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【読書/Netgalley】心臓の王国/竹宮ゆゆこ

今回はこちらを読みました。
まさに今読み終わったばかり。これはすごいものを読んでしまった。
ぜひこの感動のままをお伝えしたく。いやー、すごかった。

ちなみに、こちらはNetGalleyで読みました。
NetGalleyについてはこちら。

それでは行ってみましょう〜!!

あらすじ

発売前から話題沸騰!
著者の才能が爆発した、最強青春ブロマンス小説!
2023年、PHP文藝はこの本を、自信をもって送り出します!

●Story
十七歳の鬼島鋼太郎は、夏休みのある日、白いワンピースのような服に身を包む美青年と橋の上で出会う。「アストラル神威」と名乗るその青年は、『せいしゅん』をするために橋の上から川に飛び込んで溺れそうになるなど、予測不能な行動ばかりをとり、鋼太郎を困惑させた。

鋼太郎と友達になりたいと言う神威に対し、面倒に巻き込まれたくない鋼太郎は、悪い奴ではないと感じつつも、そのままその場を後にした。

しかし数日後、アストラル神威が鋼太郎の通う高校へ転入してくる。青春を謳歌しようとする神威に巻き込まれながら、鋼太郎もともに高校生活を送るが、そのうちに神威が抱える「恐ろしい秘密」を知り——。

Amazonあらすじより

所感&マジで面白いから本当に読んでみてほしい!!

最初はただただ勢いのある話かと思いきや、途中でちゃんと青春があるし、かつシリアスな場面との強弱の塩梅がすごい。
そして、途中からえ、え、え?!という方向に話がいき、えーーーーーー!となってほえーーとなって最後は号泣です(なんのこっちゃ)。

このお話の中で、17歳は特別。というワードが出てきます。
17歳といえば高校2年生。
自分は何してたっけなぁ、と思いつつ、この10代のよくわからない感じで爆笑する様、また10代だからこそのひりつく感じ。
17歳の青くて尖っていて変にひねくれている感じと、それを覆すまっすぐな思い。

同じ事を体験したわけではないのに、なぜか懐かしく感じてしまう。
高校生の頃って、こんなんじゃないけどこんなんだったよなぁ。

また、家族の大事さと自分の醜さ。
それに向き合う辛さと寄り添ってくれる存在。

読み進めるほど、胸が痛くなるのだけれど、それでもページを止めることができない。

せいしゅん。

これを読んで、やっぱ私もせいしゅんしてたのかな、と思い出させてくれました。
あの頃、たわいのない話で何時間も友達と喋って笑って。
毎日ほっぺたが痛くなるほど、何を喋っていたんだろう。

とりあえず、カムイが真っ直ぐすぎて。それもまた胸が熱くなる。
ストーリーもすごいし。RRRなの?なんなの?どうやったらこんな展開思いつくの?

青春かと思いきや、センシティブな問題をブッ込まれてくるし、かと思えばまた青春が襲ってくるし、最後は怒涛の展開だし。

500ページ以上あるのに、1日で必死になって読んだ。あっという間だった。
そして読み終わった後の読了感がすごい。何だかとても疲れた。でもフルマラソンを走り切ったような達成感。走ったことないけど。

ちなみに、ブロマンスって男の友情を表す言葉だそうですよ。

ブロマンス(英語: Bromance)とは、2人もしくはそれ以上の人数の男性同士の近しい関係のこと。性的な関わりはないものの、ホモソーシャルな親密さの一種とされる。

Wikipediaより

今後読む人のために、今回私が検索した話中の単語及び動画を貼っておきます。
この辺も全然説明ないんだもんな。いつもは途中で検索したりしないんだけど、せざるを得なかった(笑)

結局勢いのまま勢いでしか書いていないけれど、
それでもぜひ読んでほしい。
まだ上半期ベスト10の発表もしていないけれど、下半期ベスト10には必ず入ると思う。

せいしゅんを、思い出させてくれてありがとう。

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