思い出の物を捨てて前に進む


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空白期間を感じさせず何事もなかったかのように書き始めます。

現在退職・引越しを終え、次の転職先への入社の間の休暇期間を過ごしています。どのようにして過ごしているのかは別記事で書けたらと思っておりますが、今回は今まで捨てることが苦手だった私が物を捨てることについて書いていこうと思います。

物を所有することのスタンスの変化

物について考える大きなきっかけは引越しでした。なかなかものを捨てられない人は引越しするもの一つの手だと本当に思いました。

5年間住んだクローゼット有りの物件 から クローゼット無しの物件 に引越しをして、なかなかものを捨てられない性格から厳選したものを残そうというスタンスに変わりつつあります。

部屋の占有面積は変わらないものの、

・収納がほとんどないため、工夫が必要だったこと

・やっと理解ができるようになったミニマリスト・シンプリストの考え方にインスタやYouTubeで触れたこと

・資産形成をうまくしている人は物の所有に関わらず考え抜いてお金を使っていることを知ったこと

によって、自分がいかに身の回りに対して管理できていないことを痛感したということでした。

身の回りがある程度散らかっていた方がクリエイティブな発想が生まれやすいと言われますが、ストレスをなくすために生活するペースは極力物を減らし、自分の管理が行き届くようにしたいと思うようになりました。

いつまでも捨てられないモノ達

捨てようかなと迷いつつ、いつか使うかもしれないと思い捨てられない物って案外多いかなと思います。

私の場合、実家を離れて一人暮らしをしている家、実家の両方で捨てられなかったモノは、こちらです。

・学生時代の教科書、ノート、模試の結果、受験対策の資料

・学生時代の頃に両親や祖父母に買ってもらったキーホルダーその他雑貨

・服、カバン、通学鞄

・部活で使用していた道具

・使わない家電

・2年以上使用していない日用品(紙袋、掃除用具、筆記具、等)

・説明書などの書類

・写真、アルバム、文集

スペースに余裕がある実家はともかく、スペースが限られている現在の家では不要な物を置くスペースに払う家賃が勿体無いな、、、と思いつつ残していました。

なぜ捨てられないのか?

個人的にしっくりきている理由は、

⬛︎長く所有していることの愛着

デザインが気に入ったとか直観的に好きだと思った物を買ったのはいいものの同じ機能を持った物を他に持っており、結果的にそこまで使うわけでもないし、ただただ保存されている物が多い。

いつか使うだろうとか思う物の代表例かと思います。これはあの時買った時から⚪︎年経っていて勿体無いしなんとなくずっと持っていることで愛着が湧いているという気持ちが捨てることを拒みます。

⬛︎過去の努力や愛情を感じる思い出の物

学生時代の学業や部活動などで努力した証を物を見て振り返る、

両親や祖父母に何らかの記念に買ってもらった物を見て愛情を実感するなど

物を通して、過去の感情や思い出を振り返ることがあるかなと思います。

祖母が亡くなったこともあり、忘れっぽい自分は過去のこと思い出すことができるからなかなか手放せないなと思ってしまいます。

どうすれば捨てれられるのか?

実践したことは2つです。

⬛︎段階的に処分をしていく

これは自分自身との戦いです。

何度も検索して記事を読んで頭では理解している世の中に溢れているメソッドである、

・使っている物と1年以内使っていないものを分ける

・同じものをもう一度買いたいと思った物だけを残す

・直感的にいいと思った物だけ残す

など、捨てるための判断基準を用いて、1ヶ月単位、3〜4ヶ月など季節毎、半年や1年などの期間で区切って捨てていくというものです。

これは特に日用品や掃除用具、季節ものを減らしていくのに向いています。

せっかく買ったものを捨てるのは勿体無いと思ったら、きちんと使い切って捨てるというようにして持っているものはきちんと使って処分する、または使ってみたものの思いの外自分には合わない場合はフリマアプリや買取店に持って行って売るなど環境にも優しい方法も視野に入れて手放していきます。

これによって、ソファなどの大型家具を含め小物を処分していくことができました。

元々持っているものを大切にしたい気持ちがより磨かれて、大切にできるものを購入していこうという意思で行動する習慣が徐々に身に付いてきました。これと同時に安易に購入してしまった物の処分にかかるコストも考えるようになり、現在持ち合わせているものを手放すにあたり許容していただける引き取り手があるのであれば、粗大ごみ等で捨てる前にメルカリやジモティーなどを用いるということも大きな学びとなりました。

⬛︎強制的に処分するきっかけをつくる

個人的にかなり効いたのは、「引越し」です。なかなか引越しの機会がないという方は、自分以外の圧力(家族や友人など自分以外の人の協力)を利用することも手かなと思います。

※動画では、ミニマリストを名乗るなど他の人に公言することで自分自身の意識を変えるなどもありました。これも他からの圧力を利用することにつながるのではないかなと思っております。

何か機会がない限り引越しをすることはないかと思いますが、今回の引越で下記のようなステップを踏んだ結果、自分の家・実家で所有する物量が半分程度になりました。

・第一ステップ(荷造り)

まず荷造りをする中で、次の家に持っていく物の必要・不要を判別する機会が訪れます。

なかなかまとまらず荷造り終わらない問題の原因は、自分自身の物量を把握しておらず必要なものを選別できないことでした。

賞味期限が過ぎている、いらない機能を持った家具や雑貨など見て見ぬふりをしていた物たちを向き合い、都度判断を迫られることでものを処分していきます。

・第二ステップ(期限)

荷造りを行う中で過去の思い出に浸ったり分別をしていても働いるとなかなか荷物がまとまりませんでしたが、引越しの期限が迫っておりなんとしてでも荷物をまとめる必要がありました。

自分自身、自律心が強い訳ではないため期限があることで、捨てることを覚え、そして要らないものを処分する開放感を覚えました。

・第三ステップ(転居先での収納)

クローゼットの無い転居先で待ち構えていたのは、移動させた物の収納方法です。

シンプルな暮らしに憧れ始めたのもあり、ものをスッキリ収納し最低限の物だけで暮らしていきたいという思いがより強くなりました。この思いとは裏腹に物量に対して収納が足りませんでした。

ここれは、生活に必要最低限な物だけを先にダンボールから取り出し、その他のものは必要に応じて取り出していき、不要なものは捨てていくということを行なっていきました。これにより大部分が処分できました。

・番外編

書いていて主に日用品系のことを頭に思い浮かべて書いていて、

思い出の品は・・・・?と忘れていることに気づきました。

忘れてはいません・・・、、、。。。

こちらも引越し・他者(特に両親)の働きかけが大きく効きました。

引越し先の実家に残せるスペースは限られていると想定して保管してもらえそうなスペースをダンボール4〜5箱分(大物を除き)で両親から了承を得ました。

最終的に残したのは、アルバムや写真、努力を思い出して勇気付けてくれるような代替できるものがないもの。

捨てるか迷っていた教科書やテストの結果などは母親の勝手な働きかけ(いらないでしょ?の圧)があり、吹っ切れることができ、処分に踏み切ることができました。

判断に迷った時は他人の力を借りるのはアリですね。知らない間に捨てられていた時は少し怒りそうになりましたが・・・・

捨てた後の心境

◼️まずはスッキリ

そもそも日常的に使っていないものが多いため、目に移るものが減ったことでスッキリとした気持ちになりました。

1ヶ月後に捨てる作業をしていた時には見たあのものをどこに保存したか忘れたなどはありましたが、少しづつ保管場所や所有するものを把握していきたいと思いました。

◼️前を向く必要性を実感

学生時代の成績や親族からの愛情など、過去を振り返ればいくらでもストーリーを思い出すことができます。ですが、過去の情報が今理想としている自分の場所に導いてくれるわけでもないです。

もともと自己肯定感低いタイプなため、過去の実績の積み重ねを自信にして前に進めてきたところがあります。時折、自信をつけるために過去の実績を振り返ることで自分自身を鼓舞するために過去のものを見てきました。

しかし、社会に出てからは評価の指標が変わり相対的な立ち位置というより、過去より現在や未来に焦点を当てる世の中だなという現実を知ることになりました。

今自分は何ができるのか?どんなことをしていきたいのか?自分は何に幸せを感じるか?など自分が理想とする未来に向けて道を切り開いていくことの大切さ、強さなど・・

友人関係や両親との関係にしても、今自分がどれだけこの関わりに関与できているか、感謝や有り難さを感じ行動をできているかを考えるようになりました。

これからは・・・

・ものを買うことに慎重になりました(処分するコスト・時間を考える様になりました)

・過去の思い出や成績≠現在の人間関係・能力を改めて実感しました

・思い入れのないものに愛着を持たない様、使っていないものを早めに手放す意識が生まれました

・捨てる行動を繰り返す内にできた自分なりの捨てる基準を使って捨てる様になった

思考整理的な感覚で久しぶりに書いてみました。どなたかの助けになれれば幸いです。

読んでいただき、ありがとうございました!!









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