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阿佐ヶ谷「うさぎや」のどら焼きに2時間並んだ話

東京三大どら焼きといわれる御三家は、東十条「草月」、上野「うさぎや」、浅草「亀十」。そして 「うさぎや」さんは、上野・日本橋・阿佐ヶ谷と3店舗あります。

それは食べ比べてみたい!と思っていたところに、友人から阿佐ヶ谷の「うさぎや」さんが今年5月20日で閉店するとのニュースを聞きました…

此の度、店主の高齢化と職人不足のため、令和六年五月二十日をもちまして閉店させて頂きたくお知らせ申し上げます。

店主の高齢化と職人不足… 老舗がこうやってなくなっていくのは残念です。

それにしても、閉店するとわかると「一度は行っておきたい」となるのは、人間のサガなのでしょうか。

*4月23日現在、予約販売分はすべて終了。店頭販売はありますが、一人あたり、どらやき10個、そのほかの菓子各5個まで注文可能。毎日商品がなくなり次第販売を終了しますしますとのことです!

3つのうさぎや

「うさぎや」さんの3店舗は、店名は同じで、創業者は親戚同士ですが、材料も製法も異なり、経営も別だそうです。

上野「うさぎや」

もともとは大正2年(1913年)に上野で創業。阿佐ヶ谷の今の店主のお祖父様である谷口喜作氏が始めました。店名は、初代が卯年生まれだったことが由来だそう。

どら焼きを開発したのは、上野の2代目店主。あんは北海道十勝産の小豆を使い、薄力粉、中力粉、強力粉をブレンドした皮で包んでいます。

阿佐ヶ谷「うさぎや」

阿佐ヶ谷の「うさぎや」は昭和25年(1950年)に、現在の店主・瀬山妙子さんのお母様が西荻窪で創業。7年後に現在の阿佐ヶ谷へ移転しました。

商店街に溶けこんだどこか懐かしい店舗です。商品見本をショーケースに並べて注文を受けて、奥から商品を取り出すスタイルというのも和菓子屋さんっぽい。

私は平日の11:45くらいにお店に着きましたが、かなりの行列。警備の方も2人いらして、「はい、お2人こちらに移動してください!」と細かい指示をして、行列を少しづつ進めています。
(商店街で道幅が狭いので、お店の邪魔にならないようきちんと行列をつくらなければいけない)

通りかかる人は「なんの行列?」と驚いています。途中で雨も降り出して、帰りたくなったのだけど、誰も列から離れないし、せっかく来たしなぁと思っている間になんとか店頭に近づいてきました。

結局、お店を出たのは13:35くらい。ほぼ2時間かかりました💦

お目当てのどら焼きと、桜餅、兎月最中、茜もちは買えましたが、うさぎ万頭は12:30くらいに売り切れたようです。

実食!

皮はしっとり、きちんと包まれていて、形もきれいです。餡は粒がしっかり残っていてバランスがよく、甘さもひかえめです。

消費期限は購入日を含めて3日間と長いので、味の変化も楽しめそうです。

桜餅はこしあんがやわらかくてとろけそう。なめらかな口当たり。
皮も薄くてお上品です。

茜もちは、かぼちゃのあんにくるみのアクセントがおいしい!
なにかに似た味なんだけど、なんだろう。。。

ということで、ごちそうさまでした!

住所:東京都杉並区阿佐谷北1-3-7
営業時間:9:00〜17:00
電話番号:03-3338-9230
アクセス:JR阿佐ヶ谷駅北口から徒歩3分
定休日:金曜日、土曜日 
※祝祭日4月29日、5月5日、6日は営業

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