食や運動で注意すべきこと
こうありたいという自分に近づくために、食や運動についてしっかりと目標を掲げることは大切です。しかし社会人になると、特に外せない付き合いがあるので、全てを目標とおりにこなすことは難しいです。
例えば、節制しようと思っていても、大切な人とコースを食べるような場面で、「僕は節制してるんで」と沢山残してしまうと、お相手の興も冷めてしまいます。また、早く寝ようと決めていても、明日の朝に急な会議が入ってしまうと、その準備で寝るのが遅くなってしまうかもしれません。
完璧主義な人ほど、そうした理由で決めていたことができないとき、嫌な気持ちになりモチベーションが下がります。これによるストレスは大きいと思います。かくして、自分が決めたルールに縛られ、精神が疲弊していきます。
ですので、世の中を生き抜く上では、他を犠牲にして自分の決めたことを貫徹するという考えから距離を置いたほうが無難です。クリスティアーノ・ロナウドのように、徹底してコカ・コーラを避け、不摂生な生活を遠ざけることができれば良いのかもしれませんが、残念ながら多くの人はそこまでストイックにはなれません。
というよりも、ストイックでいられる人というのは、高いパフォーマンスが周囲に期待されるがゆえにストイック足りえると思います。何の実績もない凡百の人が、社会を生きる上で期待される役割を放棄して、自己のルーティンを優先した場合、「なんかいけすかねえ野郎だ」と思われ損をすることが多いです。自己を押し通したいならば、せめて「あの人なら仕方ない」と思われるレベルに到達するまでは、うまく社会と折り合いをつけることが無難です。
そういったわけで、私が推奨したいのは、社会を生き抜く上で、あらかじめ設定した目標から、過剰なプラス、もしくはマイナスは当然発生するものとマインドセットすることです。
そして、過剰なプラス、もしくはマイナスが発生しても慌てたりストレスと感じることなく、時間をかけてそれをゼロに戻してやればいいとおおらかなスタンスでいれば良いと考えます。
例えばご飯を食べすぎてしまったとします。普通3程度食べると決めたところを、6食べてしまったとします。であれば、次に食べる3食分を、2、2、2とすれば、余計に食べた3はゼロに戻すことができます。次の2食分のうち、1食分を抜いて、2食目を3食べるでも問題ありません。
運動も同じように考えれば良いと思います。特に運動は、予定していたルーティンをこなせなかったからといって、次に過剰に頑張ることよりも、地道に継続することのほうが重要であったりします。運動ができないことでマイナスが発生してしまったのならば、気にせず、また次の機会に埋め合わせれば良いのです。
大切なのは、決まったルーティンが、何らかの事情で一時的に崩れることで、精神的に不安定になるような考え方から脱却し、長い目で継続させられることだと思います。精神の健全性を重視して、持続性のある習慣をつけることが大切です。
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