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本物のお汁粉を食べたことはあるかい?(とらや)

お汁粉。はい、勿論大好きですよ!

寒い冬の凍える風でHPが真っ赤に染まった時。
自動販売機でお汁粉を見かける。
まるで砂漠でオアシスを見かけたような「救われた!」という気持ちで、ついチャリーンとコイン投入口にお金を差し込みます。

ゴトンと落ちた温かい缶を拾い上げる瞬間から、みるみる心も体も元気に。
口に含んだ瞬間、中からほわわぁぁっと温まっていく感覚と口いっぱいに広がる小豆の香りはもう幸せの極み。

あるいはふと、無性にお汁粉が食べたくてたまらなくなる時もあります。
そんな時には私はモスバーガーへ駆け込むのです。

あのプクっと膨らんだ柔らかい小豆がたっぷりなモスのおしるこのファンは多いはず!

意外とカロリーは高いんですけどね…。
「小豆って身体にいいからね!」なんて言い訳をしながらつい食べちゃう。

お汁粉は美味しい!

しかし、己の考えを全てひっくり返すような奴に出会ってしまったのです。本物ってやつに。

とらや

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口に含んだ瞬間、そのなめらかな口当たりと風味の強さに衝撃。

「あれ…私今まで、お汁粉って食べたこと、あったっけ……」

そんなことを思ってしまう程、次元の違う味。あまりに上品な味わい。
おもちも艶やかで、程よく伸び、仄かな甘さが付いている。

完璧だ。これは完璧なお汁粉だ…。

何をもって完璧なお汁粉と呼べるのかは謎ですが、食べてる最中は確かにそう感じざるを得なかったんですよね。

味は三種。
小倉汁粉・御膳汁粉・白小倉汁粉…
えっ、白!?
驚いて店員さんに聞き返しちゃいました。

栽培が難しい希少原料の白小豆を使って作られているそう。

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確かに、白い!
お汁粉って小豆色のイメージでしょう?
凄く不思議な感じでした。

始終感動しながら、美味しく頂きました。
今度は、冷静な気持ちで食べたい。


自販機やモスのお汁粉が偽物だ!
というわけではないんです。
あれはあれで美味しい。

きっとこれからも、寒い時に発見したら自販機にコインを貢ぐし、
冬にお汁粉が食べたくなったらモスに駆け込むでしょう。

でも確かに、とらやのお汁粉に対して「本物」と感じた自分の気持ちも本物。

私の大好きなチョコについても同じ。
1粒500円以上するようなチョコでも買い、「美味しい」を求めて突き進みますが、だからといってコンビニで売られているようなチョコを「チープで不味い」なんて決して思いません。

知っている幅が広くなるほど、好きの幅が広がる。
色んな視点で見られるようにもなって、もっと好きになる。
そんな風に思うのです。

だからやっぱり、「本物の美味しい」をもっともっと見つけたい。
そんな風に思う、とらやのお汁粉でした。

ところで今回は全部「お汁粉」と表記しましたが、「おしるこ」の方がしっくりくるかなあ……。


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