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色彩検定合格ウラ技(2) 配色カードは最初からまとめ買いする

こんにちは、サユリです。

色彩検定1級の受験を予定されている方にお知らせしたい私の大失敗談を、こちらの記事にてシェアしたく思います。

色彩検定の受験にあたって、最重要のマスト品は公式テキストと配色カードです。この2つさえあれば、独学で試験勉強は可能です。

特に1級2次試験の実技では、配色カードの扱いこそが合格の鍵を握っているといっても過言ではありません。

私は2022年に9ヶ月間の勉強で、2級、1級、UC級をトリプル受験して、全て一発合格できました💮💮💮

春先に、全ての公式テキストと入手可能な過去問題集を購入したところ、想定外でかなりお高くついてしまいました。できるだけクオリティの高い色再現を目指した印刷のため、テキストも問題集も価格はどうしても高くなると、協会からの説明が受験ハンドブックにも記されていました。

とりわけ、1級は内容がより高度になるため、お値段はいちばんお高めです。

というわけで、春の時点ではまだいいかな?と、配色カードは購入せず、かつて3級の受験時に使った残りの配色カードで対応していました。

メルカリで安く購入できないかと調べてみたら、あるわ、あるわ、新品未開封や使いかけのカラーカードが出回っておりました。その中から数名の出品者から随時買い足しながら、学習を進めてきました。

さてさて、2級とUC級は無事に成績優秀者として合格💮💮し、7月からはまるまる1級の受験体制です。

7月〜8月に、計画的に3級と2級の総復習をしておき、その後は1級1次試験のペーパーテストに専念し、こちらも無事に通過しました。

さぁ、ここからが1級2次試験に向かってラストスパートと、実技の演習に入りました。

毎日、ハサミで配色カードを切り刻み、配色や色感トレーニングに励みました。

色感トレーニング、難しいですよね。

わたしはもともと色彩センスはあると自負しておりましたが、色相・明度・彩度を正確に視感測色するのはまた別のスキル。そのためにも、色相環や明度表とにらめっこして、過去問にも取り組みました。

配色カードも常に提携し、気になる色を見つけたら、即チェック。2つめの配色カードは留め具を外して、バラ状態にして活用しました。3つめの配色カードは演習の切り貼り用です。

我れながら、抜かりない万全の受験体制と思っておりました。

ところが!

😱

過去問題集や慣用色名と、わたしの色感がズレているのでは?

という誤答や疑問がどんどん出てきて、モヤモヤと自分の色感センスに自信が持てなくなってきたのです。独学ですし、ネットでググろうとも、それこそデバイスによる色差だらけです。

そうこうしているうちに、切り貼り用のカラーカードがなくなってきたので、書店に買いに走りました。いつも行く書店には、色彩検定コーナーに5、6個は配色カードが常時置いてあったからです。

ところが!
在庫は1個しかないのです。演習を繰り返して本番に臨もうと思っていたので、1個では足りないことは明白でした。

とりあえず1個買って帰ったところ……
手持ちの配色カードとの色差に気づいてしまいました! この時点で、メルカリで買った中古品とはロットナンバーがまちまちであったことにも気が付いてしまいました。

補色配色でダイナミックなイメージですね。
ネオンイエローの文字はネット上では視認性が落ちるので、黒でセパレーション。ポップでアメリカンです

そして思い出した出品者のコメント。
「長期保管品ですが、状態は良好です」

確かに見た目は綺麗な状態ではありましたが、長期保管(推定10年?汗)の際、経年で色が変質していたのです。とりわけ、ライトグレイッシュの紫よりの色合いはほぼ別の色味になってて、逆にモノトーンのグレーがやや紫みを帯びていたのです!慣用色名のチャコールグレーの色差も大き過ぎて、色感も混乱しまくりに!

慌ててAmazonで探してみたものの品切れ中、もしくは定価よりも高く出品されていました。

2次試験が差し迫ってくると、配色カードが品薄になりやすいようです。

もう汗、汗、汗の、汗りまくりです(焦りまくり)
この時点で12月に突入し、試験まで2週間を切っていたのです。

こんな時こそ、いちばん信用できるのが、色彩検定協会の公式HPの、公式販売サイトです。

早速、配色カードを5個注文し、備考欄には同じロットナンバーにして欲しいとのコメントも記しました。

それでも心配だったので、直接、協会に電話して、同じロットナンバーに揃えるよう念を押しました。

私の声がよっぽど緊迫していたのか、応対してくれたスタッフが、同パッキンの中の、同ロットナンバーで揃えてくれるとまで確約してくれたのです!

協会スタッフの説明によると、専門学校や講義での一括注文では、色差がでないよう、やはり同パッキンの同ロットナンバーで揃えている、とのことでした。

電話をきって一安心。
ふぅー、セーフでしたよ。

早速届いた配色カードを使い、大急ぎで何とか自分の色感を整え、調整していきました。このまま変色したカラーカードを使って2次試験の実技対策をしていたら、全くもって色感が混乱していたと思います。

せっかくメルカリでお得に購入したのですが、古い配色カードは思い切って処分しました。安物買いの銭失い……逆にお高くついてしまいましたね。

とある色彩講師をされている方は、2次試験のために配色カードを20個まとめ買いしたそうです。合格した後も用途はあるので、ムダにはならないとのことでした。

さぁ、1級の受験を予定されている方、ぜひぜひ早めに配色カードを同ロットでまとめて購入されることを、強くおすすめいたします。

決して配色カードを中古品でバラ買いはしないでください

わたしの大失敗が参考になれば幸いです。
それでは皆さんの合格をお祈りしております。

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