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ホテル御三家のアフタヌーンティー食べ比べ

日本の「ホテル御三家」をご存知でしょうか。「ホテル御三家」とは、日本で創業し世界的にも有名な超一流ホテルのことです。「帝国ホテル」「ホテルオークラ東京」「ホテルニューオータニ」を指すのが一般的なようです。

これは、1980年代に世界各国の著名人を集めたサミットが東京で開催された際に、その宮中晩餐会のケータリングと国賓の宿泊施設として、外務省が「帝国ホテル」、「ホテルオークラ東京」、「ホテルニューオータニ」の3社に依頼したのがきっかけになり「ホテル御三家」と呼ばれるようになったといわれています。

その後、外資系高級ホテルが東京に進出し、「新御三家」「新々御三家」なるものも登場したようです。

▼ホテル御三家

  • 帝国ホテル東京(1890年/日比谷)

  • ホテルオークラ東京(1932年/虎ノ門)

  • ホテルニューオータニ(1964年/赤坂)

▼新御三家

  • パークハイアット東京(1994年/西新宿)

  • ウェスティンホテル東京(1994年/恵比寿)

  • フォーシーズンズホテル椿山荘東京(1992年/目白)

▼新々御三家

  • ザ・リッツカールトン東京(2007年/六本木)

  • ザ・ペニンシュラ東京(2007年/日比谷)

  • マンダリンオリエンタル東京(2005年/日本橋)

ということで、ホテル御三家のアフタヌーンティーを食べ比べてみました!

帝国ホテルのピンクストロベリーアフタヌーンティー

『帝国ホテル』では、本館17階の「インペリアルラウンジ・アクア」と「ロビーラウンジ」でアフタヌーンティーを提供しています。「インペリアルラウンジ・アクア」のアフタヌーンティーは、季節ごとのメニューがあり、奇をてらっていないベーシックなスタイルなので、安心していただけます。

スタンドの3段のうちの2段はお食事メニュー。スイーツは1番上の段だけと、甘辛のバランスがいいです。お食事メニューは一口サイズですが、しっかり帝国のお味です。もちろんスイーツも手抜きはありません。

【ピンクストロベリーアフタヌーンティー】
<SPECIAL>
■ムース・フレーズ
<PLATE1>
■クロワッサン・フレーズ
■苺のタルト
■苺のショートケーキ
<PLATE2>
■苺と小エビとモッツアレラチーズのカプレーゼ、可愛いファルファッレ
■ビーツのポテトサラダ・スモークサーモンと苺を添えて
■プレーンスコーン
<PLATE3>
■苺/マスカルポーネ/パプリカリオナ、桜のフォカッチャサンドで
■ピンクの衣をまとった牛肉のコロッケ、ベリーとサウザンアイランドドレッシング
■豚肉のグリル、特製バーベキューソースで

(2022年3月訪問)

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The Okura Tokyoのスターライトアフタヌーンティー

『The Okura Tokyo』では、オークラ プレステージタワー 41階にある「バーラウンジ・スターライト」でアフタヌーンティーを提供しています。『The Okura Tokyo』は、2019年9月12日にリニューアルオープンしています。その際にホテル名も、「ホテルオークラ東京」から「The Okura Tokyo(ジ・オークラ・トーキョー)」に変更されたようです。

アフタヌーンティーは、一皿づつサーブされます。まず、セイボリーのお皿。食べ終わるとスイーツのお皿。続いて、温かいスコーン。そして最後に、メインのアシェットデセール「ピーチメルバ」が登場します。セイボリーのボリュームがかなりあり、これでしっかりとランチの代わりになります。

【スターライトアフタヌーンティー】四季を巡るパティシエズテーブル
<オリジナルモクテル(ノンアルコールのカクテル)>
■ココナッツ香るパイナップルのモクテル
<セイボリー>
■オークラ牛のプティハンバーガー
■シーフードカクテル アジアンテイスト ライムの香り
■カラフルトマトのマヌカハニーとヴァーベナオイルのマリネ
■ドライフルーツとナッツのチーズテリーヌ
<スイーツ>
■自家製ココナッツプラリネのタルト
■クリームソーダに見立てた夏のヴェリーヌ
■二種のショコラムース 球体仕立て
■ピンクグレープフルーツのパルメローザ
<スコーン>
■プレーン(バニラ)&アールグレイ
<アシェットデセール>
■丸ごとピーチメルバ

(2022年8月訪問)

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ホテルニューオータニのマロン・アフタヌーンティー

『ホテルニューオータニ』では、「ガーデンラウンジ」でアフタヌーンティーを提供しています。ガーデンラウンジは、400年余りの歴史がある、江戸城外堀に囲まれた約1万坪の広大な日本庭園を望むティーラウンジです。

【新アフタヌーンティーセット〜マロン〜】
<上段>
■スーパーモンブラン
■スーパーメロンショートケーキ
■バスクチーズケーキ
■マロンタルト
■グレープショートケーキ
<中段>
■マロンプリン
■グレープゼリー
■レッドローズマカロン
■マロンマカロン
■オランジェット
■ボンボンショコラ
<下段>
■季節の特製フルーツサンドウィッチ
■バラエティーサンドウィッチ4種
■マロンスコーン

(2022年10月訪問)

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帝国ホテルのアフタヌーンティーは、かなり前から定期的に通っていますが、こなれ感があり、安定感も抜群です。今回はストロベリーの会だったので、セイボリーにもすべていちごを使っていて、見た目もかわいらしかったです。いちごとピンクは、女子力アップの王道ではないでしょうか。

オークラは今年初めて行きましたが、アフタヌーンティーというよりも、”デザートが充実したランチ”というイメージです。バンバーガーはさすがにおいしかったのですが、提供されている場所も”バー”だからなのか、メニューがお酒のつまみっぽい印象でした。最後のアシェットデセール(ピーチメルバ)を楽しみにしていたのですが、逆にそれだけでもよかったかも。全体的に”おしゃれ!”というよりも、やや重厚な雰囲気です。

ニューオータニは、デザートバイキングの方がメジャーでしょうか。あえてアフタヌーンティーにしたのですが、スイーツの比率が高い。「スーパースイーツシリーズ」が少しずつ食べられるのでありがたいのですが、サンドイッチも半分はフルーツサンドなので(これはこれでとてもおいしかったが)、もうちょっとセイボリーがあった方が、私には楽しめます。あと、スタート時間が15:15なので、昼を抜くには遅い時間だし、かといってしっかり食べてしまうとお腹に入らないという問題も。

それぞれに特徴があり、御三家の味をしっかりと楽しみました。
やっぱりおいしいものは人を幸せにすると思うのです。

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