白と黒は「色が無い」ではない〜サザコーヒー〜

私は厨二病だから、と言うと厨二な不治の病を抱えたしかし趣味の異なる同士には怒られそうな気がするけれど…私は白黒が好きだ。

よく「世界は白黒で…色の無い無味乾燥でつまらないものだ」みたいなことを孤高の一匹狼は言ったりするけれど…あんなんかっこ悪い、だって白黒だって立派な色だもの。白と黒のコントラストが奏でる芸術性の分からぬ愚か者が…。

というわけで、はい、私は白と黒のベストカップルが超好きだ。

だからこんなメニューを見たら最後…

普通に怖いわ、レインボーと白黒スイーツとか、どんな映えだけを狙いに行ったお店だよ。

だが私は知っている。
サザコーヒーのスイーツは大概なんでも美味しい。
そしてレインボーのミルクレープは美味しかったよ(実食済み)

SLミルクレープ

生地はシンプル柔らかめ。
黒い色は多分竹炭かなと思うが、やっぱり見た目の壊さから、あまりドギツイ味にはしないんだよね。
「あれ普通に食べれるしほんのり甘さもあって美味しい」くらいがちょうどいい。
甘さは、強すぎない。その代わりというか、クリームがまた際立つ。

相互とに挟まる一層のクリームは、非常にシンプルだと思う。ただ生地と合わせて、他の層のクリームと合わせて、集合体として、想像以上にクリームがたっぷりで、味わいだってそうなってしっかりと甘さを発揮する。

上から見ると、黒が全面黒だからこそ、また「おおう…」となるね。愛おしい。

アップで見ても愛おしい。

全体的に素敵ではあるのだが、何よりも!!
私は底の、薄くて分厚い濃いチョコについて物申したい。凄い。濃くてビターでチョコで強くてもうほんとチョコ好きにとっての神なのだ。

ひと口ひと口が本当に力強くてロックで、世界がチョコを崇めている。メニューにも「チョコ好きにオススメ」と一言書くべきだ。見逃してしまうよ。

サザコーヒーは、そりゃあコーヒーが美味しくて普通に真っ黒なあれを飲みたいのだけれど、最近はシェイっくも気に入ってしまってもう、本当に困る。

白と黒っていいよね…。
見た目だけを重視して味は適当に…なんていうのは許せないけどさ。そこはサザコーヒー、信頼しているよ。

そうしてこの白黒に目を付けた開発者と友達になりたい。趣味が合いそうな気がする。