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千本ある?*センボンクヌギタケなど

きのこの中には一度に大量に発生する種類があります。かたまりになって百本、千本、1万本と数えきれないくらいに群生するきのこの名前には「センボン○○」という名前がついているものがいくつかあります。

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センボンクヌギタケ。木の根元に大量に発生していました。この木の裏側にまでぐるりとあり、見事な群生具合です。かわいいけど、さすがにちょっとキモチワルイ…。

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近寄って観察してみましょう。ヒダが細かくて美しいです。柄からなだらかなカーブを描いています。(このヒダの付き方を垂生という)このヒダの付き方がセンボンクヌギタケの特徴です。


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イヌセンボンタケ。雨のあとによく見かけるきのこです。釣鐘型の傘のサイズは1cmくらいでもろいきのこです。公園の古い木の杭なんかにも出ていることがあるので地面に近いところをチェックしてみてください。

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傘に近づいて撮ってみました。ぽわぽわの毛に、よーく見ると水滴がついています。肉眼だとほとんど気づけないのですが、写真に撮って拡大してみるとこういったことに気づきハッとします。すてき!


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センボンクズタケ。ぎゅうぎゅう詰めです。色は地味ですがこうして束になって出ているので目に留まりやすいと思います。


お気づきかと思いますが、私のきのこ写真は下から見上げるようなアングルが多いです。それというのも、きのこの種類を同定するにあたり、ヒダの様子は大変重要な手掛かりになるからなのです。
それに、森のこもれびを入れると玉ボケが入ってとってもメルヘンな雰囲気になるのですよ!

雰囲気大事。

撮ってる時は地べたにはいつくばる必要があるので、怪しさ満点なんですけどね(笑)

きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿