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コロナウィルスに対する交差免疫の働き

コロナウィルスに対する交差免疫の働き

季節性の風邪を起こすウィルスの中には、4種類のコロナウィルスがあることが分かっています。

これからのウィルスに対し、リンパ球のT細胞、B細胞の連携で抗体が作られてウィルスの情報を記憶します。そして再び抗原(ウィルス)が侵入するとB細胞によって抗体が急速に作られキラーT細胞が抗原(ウィルス)を攻撃します。

私達は、繰り返しコロナウィルスによって風邪に罹患しています。そのことによって、これらコロナウィルスに対する免疫を持っている可能性があります。そして、長期にわたって繰り返し感染することによって、これらコロナウィルスに共通な抗原を認識する「広域交差反応性メモリーT細胞」を獲得している可能性があるのです。このことを交差免疫と言います。この交差免疫の働きで新型コロナウィルスに対し迅速に抗体が作られ重症化や死亡に至ることが防がれているのです。

ただ、免疫機能が落ちていると交差免疫も働きません。だからこそ、腸内環境を整え免疫の働きを活発にしておくことが大事なのです。

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