ダイエット特集をしないファッション雑誌を買う
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私が今から8キロほど太っていた時、ダイエット特集をしている雑誌を手当たり次第に食べまくっていました。あ、失礼……読みまくっていました。
そういった雑誌はだいたい毎号ダイエットを定番のように特集しています。やはり不動の人気ページですよね。
私も貪るように毎号買い続け、食い散らかしてきました。あ、失礼……読み散らかしてきました。
そしてある日、奇跡のような天啓を受け、一気にスリムダウンしてからは、もうダイエット特集の記事は買わなくなりました。
代わりに、おしゃれ心を刺激してくれるモード誌をよく読むようになりました。
こちらは私が定期購読しているエル・ジャポンの2023年6月号。モード誌として、昔も今も最先端の情報を伝えてくれます。
女優のアン・ハサウェイが素敵すぎます。
オープンしたばかりのブルガリホテル東京で、ブルガリのジュエリーやハイブランドのウエアもさり気なく身につけています。
アン・ハサウェイの美しさに見惚れながら、ふと気がついてしまったのです。
そもそもモード誌を読むような人たちは、ハイファッションがすんなり入るサイズと体型を維持しているということに。
しかも次々と移り変わるスタイルやトレンドに、洋服だけでなく、きちんとボディもついていってるのです。
2020年頃より流行のアメリカンスリーブのトップスを着こなすために肩のラインや二の腕を整えるといったTIPSの記事はあれども、あくまでも補足としてのダイエットまたはエクササイズの記事を見かけるくらいです。それって、まるでウエアに合わせるアクセサリーや小物の特集とさほど変わらない位置にあるんです。この洋服にはほどはどに鍛えた上腕二頭筋と僧帽筋をコーディネートしましょう、といった感じです。
新しいダイエットやエクササイズの記事は、どちらかと言えば、未来を先読みするようなニュースとしての位置付けで掲載されていたりします。
2023年現在は、定番となったクロップド丈の短いトップスで、ヘソも腹筋も顕わになるのは当たり前。下着の透けるシースルーもファッションのひとつ。エディターやファッショニスタたちは堂々と街中で着こなしています。ボディポジティブこそ最先端なんです。
そんな彼女たちのインタビューがすごい!
とあるVOGUEの日本人ファッションエディターは、アレキサンダー・マックイーンのワンピースを30万円ほどで購入したことを誌面にて語っていました。
「ドレスは未来の体型維持への投資」
だそうです。
おお!
カッコいい!
マックイーンの真紅のドレス。ノースリーブでウエストからバストがフィットするシルエット。膝丈のイレギュラーな裾には大胆なフリルがあしらわれています。女性の普遍的な美しさを、まさにドレスで表現しているのです。
今も未来も、このドレスを着こなすボディと美意識でいる。その覚悟。そう思うと30万円はリターンの大きな投資ですね。
そのスタイリストもアン・ハサウェイのように美しい人でした。
こういう思考の人たちが雑誌を作ったり、登場してくるので、モード誌を読み続けるだけで、自然とスリム体質になっていくなぁ、と気が付かされました。
わたしが太っていた時に読んだ雑誌の読者層には太っている人たちもいました。ウエストフリーのワンピースが皆お揃いのようでした。インタビューも顔出ししない匿名の人が多かったです。
つまり、この類の雑誌は太っている人が作ったり、太っている人が(匿名で)登場するのです。そしてなぜか皆、似通っていて、同じ思考と波動で作られているので、なかなか痩せられず、毎号繰り返しダイエット特集になるのです。
さぁ、いつまでも痩せない人たちが集まる雑誌を買うのはもう卒業しましょう。
痩せたいと思ったら、スリムな人たちが集う雑誌を買ってみましょう。ダイエットやボディメイクは、結局のところ、思考や習慣、着るものや読む雑誌で決まるのです。
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