気味になった。楽しかったけど、でかすぎて疲れた。

この経験はメトロポリタンに活かそう。

このあとホステルに戻る前に、明日のシカゴフィルのコンサートのチケットを買いに行ったんだけど、全部中止になってた。

初めてコロナの影響を感じた。

ブルースセッションへ

帰宅してシャワーを浴びたのち、20時くらいからロザズラウンジというブルースバーを攻める。

街中からは遠いので、タクシーかウーバーで行くのが良い距離。

昔、ギターを教えてくれていた先生の知り合いが、このお店のハウスバンドで演奏してるらしく、そういった繋がりもあって、ここぞとばかり突撃してきました。

運よく今日はセッションデイらしく、あわよくば僕も演奏できるかもしれない。

この旅の目的は、音楽をたくさん浴びるってことなんだけど、そのなかでいくつか細かい目標を設定してて、その目標が、

・教会でゴスペルを聞く
・オーケストラを聞く
・現地のセッションに参加する

の3つでした。

上2つはラッキーなことにサンフランシスコで一応体験できてるから、今日はなんとしてもセッションに参加したかった。

お店はこんな感じ。

店内にはオバマの写真。

オバマはイリノイ州が地元らしく、大統領になる前にこのお店でパーティーしたこともあるらしい。

なんとなく来たロザズラウンジだけど、ほんとは全米で1番最高なブルースバーと言われたりするくらいの名店らしい。

やべーな。

お店に入って、少しのんびりしてたら、僕がギターを教えてもらってた先生のマイメンであり、今日のホストバンドのピアニスト、有吉さんが来られた。

即座に挨拶をする僕。

「お〜、君か〜」と気さくに話しかけてくれる有吉さん。

この方、グラミーに何度もノミネートされてるウルトラ化け物ピアニストで、20年以上前からブルースの街シカゴで活動されている。

アップルミュージックにもあるので、ぜひブルース好きな人は聞いてみてください。イチコロでやられます。AriyoかAriyoshi Sumitoで出てくるはず。

ライブが始まるまでいろんなことを話して下さって、ほんまにありがたかったです。

なかでも印象的なのが「やっぱこの街はブルースが溢れてる」て言ってたこと。

ほんまにブルースが好きなんだなと思いました。

他にもたくさん話してくれたけど、どれも僕にとっては大切なことなので、これ以上は記すまい。

そんなこんなでライブが始まる。まずはホストバンドの演奏。

この女性ボーカル、強烈だった。80歳とは思えない。

演奏が始まると、フロアでダンスする人がちらほら。

こうゆう光景にもいちいち感動してしまう。

この3週間くらいの旅を通して思ったのは、アメリカは音楽のレベルがめちゃくちゃ高いってより、音楽に対してめちゃくちゃオープンだってこと。

もちろん上手な人も多いけど、それよりなによりオープンなんだなって印象が強いです。

良い時間だわ〜。

2時間くらいのホスト陣の演奏の後、セッションタイムへ。

このおっちゃんも、セッションに参加しにきたブルースマン。

むっちゃかっこええ演奏してた。

この写真は、順番待ってる時なんですが、ブルースが溢れてて個人的にお気に入りです。

基本的に自分の楽器を持ってこないとセッションに参加できないんだけど、ホストのギターの方が貸してくれることに。

おぉ、セッション久しぶりだ。緊張するぜ。

そんなこんなで参加してきた。

有吉さんが撮ってくれた写真。

基本、セッションは1ステージ3曲ずつで交代。

ステージ上でみんなでゴニョゴニョして何の曲やるか相談してスタート。

緊張したし、まぁ恥ずかしいミスもしたけど、楽しかった〜〜!!

やっぱこれだよな〜!!

そんなこんなで、最高に最高なひとときだったっす。

深夜1時半くらいに終了。

終わったあと、わざわざ有吉さんが車でホステルに送ってくださった。

車中でもおすすめのライブハウスや、貴重なお話をたくさんしてくださった。

たぶん、有吉さんにとってはどうってことない普通の話なのかもしれないけど、僕にとってはどれも宝物です。

という小学生の作文風な締めかたで、今日の日記は終了。

最高だったな〜〜!!!

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