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『考える』とは何か? 思考をアウトプットする5つの方法を教えるよ。

本日は、簡単に思考をアウトプットする方法論を紹介します。

アウトプットの型を知っておくと、あとは思考を当てはめるだけですみます。

ゼロイチで思考を可視化するのは意外と大変です。「考える」ことに合わせて、可視化することを「考える」必要もあり、二重に頭を使うことになるんですね。

なので、思考のアウトプット方法については、型を知っておくことが負担を減らすことに繋がります。


では、「考える」について。

「○○思考」と打ち出す本が、書店にはゴマンと置かれていますよね。(ロジカル思考、デザイン思考、アート思考、ゼロ秒思考、エッセンシャル思考、仮説思考などなど)

お店にたくさん商品が置かれているというのは、そのカテゴリーが「売れる」証。つまり、『思考』はそれだけ消費者からニーズがあり、みんな「考える」ことが大好きだということです。


とはいえ、みなさん「考える」ことには強い興味があるものの、「思考法」についてインプットするだけで、頭の中で考えがグルグル堂々巡りをしている方も多いのではないしょうか?

その理由はシンプルで、「思考(考える)」がアウトプットに結びついていないから

ということで、本日は「思考をアウトプットに繋げる方法論」を5つ紹介しようと思います。

『考える』をアウトプットに落とし込む5つの方法

考えをアウトプットするというのは、思考を可視化することです。

「思考を可視化する」というと、ふわふわしたものを具体的に表現するような気がして、すごく難しく感じる人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。

以下の5つが、「思考を可視化する」方法論です。

①物事を分解(細分化)する
②因果関係を見出す(仮説でいい)
③わかりやすくたとえる
④異なるモノをくっつける
⑤過去・外の事例をもとに未来を予想する

ひとつずつ解説していきます。

1.物事を分解(細分化)する

まず「考える」とき、一番最初にやるべきは分解です。

「分析」という言葉がありますよね?

あれは何をやっているかというと、モノゴトを分けることで、インパクトをもたらすファクターを探そうって狙いでやっています


たとえば、あなたがラーメン屋の店主だとすると、ラーメン屋の売上は「お客さんの数×顧客単価」で決まります。

この2つの要素をいろんな切り口で分解して、売上アップに繋がりそうな仮説を探します。

・昼と夜では客層はどう違うの?
・昼と夜の顧客単価はどれだけ違うの?
・男性と女性では注文する商品(=顧客単価)に違いがあるの?
・顧客単価のうち、ラーメンが占める割合は?

などなど、事象を分解することでいろんなことが見えてきます。

まずは、この分解したパターンを実際に文章化、または図解するだけで、『考える』として立派なアウトプットとなります。

欲を言えば、ここからラーメン屋の売上に繋がる打ち手を見いだせたら理想。それが2になります。

2.因果関係を見出す(仮説でいい)

ふたつ目は、モノゴトに因果関係を見出すことです。

・なぜnoteを書いても誰も読んでくれないのか?
・なぜ子どもが全く言うことを聞いてくれないのか?
・なぜ部下の仕事はいつも6割の質で提出されるのか?
・なぜサイト来訪者が2ページ以降を回遊しないのか?
・なぜチラシ広告を出しても、来店アップにつながらないのか?

などなど、世の中(個人・会社ともに)には腐るほど問題があります。

これらの問題を少しでもポジティブなものにするために、現状を良化させる起点が仮説(アイデア)です。

「Aをすれば、Bになるんじゃないか?」

というアイデアを、とにかく書き連ねて見ること。

考えるとは、物事を前進させるためにあり、その出発点が「仮説」なんですね。仮説をまずはアウトプットしてみること、これだけでも十分「思考をアウトプットすること」になります。

余談
仮説の質を心配しすぎると、いつになってもアウトプットできなくなります。あまり周囲からの評判や批判を気にせず、まずは吐き出してみるのがオススメです。

3.わかりやすくたとえる

3つめが、「わかりやすくたとえる」です。

難しいことをなにかに見立てる。たとえが秀逸だと『あぁ、そういうことか!』と深い納得感を醸成します。

音楽に詳しくない人に、音楽をスポーツネタにたとえて教えるとかですね。これだと、普段リーチできない人に情報を届けることができるメリットも生まれます。

話が分かりやすい人、文章を書くのが上手な人は、みな『たとえる力』に秀でています。

「〇〇とは、言い換えると××のようなものだ!」

これも立派な思考のアウトプットです。

④異なるモノをくっつける、比較してみる

次に、「異なるモノをくっつけてみる」です。

映像作家のガービーファーガソンは「Everything is Remix.(すべての創造物はなにかをくっつけたものだ)」と言っています。

2つのものを異なるモノを繋げると、それだけで新しい価値が生まれます。

・本屋×カフェ→TSUTAYA
・車×インターネット→Uber
・家×インターネット→Airbnb

ビジネスでいうと、こんな感じでしょうか。

「AとBの事例を比較して、強みを整理してみた」
「AとBの強みを合わせると、こうなるんじゃないか?」

というのが具体的なアウトプット例になります。言われてみると、そんなに難しくないですよね。

⑤歴史・外の事例をもとに未来を予想する

最後に、「過去、外の情報をもとに、勝手に未来を予想する」です。

(※思考アウトプットで、一番オススメしたいのがこれです。笑)


未来予想コンテンツはいつも一定のニーズがあります。

「2025年の未来」「2030年、加速する~」「2050年のニッポン」など、書店にたくさん本が並んでいる理由も、みんな未来を知りたいからです。

さらに、当たるかどうかはそこまで求められず(というかまったく求められておらず)、未来予想の筋と根拠がそれなりによければ、周囲から評価される。そんなコンテンツカテゴリーになっています。

「未来を考える行為」は、歴史と外の事例をもとに検証していくことになるので、実は幅広く考える、かつ良質なインプットができる機会にもなるんです。

つまり、未来を考えるとは、歴史と外の世界を知り、その情報をもとに補助線を引いてみる作業なんですね。なので、考える力もアップしやすいと思っておりまして、非常にオススメしております。

まとめ

本日は、「考えるとはなにか?」「思考をアウトプットする方法論」について考えてみました。

まとめると、この5つですね。

①物事を分解(細分化)する
②因果関係を見出す(仮説でいい)
③わかりやすくたとえる
④異なるモノをくっつける
⑤過去・外の事例をもとに未来を予想する

本を読んだり、新しいモノ・コトを体験してインプットするのも大切ですが、「インプット⇒思考⇒アウトプット」までやり切ったほうが自己投資のリターンは最大化されると思います。(僕の肌感覚上)

せっかくインプットしたことがあれば、思考をまとめて、アウトプットに挑戦してみてください。

noteは気軽に思考をアウトプットする場として最適だと思います。

このnoteが、何かしらの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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