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「考える」は、99%の知識外注と1%の原体験

先日twitterでとあるDMをいただきました。2行で要約するとこんな感じです。

発信の切り口が面白いです。
僕もそんな視点を持ちたいのですが、普段何をやっていますか?

自分でこの内容のDMを取り上げるのもどうかと思いますが、いろいろ考えるキッカケになったのでnoteに残しておきます。


ちなみに、DMではこう答えました。「僕の思考の大半は書籍の焼き直しです。とくにこれといったことはやっていません。でも本は人より幾分か多く読んでいるかもしれません」と。

でも、よく考えてみると、もうちょっと良い返事があったなぁと。

ゼロイチの思考を個人が生み出すことは難しい

情報発信は、「個が生み出したオリジナルな情報であるべきだ」と思われがちです。

先にも書いたように、僕の情報発信内容の99%は外注によるもの。誰かが言っていたことを、ちょっと意見を足して焼き直しています。ぶっちゃけ、これでいいと思うんです。

考えるとは与えられた素材(情報や景色、匂い)に意味付けをすることです。

厳密に言うと、頭の良いハイレベルな人は「ゼロ→イチ」でアイデアを生み出せます。しかし、その他大勢の人は、まずは与えられた情報に頼りながらモノを考える、それでOKだと思っています。

「思考」のレベルにもレイヤーがあって、

レイヤー0:無思考(何も考えない)
レイヤー1:素材に意味を与える。
レイヤー2:素材を掛け合わせて、意味を作り出す。
レイヤー3:ゼロイチで意味を作り出す。

いま僕自身は、思考レイヤー1-2を行ったり来たりしておりまして、このnoteで発信することも、素材を拾ってきて僕の意見を乗っけているだけに過ぎません。

ただし、コアな体験が思考の中心にくる

ありきたりな話ですが、情報を収集したいと思う好奇心を生み出すには「原体験」が欠かせないと思います

僕の思考の99%が書籍等の外注ですが、残り1%は原体験に依存しています。

図1

whatとhowが知識外注、そのコアには原体験がある、そんなイメージでしょうか。この3層の位置づけと面積からも分かるように、コアは面積は小さいのですが、非常に重要な役割を果たしています。whyがないと、howもwhatも存在しません。

僕の知的好奇心の支えになっている原体験は何か?と問われると、「旅、子育て、マーケの仕事」でしょうか。

この3つの体験が「知ること」の面白さを教えてくれ、普段本を読む習慣がつき、結果的に思考の量も増えているのだと思います。

まとめ

今日お伝えしたかったことは、思考量は素材との接触量に大きく依存しているということ。

レイヤー0:無思考(何も考えない)
レイヤー1:素材に意味を与える。
レイヤー2:素材を掛け合わせて、意味を作り出す。
レイヤー3:ゼロイチで意味を作り出す。

そして、できるだけ早くレイヤー0から抜け出すこと。

発想の切り口が良い、視点が面白い人というのは、思索にふける回数が多い人なんです。

「考える」を難しく考えすぎて、突然レイヤー4に到達しないといけないと思いがちですが、実際には情報に意見を足していく、その積み重ねで思考レベルが上がっていくのだと思います。

今日は、考えると情報収集についてでした。

余談に

今日、本当は「原体験が大切だ!」と書きたかったのですが、うまく言語化できませんでした。(笑) むしろ自分1人を動かす範囲では、原体験(why)はすごく高尚なモノである必要はなく、後付け感覚で行動する理由になればいいのかもしれません。

why-how-whatのゴールデンサークル理論は、他人を動かすリーダシップとして、whyの重要性を説いています。このtedトークをみれば、きっと原体験(why)の大切さもわかっていただけると思います(他人任せ・・)。


twitterでも情報発信をしているので、よかったらフォロ―してください。


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