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新サービスの先行者利益と影響力ハックについて

どうも、広告マーケターのエルモ(@elmo_marketing)です。

昨日、こんなツイートをしました。

先行者利益と言うと、「特定のコミュニティでいち早くポジションを確立すること」と思われがちですが(いや、実際そうなんですが)、ポジションを確立する以外にもいろいろなメリットがあります。

さらに、ユーザーがコンテンツを提供するソーシャルプラットフォームでは、先行者利益を目指すことは影響力ハックになります。

今日は先行者利益について、もう少し深く考えてみましょう。

ネットで影響力を得たい人は読み進めてみてください。

なぜ新サービスでは影響力を獲得しやすいのか?

「早いタイミングでポジションをとれば、あとは後発の参入者が増えるにつれて、自分の地位が勝手に上がっていく。」

冒頭でも書いたとおり、先行者利益とはポジションを確立すること。

では、その本質はなにかと言いますと、「そもそも新しいサービスでは、コンテンツ発信の恩恵を受けやすい」んです。


ここからは、いちユーザーではなく、サービス提供側の視点でソーシャルメディアのエコシステムを考えてみます。

まず、ソーシャルメディア(プラットフォーム)には、利害関係者が3パターン存在します

1.サービス提供者(プラットフォーマー)
2.コンテンツ提供者(発信者)
3.ただのユーザー(受け手)

サービス提供者は、プラットフォームを成長させるために、大きく2つの対策を打ちます。

①発信者に、良いコンテンツをより多く提供してもらう
②ユーザーが快適にコンテンツを楽しめる環境を作る

サービス改善と聞くと、②のUIUX改善に目が行きがちですが、実際は①が欠かせません。そもそも良いコンテンツがないと、読み手が集まりませんからね。

とくに、①へのアプローチは、サービスローンチ時に顕著になります。

いまのYoutubeやGoogle検索のように、すでにプラットフォームのエコシステムが成熟している段階では、もはやプラットフォーム側が発信者を手厚く優遇する必要はありません。大量のユーザーを抱えていること自体が、コンテンツ提供者への見返りになります。


逆に、生まれたてほやほやの新サービスでは、コンテンツ提供者への見返りをあまり用意できません。ユーザーがいない、ネットワークもない。

しかし、そんな状況でも、サービス提供者はプラットフォームを活発化させたいので、どうにかしてコンテンツ提供者を優遇します。

たとえば、、、

・ランキングを作って、上位表示させたり
・賞を作って、権威性を与えたり
・ほかのユーザーとのコラボで、繋がりを広げたり
・ときにはサービス提供者自ら、コンテンツ提供者にGIVEしたり

といった具合です。

ちなみに、プラットフォーマーがサービスを活性化させるために、初期コンテンツ提供者を優遇するのは、SNSだけではありません。

実は、オンラインサロンも同じです。

オンラインサロンの初期メンバーは、サロン主と密にコミュニケーションが取れたり、サロン主(多くの場合はインフルエンサー)にサロン内の成果をSNSで拡散してもらったりと、先行者利益を得ることができます。

やはりこれも、サービス提供者であるサロン主が、サロン内ネットワークを活性化させるべく、まずはサロン主がユーザーにGIVEするわけです。

サロン主側からしても、サロンを盛り上げてくれるコンテンツ提供者は不可欠な存在なので、お互いにWin-Winという構造です。

新しいサービスが出たら、いち早く入って自らコンテンツを提供する。誰も言いませんが、そのコミュニティ内でポジションを確立して、「〇〇の人」と名付けられる大チャンスなんです。

つまり、「有望な新サービスや新しいサロンにいち早く参戦し、そのコミュニティ内で名をあげる」というのは、ひとつの影響力ハックなんです。


逆に、すでにコンテンツが大量に集まっているnoteやYoutubeで発信力を得るには、「①コツコツ発信し続ける」か、「②誰も出していない超優良コンテンツを発信する」必要があります。

なので、短期間で影響力を獲得するには、いまのnoteは若干不適切だなと思います。ぶっちゃけた話で、すみません。

影響力をハックしたいなら、stand.fmがオススメかも?

僕は、このサービスの回し者でもなんでもないですが、今から影響力ハックに挑むなら、stand.fmが良いかもしれません。

ちょうど昨日、こんなニュースが飛び込んできました。

またstand.fmは、SPPの開始を明らかにした。
SPPの第1弾として、再生時間に応じた収益還元プログラムをリリース。SPPは審査制で、承認された配信者のみが対象。配信者のstand.fm・YouTube・SNSなどのフォロワー数や発信内容など総合的な角度から審査する予定。審査基準は非公開。申し込みは「stand.fmパートナープログラム応募フォーム」より行う。2020年内は、キャンペーンとして再生1時間につき4~6円の収益還元を計画。60分の投稿が2万回再生された場合、10万円前後の収益を受け取ることが可能。

音声メディアでは超珍しく、再生数に応じて収益を出すようです。

まさに、コンテンツ提供者に見返りを用意してきた形です。しかも、お金というかなり現金な形で、インセンティブを出してきましたw

ネットウォッチャーの僕が見る限り、「stand.fmと言えばこの人!」というポジションを確立している人はほとんどいません。

これはnoteと比べて、ポジションに空きがあるということに他なりません。

プラットフォームがコンテンツ提供者を手厚く扱ってくれるという意味で、stand.fmはこれから熱いサービスになるんじゃないかな~と見ています。

おわりに

ということで、今日は先行者利益について書いてみました。

新しい場所でポジションを取っておくと地位を確立できますが、それ以上にサービス提供者側から良い待遇を受けられるよ!という話でした。

こういう現金な話はあまりしないほうが良いと思うのですが、ひとつの影響力ハックの参考にしてみてください。

あ、あとstand.fmにくわえて、No Codeもこれから先行者利益が得られるコミュニティ、業界のひとつだと思っています。完全に忘れていました。

本日も最後まで、ありがとうございました。

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エルモ(@elmo_marketing)

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