本能寺の変 明智光秀のチョコレートは炎の唐辛子
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キムタク主演の織田信長と濃姫との激動の恋愛物語『レジェンド&バタフライ』を観てきたせいか、戦国武将をテーマにしたメリーチョコレートのバレンタインコフレ〈TSUWAMONO 織田信長〉は今年のマイブーム。
アソートの中に一粒、明智光秀のチョコレートがあります。本能寺の変の燃える炎をイメージした唐辛子をアクセントにしたチョコレート。
〈レジェンド&バタフライ〉は旬のオールスター揃い。それぞれが歴史人物に新たな解釈を吹き込んでいるのが見どころです。
信長の人生を終わらせる明智光秀を宮沢氷魚さんが演じています。炎のような魔王に憧れるミステリアスな存在感。キムタクの信長とはまた違った格好良さです。
氷魚さんはご自分の身長が高すぎて時代劇には不向きと思っていたところでの明智光秀役のオファーだったとのこと。実際の明智光秀の身長は諸説ありますが、当時の男性の平均は158cm前後。180cm超えの氷魚さんが、兵士を率いて本能寺向かうシーンは迫力がありました
本能寺に赤々と炎を放つ狂気、明智光秀の野望が一粒のチョコレートに表現されています。暗い闇夜を思わせるスイートチョコレートに、ピリリと刺さる唐辛子。
もともとチョコレートの起源に当たるアステカ文明で、皇帝はカカオ飲料のショコラトルに唐辛子やスパイスを入れていたそう。なので、チョコと唐辛子は合うんですよ。
さて、食べる前にチョコレートを撮影をしなくてはと、信長最期の燃える炎をドラマチックに表現したくて、背景紙に唐辛子をめいっぱい振り撒いたら……
おおおお!
目、目が開けられない!
炎に巻かれたかのように、唐辛子の辛味成分が揮発して、スタジオ代わりの私の部屋にカプサイシンが立ち込め、息もできずにむせ返ってしまいました。古来、唐辛子も敵を拡散する秘密兵器ですものね。
慌てて窓を開け放ち、危うく目潰しと窒息を免れましたが、炎に包囲された信長の心境が、少しだけ分かりかけましたよ。
人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり