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ママノスコーンの美味しさを語る

アリバカカオ。

その一言でチョコレート好きには通じてしまう人気店、ママノチョコレート。
そのスコーンを食べて試食レポをさせていただくこととなりました。

私のnoteは今のところ自由気ままな食レポばかりなのですが、今回はもう少し、責任を伴うというか、緊張感があってのレポとなります。
というのは、先日、こんなtweetを発見しました。

bosyuさんを通じての、試食&レポの募集に、当選してしまったんですよね。いや、当選させていただいた?
うん、もう通知が来たときは最高に嬉しかったです。
ありがとうございます。

実はbosyuさんとママノの別のイベントにも先週参加させていただきました。
なので、両者についてはこちらの記事に書いてあるので参考までに。

先程、「責任を伴う」なんて書いてしまいましたが、私は全く中の人と通じているわけではない単なるファンですからね。
美味しくなかったら、「美味しくない」と書きます。
そこは、素人でも食レポを書く者としてのプライドです。


さてさて、届きましたよ。
食べ方が書かれた素敵な紙と共に。

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2個ずつ袋に入って、6袋。
計12個のスコーンが楽しめます。
味は2種類。
私は1人暮らしなので、正直に言えば「1袋に別々の味で入ってくれていた方が食べやすかったな」と思ってしまいます。

が、このスコーン、2人で食べることを主に想定している気がします。
公式で扱っている写真に、2人の若い男女が楽しそうにスコーンを食べているシーンを使っているんですよね。

そもそも、1人で12個のスコーンを注文するっていうのも、かなり好きでないと考えにくいですしね💦

2人で食べるのであれば、同じ味で入っていた方がいいですよね。

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カップの茶色いストライプが可愛い!
(左)ショコラオランジュ
(右)チョコチップ

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大きさは直径約6㎝、高さ約3㎝。
女性の手で軽くつまめるくらいの大きさです。
小ぶりで軽く食べられますね。

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電子レンジ500Wで40秒~1分。
30秒を超えると、チョコチップは全体が、ショコラオランジュは上のバレンシアオレンジがジュワジュワと音を立て始めます。
なので私は40秒温めれば十分じゃないかな、と思います。

レンジでの温めのみだと、ふんわりむっちりな食感。
分かりにくいという批判を覚悟で私の抱いたイメージを申し上げると、
"ミスドのオールドファッション(全体がチョコ味)を弾力のある蒸しパンの食感にしたような”そんなイメージ。

時間が経つ程、どんどん硬くなりやすいので注意です。
①チョコチップを半分食べる

②ショコラオランジュを温めて半分食べる

③残ったチョコチップを食べる
という流れでゆっくりと食べていたら、③の残り半分のチョコチップが既にあのふんわり感を失い硬くなり始めていました。
なので、温めた後に一眼レフで気合を入れて写真を撮ったりする人なんかはちょっと注意かもしれません。

バターたっぷり染み込んだ生地の美味しさを楽しみたいのなら、電子レンジのみでの温めがおすすめ。
温めると花開く香りも、バタービスケットのような香りが前面に出ています。

もっとチョコ感を楽しみたい!サックリした生地の方が好き!
という人は、トースターで更に温めるのがおすすめです。

トースターを使うと、チョコの香りがぐんと強くなります。
チョコがでろんでろんに溶けないかなと心配したのですが、意外と溶けないです。
たっぷり入っているわりに手も汚れないのが不思議。

いわゆるイギリスのアフタヌーンティーに使われる腹割れのある丸いスコーン。あのくらい硬めのザックリを求めようとすると、多分焦げるので注意です。

ママノのスコーンは、表面が軽くサックリ、中はホロッと崩れるくらいのしっとりさが適性なのかな、と思います。

「どのくらい温めればいいのか自信ないなあ」という人には、半分に切っての温めを推奨します。
その方が、"表面のパラパラ”にちょっと色がつき始めたくらい、というのが分かりやすく、お好みのサクサク感に調整できるかと。

あとショコラオランジュのバレンシアオレンジ、あれを上に向けて温めるとけっこうジュワジュワいくので、半分にして横に向けるとそれがなく安心して温められました。


<チョコチップ>
73%アリバチョコレートチップがたっぷりと入っています。

まばらに練り込まれているので、味わいが一口ごとに変化して楽しい!
バター香る生地も魅力的。

たっぷりのチョコ、バターたっぷりの生地。
それだけ聞くと、甘ったるそう…と思うかもしれませんが、むしろちょっとビターで大人な味わいです。

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<ショコラオランジュ>
生地にココアパウダーではなく73%アリバチョコを生地に練り込むという超贅沢スコーン。
チョコレート好きには堪らないチョコレート感が香りから満ち満ちています。

たっぷりの甘さを詰め込んだ瑞々しいバレンシアオレンジのトッピングが最高のアクセント。

ママノのカードチョコレートもそうですが、中に散りばめられるのではなくて、上に乗せる、というところにもなんだか個性を感じます。

オレンジとスコーンがどのくらいの割合で口に入るかでも味わいは変わるし、食べている内に一体感が増していくという変化も楽しむことができます。

そしてこのスコーンの場合、何もなければどうしても見た目が地味なので。
バレンシアオレンジが上に乗ることで、可愛さが爆上がりです。

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ただでさえ美味しいスコーンを、より美味しく食べる方法はあるのか。

もちろんそのままのスコーンで凄く美味しいです。

ただ、12個も入っているので。
いくつか「これを一緒に食べたら美味しいんじゃないかなあ」と遊んでみるのも楽しいのではないでしょうか。

私は楽しくて、結構色んなものと合わせてみました。

「チョコチップ」と「ショコラオランジュ」、共通する部分が多いので、まとめて書いちゃいますね。

●蜂蜜

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蜂蜜がじわあぁっとスコーンに染み込んでいきます。
これは特におすすめの組合せ!
一度混ざってしまえば、もう混ざってない状態に分けられない不可逆性があります。
そのくらい一体化して、相乗的に美味しくなるんです。

チョコの甘みがグンッと引き上げられます。

バレンシアオレンジとは喧嘩するかな、と思ったんですが、いえいえとんでもない。
元々甘みの強いバレンシアオレンジではありますが、甘みの種類が蜂蜜が染み込むことで変化します。
個人的にはバレンシアオレンジは、スコーンにとって味の変化球的なアクセントとして位置付けていました。
性格は違うけど一緒にいることで粋な味わいが出る友達みたいな関係。
ただ、同じ蜂蜜という甘みがつくことで、スコーンとの一体感が出てきます。同じ血を引く家族みたいな感じに。

●ハーゲンダッツ リッチミルク

HPでもおすすめのアレンジ法として紹介されていたアイス乗せ!
ママノのスコーンと合わせるアイスに妥協はしません。
選ぶのは、ハーゲンダッツ。

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トースターで温めた熱々のスコーンに乗せるのだから、アイスはドロドロに溶けるかな、と思ったのですが、案外溶けません。

ひんやりアイスと、熱々スコーン。
美味しいを感じる一瞬の幸せを堪能できる組合せです。

上の歯で冷たくてなめらかなアイスを。
そのまま歯を奥に沈めると、熱くてサックリとしたスコーン。
そしてアイスが溶けてスコーンにミルクが染み込んでいく。

この変化が幸せな組み合わせです。

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●ハーゲンダッツ バニラ

合わせるハーゲンダッツを選ぶ時、さすがにチョコとかは選ばないですが「リッチミルク」と「バニラ」でかなり悩みました。

悩んで、結果選べなかったので、バニラも試してみる事に。

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リッチミルクはアイスのミルク感はそのまま。
チョコの甘みにくっきり輪郭を付けて引き立たせているようなイメージがありました。

対して、バニラはアイスの方の味が変わってきます。
THEバニラ!という尖った個性が消える代わりに、スコーンとの一体感が増す。そんなイメージです。

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●金のミルクアイス

アイスはハーゲンダッツだけにするつもりだったのですが、思わぬ輩が目に付いてしまいました。

セブンの「金の〇〇」シリーズは、大概美味しいので、信頼を置いています。しかもスコーンに滅茶苦茶合いそう!

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結論。凄くよく合いました。

ハーゲンダッツの場合は、それ自身の個性がどうしても強めに感じられます。
上でバニラはスコーンに馴染んで相性がいい、みたいなことを書きましたが、それでも"俺はハーゲンダッツだ”というその個性はしっかりと感じられます。

この金のミルクアイスの、他者に馴染んでいく適応力の高さにはちょっと驚きます。この組み合わせはおすすめ!

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<アイス総評>

アイス3種、それぞれ微妙に味わいの差はありました。
とはいえ、それは微々たる違い。

やはりアイスを添える事によって生まれる冷たさと温かさのコンビネーションが一番の楽しみどころです。
なので、自分の好きなアイスを添えるのが最高に美味しい食べ方ですよ!

そのままだったり蜂蜜との組み合わせの方が、ママノのチョコはゆっくりじっくり堪能できます。
なので、全部アイスと一緒に食べるのはもったいない気がしますが、一個はこれで試して欲しい美味しさです。

●ベルキューブ

これはなかなか、可能性ある組合せです。
試しにひとかけら。
ベルキューブを乗せてみました。

これが意外と美味しくて!
色々と試すことになりました。

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何が美味しかったかって、チーズの塩気がぐんと増し、それがスコーンと以外にも合うんですよね。

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一個まるっと乗せると食べにくかったので、スライスして乗せた方が良かったかも💦

●カッテージチーズ

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チーズの中でもかなりのシンプルさを誇るカッテージチーズなので、合うかな、と思ったのですが。
これは可もなく不可もなく。
シンプル過ぎて、特に味わいが相乗的に変化することも無かったので、合わせる必要なかったかな。
ただ、もしかしたら蜂蜜を更に合わせたらまた違ったのかな、なんて想像します。

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●Kiri

美味しいチーズの代表と言えばKiriかな、と。

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この組み合わせは美味しかったんですが、普通に「美味しいKiri」と「美味しいスコーン」でした。

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●とろけるチーズ

試したチーズ、一緒に温めても全然溶けてくれないので、ちょっとだけ「とろけるチーズ」も合わせてみました。

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特別悪くは無いんですが、これはちょっとチープ感が出てしまうので微妙かな…。

<チーズ総評>

チーズとの相性としては、最初のベルキューブがピカイチでした。
あの塩気がかなり癖に!
ベルキューブそのままだと、そんなに塩気は際立っていないんですけどね。
蜂蜜やアイスもそうですが、個々が美味しいよりも、一緒に食べるからこそ生まれる美味しさが感動のポイントだな、と感じます。

●きなこ

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個人的にきなこが好きなので、かけてみました。

これは特に…喧嘩するわけではなかったですが、合わさって特別美味しくなることも無かったので、追いきなこはせずにそのままのスコーンを味わいました。
ちょっと喉が渇く味ではありましたね。

●追いママノ

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ただでさえ贅沢に使用されている73%アリバチョコレート。
そこに、追いママノをしたら…?
…ごくり……

一緒に温めても、案外溶けませんでした。
同じチョコなので、その組み合わせでグッと味が変化するわけでは無かったのですが、気持ち的に物凄く贅沢感がありました。

ちょうど舌に乗る位置にカードチョコレートを置くと、これはちょっと面白かったです。
舌に触れるアリバチョコレートの面積が広くなるので、食べた瞬間からアリバカカオが勢いよく広がります。
感じ方の強弱の流れが大分変わってきます。

ママノのチョコレートが他にも家にある人は試してみては!

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●コンビニスコーンとも比較

12個のママノチョコレートを独り占めで味わって。
勿論飽きなんて来ないし、とても美味しく楽しむことができました。

しかし、この「美味しい」って、何でしょう。
コンビニに行けば、手軽にスコーンを入手できる昨今。
数千円払ってママノのスコーンをわざわざ注文する意味はあるのでしょうか。

その価値を感じとるために、他のスコーンを食べてみることにしました。
そうすることで、ママノスコーンのキラリと光る個性が見えてくると考えたからです。

と、いうわけで、そのために書いた記事がこちら。

コンビニスコーンもまあ美味しかったんですけどね。
想像以上に、ママノスコーンの魅力が際立ったような気がします。
大雑把に、以下のような個性を感じました。

・生地が軽くサックリと食べられる
-他のスコーンって、小麦粉感たっぷりで、ちょっと重いものが多いです。
・チョコたっぷり
-ママノスコーンほど「チョコを楽しむ」ことに特化したスコーンって無いです。
・ビターで大人な味わい
-チョコチップの入ったスコーンって、大抵はミルクチョコレートではないでしょうか。
ママノは73%使ってるので、恐らくイメージよりビターです。
・蜂蜜がすごく染み込む
-蜂蜜って案外スコーンの生地に染み込んでいきません。「蜂蜜」「スコーン」それを別々に感じることになります。
・レンジのみの温めとトースターも使った時の食感の変化が大きい

流石はチョコレート専門店。
チョコレート好きにはたまらないスコーンと言えます。

食感もなかなか独特。
レンジのみで温めたときのふんわりむっちりな食感。
更にトースターを使った時のサックリ軽い食感。
2つのかなり異なる食感を好みに合わせて味わうことができます。
スコーン、というよりも、マフィンやクッキーにも近いかもしれません。

●最後に

大きさや食感において他のスコーンよりも重たくない。
そして満足感もばっちり高いスイーツ。

ちょっと小腹が空いたくらいのタイミングに。
頑張っている自分へのご褒美として。
この後もうひと頑張りする自分への活力として。
大切な人と過ごす時間をもっと幸せにするために。

うん。十分、数千円払ってわざわざ買う価値のあるスコーンですよ。

家にいる時間が長くなる今日この頃。
もしかしたらストレスがたまってピリピリしている人もいるかもしれませんね。

そんな今の日常にも、ちょっとした幸せを見つけていきたい。
ママノのスコーンは、そんな幸せのひとつになり得るのではないでしょうか。


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