見出し画像

誰だって妊活していいじゃない! 〜子供を持ちたいと思う権利は人類皆平等にあるよ〜

私は日本に住んでいないので、日本の感覚がわからないのですが、私はまだ数記事しか挙げていないのに、早速日本の方に攻撃されるという洗礼を浴びた。
でも私の記事を読んでくれただけでもありがたいので、全然落ち込んではいないけど、日本の社会の厳しさに驚愕した。
調べたらその人も実は子供が欲しい方だったようで、きっと子供が欲しいと気軽に言えない、踏み出せない社会がそうさせているのかもしれないと悲しくなった。

私が一人で妊娠したいと決めてから、私は誰にも反対されることはなかった。こちらの不妊クリニックはLGBTQIA2S+を受け入れるのが当然なので、温かく迎え入れてくれたし、私が一人である証明すら何も出さなくて良かった。
なぜかと言えば、それはパーソナルなことだからだと思う。クリニックはあくまで医療を提供する場なので、個人のプライベートのことに立ち入る権利がないからだろう。あまりにもびっくりするほど不妊治療はスムーズに進み、とてもありがたかった。

唯一、シングル女性は不妊カウンセラーという人と、1セッションだけ話をしなければならないと法律で決まってるそうで、子供を育てるお金がありますか?とか、子供が障害児だったらどうしますか?とか、一人で子供を育てられる仕事にちゃんと就いていますか?とか当然聞かれると覚悟して、自信を持って言える答えなど当然ないので、適当に答えようと思いながらもドキドキしていたが、
「これはテストとかでは全くなくて、体裁上やらなければいけないからやってるだけで、あなたが一人でママになる上で不安なことがないようにするためのものだから安心してね。あなたはもう一人でママになると決めているんだから、それは素晴らしいことで、誰もそれにとやかく言う権利なんてないの。」という、カウンセラーの一言から始まった。
開始3秒で号泣しそうになってしまったが、なんとか持ち堪え、その素敵なかけがえのない45分間のセッションはあっという間に終わった。(このカウンセリングの内容は貴重なものなので、また改めて記録します。)

日本はシングル女性が不妊治療を受けられるのは柔軟な理解のあるクリニックのみで少ないらしく、それどころか、海外から購入した精子での人工受精や体外受精は闇医者(言い方悪かったらすみません。)みたいなところでしかやっていないらしい。
ましてや日本では法律でシングル女性が不妊治療を受けることすらも禁止されてしまうかもしれないらしい。
なんていう恐ろしい事態なんだ。。。世界と逆行している。
日本はこんなにまで少子化なのに。

どういうこと?シングル女性は経済力がないから?保障してあげられる制度が国にないから?子供がかわいそうだから?そしたら、病気とか怪我とかしてたり、子供を物理的に面倒を見ることができない人も、子供を持ってはいけないのかって言ったらそうじゃないよね?病気とか怪我とかって一時的なものだから?
不妊治療は夫婦の人たちを優先してあげなきゃいけないから?
でも、夫婦だとて、ヤバい夫婦など山のようにいるが、その夫婦が親になるのに相応しいかどうかのテストってないよね?
しかも同性婚は認めようとしてるのに、じゃあ逆にシングルは認めないってことになるけどそれって辻褄合わなくない?

自分で選択してシングルマザーになった人が、母親として失格だった例はまだ日本には全然データすらないはずである。
それどころか、北米では選択的シングルマザーはあくまで「一時的」選択的シングルマザーであって、誰も生涯シングルマザー宣言なんてしなくて良いし、どこに行っても、ベイビー産んでから良い人見つかるといいね!とかめちゃくちゃ軽いノリで言われる。(もちろんそれを言う相手はこちらが覚悟を持ってることはわかってるし、相手をすぐ探そうなんてつもりはこちらにはさらさらないことは知ってるけど。)

しかも海外には選択的シングルマザーがいれば、もちろん選択的シングルファーザーもいるわけで、卵子を買って、代理出産してもらって子供を持つってことも全然できる。

私の知識不足だったら申し訳ないのですが、子供を持つかどうかの選択肢は赤の他人に決められるべきことではないと思う。なぜなら人としての権利だからだ。

しかもしかも、重要な点を主張したい。

誰かと出逢って、子供をいつか持ちたいと急に思った時に、不妊治療をそこから始めるのでは正直もう遅いということは全然あり得る。
医療従事者の方々はどう思ってるのか正直なところ聞いてみたい。
不妊治療は準備の一つでもあると思う。極端に言うと好きな人に会う前に、綺麗な服を買って、デートの前に可愛くメイクして、みたいなことなのだ。好きな人ができたら、その人の子供をすぐ持てるようにするための準備なのだ。それくらい気軽にできるものでなくてもいけないと思う。
さらに不妊治療をある程度完了していて、色々な問題が改善・解決してたら、メンタル的に良い状態で誰かに出逢おうとすることもできる。
私の卵子はどれくらい残ってるんだろう、卵子の質はどうなんだろう、卵管は通ってるのかな、排卵はできてるのかな、とかとか、私たちは肌荒れの原因すらもわからないのに、体の中ことなんて自分じゃ調べられないし、問題があっても自分だけでの力では治せない。そんなモヤモヤがある状態で、婚活ってするのさらにハードル高くない?
人間には限られた時間しかない。パートナーが出来てから、始めるにはあまりにも遅すぎる。

そんなスタートラインにすら立てない状況にするって、シングル女性をどんどん追い込んでない?
しかもその制度をなくしたら、経済力のあるシングル女性はどんどん海外に出てしまうよ?(また別の時に書きますが、お金さえあれば、海外では永住権などなくてもいくらでもシングルで不妊治療も妊娠もできます。)

今私は、パートナー失踪・一人海外在住・無職・体に諸問題あり、それでも絶賛妊活中など、プロフィールだけ聞いたらきっとスーパーハードモード人生のはずなんだけど、海外に住んでいて、逆にラッキーだったんだと、神様とこの世の生きとし生ける全てのものと、未来のベイビーにひたすら感謝するのであった。

不妊治療ってそんなにこわくないよ!
いつか法律が変わってしまう前に、とりあえず急いで不妊治療しよう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?