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そうだ、君もVCになろう!持たざる者がベンチャーキャピタリストになる方法。

こんにちは、エルモです。

本日のnoteでは、

・個人もVCがやっているビジネスモデルをパクると良いかも?
・そもそもVCのどこに優位性があるの?
・お金がないのに、個人がどうやってVCになるの?

このあたりについて、書いていこうと思います。

ビジネスの成否は、ツールやノウハウなどの自社独自の強みではなく、そもそものビジネスモデルで勝負が決まることが多いと私は考えています。

個人や小資本であれば、無限にリソースを投下できるわけではありませんので、なおのことビジネスモデルの優劣に着眼することは大切です。

※私自身、VCのビジネスに精通しているわけではないので、一部間違いがあるかもしれません。その場合はご指摘いただけますと幸いです。

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打席の種類と数が多いVC
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最近読んだ本で、メチャクチャ面白い本がありまして、その一節をご紹介。それがこちら。

  VCは何度も打席に立ち、ホームラン企業へ投資する機会が数多くあるのに対し、大半の起業家は数回しか打席に入れない。これは不公平だが事実だ。スポーツのたとえをさらに織り交ぜて言えば、わたしたちVCは何度かゴールにシュートを打てるのに対し、起業家は人生でほんのわずかしかシュートを打てない。この不均衡のせいで、とくに投資決定に関して、情報の非対称性が現れる(たいていは創業者を犠牲にして)。VCは何度でもプレーできるので、長い時間をかけてさまざまな仕組みの理解を深められるという利点があるが(とくにタームシートの交渉をする際に)、創業者はせいぜい数えるほどしかそのプロセスを経験していない。条件を公平にするために、VCと創業者との間の相互作用をよく理解し、尊重すべきだということを、わたしは創業者にはっきりと説明したい。情報の非対称性によって、10年かそれ以上続く密接な結び付きの基盤が損なわれるべきではない。

簡単にまとめると、

・事業家のチャレンジ回数は少ない
・一度起業すると、打席の種類を選びにくくなる
・一方でVCは打席の種類も回数も相対的に多い
・多くの起業プロセスに携わるので、情報が入ってきやすい

といった違いがあるようです。

ここで私は「VCが良くて、事業家は悪い」と言いたいわけではありません。ただし、ファクトベースで見て、もし投下資本があるなら、VC側のほうが有利な構造にあるのは事実です。

そして、よくよく考えると、このVC-起業家の構造と相似形を成しているものがあります。

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VCと同じ構造にあるビジネスについて
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