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【京都レトロ喫茶めぐり⑦】日曜日しかオープンしない幻の店@珈琲の店 雲仙

1935年(昭和10年)創業。西洞院綾小路角にあります。なかなか渋い外観。

昭和5年創業の進々堂 京大北門前、昭和7年創業のスマート珈琲店、昭和9年創業の築地とフワンソア喫茶室に次いで、京都市内に現存する喫茶店として5番目に古い店です。

現在の3代目の高木利典氏の祖父が創業、数年前までは母の禮子さんが店を切り盛りしていました。その母が倒れたのを機に、利典氏が店に立つようになりました。
店名は、創業の前年に国立公園に指定された雲仙(日本初の国立公園のひとつ)にちなむそうです。

ちなみにこちらのお店は京都の自家焙煎店のパイオニアであり、創業当時のガス式焙煎機を今も使っています。

利典氏が仕事のかたわら店に立っているので、営業は原則日曜日のみ。それでも常連さんが離れないようです。

私たちは午後2時ごろ行ったのですんなり入れましたが、開店時間には並んで待つ方もいらっしゃるようです。

店内は昔懐かしい低めのテーブルに皮張りのソファ。1番奥はその昔、防空壕に使われていた場所だそうです。

コーヒーやトーストのほかに、ピラフやカレーもメニューにあります。

主演が高倉健さんのときの映画「南極物語」のロケに使われ、渡瀬恒彦さんや夏目雅子さんの写真が飾ってありました。

「Thank you for your kindness」と刻印された厚焼きのホットケーキが人気です。名店を食べ歩いて研究し、オリジナルの粉を開発したそうです。

コーヒーは500円。ホットケーキは700円。モチモチでとってもおいしかったです。

行くのにはちょっとハードルが高いですが、タイミングが合えばぜひ京都の喫茶店の奥深さを感じに行ってください!

珈琲の店 雲仙
京都市下京区綾西洞院町724
電話:075-351-5479
営業時間:7:00~15:00
営業日:日のみ(ときどき土曜・祝日も営業)
https://twitter.com/6XsPu5Ja7WMokOg


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