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マグネシウムの真実

みなさんこんにちは!トレーナーのちょんまるです!

今回は最近業界で注目のマグネシウムについてお話ししていきます!!


ビタミン、ミネラルは補酵素として、いわば酵素の補助的な役割として働きますが、マグネシウムは325種類の酵素に働くと言われています。

まだまだ判明していないものもありますので、今後その数は増えていくのではないかと言われています。


またマグネシウムは食べ物として吸収するだけではなく、舌下吸収(舌の下)もすることがわかっています。

他にもマグネシウムの液体を体に塗ることで疲労回復効果も認められて、お風呂に入れるマグネシウムの粉もあります。


このように最近注目されている背景を理解したところでようやく本題に入っていこうと思います!





骨の形成

マグネシウムは骨の構成成分です。

1番目にカルシウム、2番目にリン、そして3番目にマグネシウムです。

基本的にはカルシウムとマグネシウムの摂取割合は4:1と言われていますが、最近の栄養学界では2:1あるいは1:1と言われています。

このようにカルシウムとマグネシウムの摂取比率は重要なのですが、このバランスが崩れると骨粗しょう症のリスクが高まります。

骨にも、恒常性(ホメオスタシス)というものがあります。ホメオスタシスとは、体の状態を一定に保つことです。例えば、寒ければ身震いして、暑ければ汗をかいて体温を一定に保つ。というようなものです。

これは例外なく骨にも言えます。マグネシウム濃度に対してカルシウムが少ない場合は血中カルシウム濃度を上げるために骨を分解してカルシウムを取り出します。

反対に、カルシウムが多すぎる場合は骨からカルシウムを流し出します。

これらを脱灰といいます。


これらを最も裏付けるデータとしては、酪農が盛んな上位4国において骨粗しょう症の割合がとても高いということです。

反対に、乳製品が悪いわけではなく日照時間が短いため骨の構成が満足にできない。や、身長が高いため骨折しやすい。など様々なことが言われますが、データ的にも、情報量的にもカルシウムの過剰摂取が関係していることはほぼ間違いないかと思われます。





エネルギー産生と代謝

マグネシウムはインスリンの感受性を高めてくれます。

インスリンは党の代謝に働くもので、インスリンの分泌がうまくされない方を糖尿病と呼びます。

つまりマグネシウムがインスリンの感受性を高めてくれるということは、糖の代謝にも関わってきます。

またビタミンB群とともにタンパク質の吸収に大きく関わってくることもわかっています。

そしてATPの産生にも大きく関わります。

これらのことから糖質を多く摂取する方はマグネシウムもしっかり摂っておく必要があります。

※ATPとはアデノシン三リン酸のこと。全てのエネルギーはATPに変換されて使われる。






遺伝子の機能

RNAやDNAなどの遺伝子情報が正常に働くためにはマグネシウムが必要だと言われています。

反対に遺伝子異常を起こすのは、遺伝子組み替え食品や有害ミネラルと言われています。

遺伝子異常=ガン

ですので、それを防ぐためにもマグネシウムは大切になります。




神経伝達

マグネシウムは交感神経を優位にする働きを持ちます。

反対にカルシウムは副交感神経を優位にします。
夜にホットミルクを飲んと良いと言われるのはこれが理由です。

マグネシウムの量が足りていないと、体を活発に動かすということもできなくなってきます。




筋肉収縮

先ほど

マグネシウムが交感神経

カルシウムは副交感神経

という説明をしました。

普通、交感神経と言えば激しい動き、副交感神経は落ち着いている状態をイメージしますが、カルシウムは逆に筋肉の収縮に働き、マグネシウムは弛緩に働きます。

ですので、どちらかを摂れば良いといわけではなく、二つともバランスよく摂取する必要があると言えます。






精神疾患との関わり

うつなどのメンタル的な疾患になる方は、幼少期の環境や親からの愛情不足などここでの原因は大きいですが、セロトニンやビフィズス菌などが少ないこともわかっています。

つまり腸内環境があまりよくないということが認められています。

そこで、マグネシウムというのは幸せホルモンであるセロトニンに依存しています。
どういうことかというと、腸でセロトニンが作られるときマグネシウムが一緒に存在していないと、セロトニンは働くことができません。(存在できません)

そのことから、うつなどの精神疾患の方に処方される薬として、ナイアシン、葉酸、ビタミンB6の他に、マグネシウムも含まれています。





糖尿病と心筋梗塞

先ほどお話ししましたが、マグネシウムがインスリンの感受性に関わってくるということは、マグネシウムが不足すると糖尿病のリスクが高まります。

糖尿病にはI型とII型で先天性と後天性があります。

糖尿病の95%の方は後天性であるといわれています。つまり生活習慣によるものです。

糖尿病と聞くと、糖を摂りすぎているのではないかと思われがちですが、一概にそうとは言えません。

もちろん高糖質のもを食べていれば糖尿病になりますが、極端な糖質制限も糖尿病の原因となります。

また、シンプルに肥満の方は糖尿病のリスクは非常に高いです。

そういう方に対しては、ビタミンB1やクロン、マグネシウムも摂ってあげることが非常に重要です。


心筋梗塞に関してですが、心臓や血管も筋肉です。

カルシウムを多く取りすぎると、筋肉が収縮し、高カルシウム結晶や血栓、尿管結石になったりします。ですのでカルシウム濃度が高くなるのもあまりよくないです。

これが長年積み重なって、血管内に血栓がこびりつくと血流が悪くなり、何処かのタイミングで破裂し、心筋梗塞につながります。

これらのことからカルシウムとマグネシウムはバランスよく摂取していく必要があるとわかります。




マグネシウムを摂取できる食べ物

玄米、牡蠣、納豆などから簡単に摂ることができます。

豆乳からも摂取できますがイソフラボンの割合が多いので、マグネシウムの摂取を考えるのであれば豆乳ではなく納豆がオススメです!




以上になります!!


最後までありがとうございまいた!!

また次の記事でお会いしましょう!さよなら!!!!
















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