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きのこ散歩*2020/6/25青木ヶ原樹海編・その3

きのこ散歩*2020/6/25青木ヶ原樹海編・その2 の続きです。

昼近くになり、雨も上がってきました。写真が撮りやすくなっていいです。木の葉が雨を防いでくれるので、多少なら傘を差さなくても歩けるのですが、やはりカメラを濡らすのを避けるため傘は持ち歩かなければいけないのですよね。

朽ちかけた木に群生しているきのこ。

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ヒメカバイロタケです。このきのこもどこでもよく見かけるおなじみのきのこです。

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ヒダを見てみましょう。ああ、やはり樹海のきのこはきれいですね。傷みがなく美しい。


なにやら灰色のが見えるなーと近づいていくと…。

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釘でした…。

…。

こういう見間違えは、きのこあるあるです(笑)他には松ぼっくりなんかもよく騙されます。


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傘の裏がスポンジ状になっているイグチのなかまです。傘がしわくちゃなので、シワチャヤマイグチでしょう。色は地味ですが、傘がシワになるきのこはあまりないので覚えやすいきのこです。

厳密にいうとシワチャヤマイグチの中でも何種類かあるらしいのですが、まだ分類されていません。


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きのこがたくさん出る森には、ギンリョウソウもたくさん出ます。ギンリョウソウは別名幽霊茸と言われますが、きのこではなくベニタケ属に寄生する植物です。自分では光合成せずきのこから栄養をもらって生きています。葉緑素を持たないので白いのです。


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出始めのツガサルノコシカケもたくさんありました。名前の通り、サルノコシカケ型に成長するかたいきのこです。水滴は雨ではなく、分解水というものです。幼菌の時、成長段階で余った水を排出するので、晴れた日にもこうして水滴を付けています。成長し切ると出さなくなります。

写真を撮っていたら、音楽が聞こえてきました。時計を見ると12:00。お昼の時報です。きのこに夢中で忘れていたけど、お腹すいたことに気づきました。この日はお弁当を持っていないので、(非常食は念のため持参していますが)車に戻ることにします。


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これは不明種です。雨を受けて傘が艶々ですね。

この日の散策コースは周回ではなく行って戻るピストンコースでしたが、一度通った道でも視点が変わると行きは見えなかったきのこが目に入ります。


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これはコナヨタケだと思います。柄が傷ついていたためお辞儀をしています。いい加減車に戻りましょう、きりがない(笑)


長々とお読みくださりありがとうございました。個別の種を取り上げるだけでなく、今どんなきのこが見られるのか分かるように、散策レポートも増やしていくつもりです。

【了】

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