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腸から元気!免疫力アップ

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自己免疫力をアップさせて、健康寿命を伸ばすためには!!! そんなことを、日々考えながら生活してる、日記のような形で知識を残していきます。 私同様、健康に不安がある人の、アドバイス…
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2020年11月の記事一覧

食品成分には

食品成分には

食品成分には、腸内細菌が代謝して初めてその作用が現れる成分があります。

例えば。大豆の主要成分であるイソフラボン(植物性エストロゲン)が腸内細菌の代謝作用により、イクオールやデスメリルアンゴレンシンに変換されます。

豆類は、植物繊維、ビタミンB群、ミネラル(銅・カリウム・パナジウムなど)を含む健康食ですが、更に腸内細菌がその豆類から重要な有用物質を作るのです。

大豆のイソフラボンから腸内細菌

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腸内細菌に従った食事がダイエットへの道

腸内細菌に従った食事がダイエットへの道

腸内細菌に従った食事がダイエットへの道

ダイエットをしたいなら、脳に従うのではなく腸に従うことです。脳は、欲求に従ってお菓子や甘いものや、暴飲暴食の指令を出します。今日だけだから大丈夫とか言って、何の根拠もなく脳に思い込ませ、快楽に浸っていたい脳はその思い込みに従うのです。

その思い込みを、同じように腸に思い込ませると、腸は拒否するでしょう。

腸が求める食事は、おそらく腸内善玉菌を増やす物で

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腸内細菌の共生

腸内細菌の共生

今から約40億年前に深海に発生した古細菌から生命は始まりました。やがて細胞内にミトコンドリアを共生させることにより、エネルギーを効率良く生成できるようになりました。その力で爆破的な進化を遂げ、約20億年前に多細胞生物学が出現し、約10億年前に腸だけで生きる腔腸動物が海の中で発生します。

やがて腔腸動物の腸に沢山の腸内細菌が棲むようになり、宿主から栄養をもらい、宿主の消化吸収を助けるようになりまし

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呼吸がエネルギーを作る

呼吸がエネルギーを作る

呼吸がエネルギーを作る。

呼吸は、単に酸素と二酸化炭素のガス交換を担っているだけでなく、細胞内におけれエネルギー発生に大きく関与しています。

呼吸によって、空気中から取り入れられた酸素が、肺に入り血液を介して全身の細胞へと届けられるます。このように呼吸によって取り込まれた酸素のたどり着く先は、全身の細胞内のミトコンドリアです。

ミトコンドリアは、酸素を利用してエネルギーを作り出しています。だ

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健康腸寿

健康腸寿

健康腸寿

100歳を過ぎても健康で穏やかな生活をしている人は、腸が傷つきにくい生活をしているようです。

100歳を過ぎた方の腸を調べると、60歳くらいの時の腸の状態を維持しているそうです。
高齢になると共に腸内ビフィズス菌は減り、大腸菌が増えてきます。しかし100歳を過ぎた方は、腸内ビフィズス菌が減らず、腸管内での炎症が起こりにくい腸内環境を持っているようです。その炎症とは傷ついた場所を修復す

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長寿遺伝子

長寿遺伝子

長寿遺伝子

人間を含めたあらゆる生き物には、寿命を延ばす長寿遺伝子があります。それはあらゆる生物が、飢餓状態でも生き延びる為に必要だから持っています。

誰でも長寿遺伝子を持っていますが、殆どの人は働いていないと言われています。ではどうすれば長寿遺伝子を目覚めさせられることができるかといえば、それは体を飢餓状態にすることです。

元々は、飢餓対策の遺伝子なので、カロリー制限で軽い飢餓状態を作ると

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「老化の探究」⑥

「老化の探究」⑥

「老化の探究」

老化を防ぐ為に、抗酸化、抗糖化を心掛けた食事や食べ方をして下さい。

抗酸化の強い成分にはポリフェノールやカロチノイドなどがあります。

ポリフェノールには、ブドウやブルーベリーに含まれるアントシアニン、茶葉のカテキン、大豆のイソフラボン、ゴマのセサミノールなどがあります。

カロテノイドには、ニンジンやカボチャに含まれるβ-カロテン、トマトのリコピン、緑黄野菜のルテインなどがあ

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「老化の探究」⑤

「老化の探究」

糖化による老化

糖化とは、タンパク質と糖質が加熱されて褐色の物質が作られる反応です。

例えば、パンや肉や魚を焼いた時にできる焦げ色をメイラード反応と言い、食品の香りや風味をよくしたり、保存性や栄養価を高める効果があります。しかし、加熱しすぎると味や品質の劣化に繋がります。

メイラード反応は体内でもタンパク質と糖質が生理的化学反応によって起こり、この反応によってAGE(最終糖

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「老化の探究」②

「老化の探究」②

「老化の探究」

老化に伴う生態機能の一般的変化は、4つに分けられます。

予備力の低下ー平地を歩いている時には平気なのに、坂道を登ると息が切れて立ち止まってしまったりする。
防衛力の低下ー病気に対する抵抗力が低下し、風邪や感染症などにかかりやすくなる。
回復力の低下ー病気が治りにくくなったり、疲労がたまりやすくなる。
適応力の低下ー寒暖や明暗の変化への順応時間が遅くなる。

老化と共に、生理的動

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コロナウィルスに対する交差免疫の働き

コロナウィルスに対する交差免疫の働き

コロナウィルスに対する交差免疫の働き

季節性の風邪を起こすウィルスの中には、4種類のコロナウィルスがあることが分かっています。

これからのウィルスに対し、リンパ球のT細胞、B細胞の連携で抗体が作られてウィルスの情報を記憶します。そして再び抗原(ウィルス)が侵入するとB細胞によって抗体が急速に作られキラーT細胞が抗原(ウィルス)を攻撃します。

私達は、繰り返しコロナウィルスによって風邪に罹患し

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「老化の探究」

「老化の探究」

「老化の探究」

老化の定義とは、老いていく変化であり、加齢に伴う生理機能の低下と言えます。そして、生理機能の低下は20〜30代から始まります。

アメリカの研究者ストレーラは、老化についての4つの原則を挙げています。

①普遍性-老化は全ての生命に等しく起こり、不可避である。
②内在性-老化は遺伝的に内在する要因である。
③進行性-老化は徐々に起こり、決して元には戻らない。
④有害性-老化は生命

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日本有数の長寿村

日本有数の長寿村

日本有数の長寿村

山梨県北都留郡上野原町「棡原村」は日本有数の長寿村として有名です。この村の人達の食生活は麦を中心とした雑穀・芋類・豆類・南瓜・野菜・山菜類などの自給自足です。そして発酵食品の摂取により、善玉菌の多い腸内環境を保っていました。

健康維持は腸年齢

棡原村住民の腸年齢は、日本文化の食生活により実年齢より30歳も若いと言われています。それに対し西洋文化の食生活を取り入れ、加工食品・

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日本文化と食生活

日本文化と食生活

日本文化と食生活

日本では、五穀豊穣を祈願し、祝う祭が全国で行われています。日本人は古来より五穀【稲、麦、稗、粟、豆(大豆、小豆)】を主食とし、そして副食として黍、蕎麦、芋類、野菜類、魚介、海藻類を食べて生命を育んできました。牛・豚・鳥などの肉類は、一部地域や一時代によって食べられた経緯はありますが、食べる習慣としては定着しませんでした。特に牛などは農機具の一部として飼育されていました。

発酵

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