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WASEDA NEO 朝活セミナー(全5回)


東京日本橋のWASEDA NEOにて開催された「ホワイトボード・ミーティング®︎講座」。毎週水曜日、全5回のプログラムです。ビジネスパーソンが学ぶ出社前の1時間。美味しいパンとコーヒーも楽しみのひとつです。

●ホワイトボードを上手に使いたい

ファシリテーションの普及とともに、会議や打ち合わせにホワイトボードを使う職場が増えています。議論の可視化への関心は、高まりつつありますが、その使い方には差があり、ルールも共有されていません。

「ホワイトボードの書き方がわからない」
「どんな問いを立てたらいいの?」
「意見を書くレイアウトはどうすればいい?」
「そもそも会議で発言がない」
「パソコンを見ていて、会議に集中していない?」

ホワイトボードの書き方は、まだまだ人によってバラバラで我流になりがち。いつの間にかホワイトボードを使わなくなったり、上手な人がファシリテーターを手放せない状態になっていることもあります。

●対話型組織開発が促進される

キャリアや知識・技能に関わらず、誰もが自由に発言し、たくさん出た意見の中から「コレゾ!」というアイデアを共創して合意形成する。専門性や思わぬ強みが活かされて、スケジュールや役割分担を決めてチームみんなで取り組む仕組みを作る。会議が終わったあとに「よし、やろう」という、そんな対話型組織開発の風土が醸成される。

その具体的な方法として、ホワイトボード・ミーティング®︎があります。全5回の朝活では、こんなスケジュールで進みました。

●全5回のプログラムデザイン

【第1回】ホワイトボード・ミーティング®の基礎 ペア・ミーティング
面談練習からスタートします。ファシリテーターの働きかけにより、思考や感情を整理して自ら答えを導き出すペア・ミーティングを体得します。
【第2回】簡単な合意形成を体験してみよう 15分De企画会議
4人1組で合意形成のプロセスを体験します。1人ひとりがアイデアを発散した中から納得解を導き出す「企画会議」を実践します。
【第3回】ホワイトボードの書き方練習 ファシリテーショングラフィック
議論を促進する文字の書き方を練習します。苦手意識の強い方も、練習をすることで書く量が増えていきます。慣れてきたら構造的に書きます。
【第4回】キックオフにピッタリ「プロジェクトスタート会議」参加者体験
プロジェクトの短期、中期、長期計画を見通す最初の会議の進め方です。ブレーンストーミングから役割分担まで。会議でチームワークを育みます。
【第5回】プロジェクトスタート会議をやってみよう!
これまでに学んだ技術をいかして、プラジェクトマネジメントを進める会議の進行を練習。(当初の予定を少し変更しました)

●現場課題を話し合ってみる

第4回・第5回は、参加者が「同じ会社に勤めるプロジェクトメンバー」想定でリアルに近い課題を話しあいました。具体的には「働き方改革をより進めるための改善策」「オリンピック・パラリンピック対策」でした。テレワークや物流オペレーションなどの懸念事項を深めて共有し、議論を整理して、解決に向けた具体的なロードマップと役割分担を決めるプロジェクトスタート会議。一人ひとりのご意見に学びがあって、進むうちによりリアルになります。この方法を現場に持ち帰っていただきます。

●振り返りとこれから

ご参加の方からは「ホワイトボードの使い方がわかった」「ファシリテーションの基本的な進め方を知ることができた」「チームの作戦会議で使いたい」などの振り返りをいただきました。ファシリテーションは技術です。練習するほどに上手になります。まずは、失敗しても笑って許してくれる身近な仲間と練習しながら、実践してください。ご参加のみなさま、 WASEDA NEOのみなさま、ありがとうございました。

<ファシリテーターメモ>
1 WASEDA NEO  ビジネスパーソンのための朝活
2 ホワイトボードを活用したファシリテーションを学ぶ
3 まずは面談練習。1on1やメンタリングに有効
4 会議フレームを活用して、リアルな課題で合意形成
5 失敗しても許してくれる仲間と練習を積み重ねよう



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