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縛られ吊るされたパフェを見たことがありますか?(パフェ大学イベント inロイトシロ)

縛られて吊るされたパフェを、見たことがありますか?

何を言ってるのか?私も分かりません。

パフェ大学主催のイベント『パフェ鑑賞会inロイトシロ』に行ってきました。

ロイトシロ。
少しでもパフェに興味がある人なら、その名前にピンとくるものがあるかもしれません。
SNSを通じて、相当話題になったお店ですから。

新宿歌舞伎町にゲイカップルが開いた夜パフェ専門店。
ペンギンが可愛い。
2週間毎に変わる限定パフェも。
カウンター形式で、トークを楽しめる。

お店の説明をするならば、もう他にはない魅力で溢れているこのお店、

SNSで流れる画像やパフェ大学での話から、気になってはいたものの、行ったことはありませんでした。

だって怖いじゃないですか、終電逃した後の歌舞伎町に女子一人で乗り込むとかさ...そこでパフェ食べてるとか、シュールじゃないですか…いつだって、日常からの脱却には憧れはあるものの、怖いものです。

でも、イベントを通じてお昼に行くのであれば、良い機会だなと、参加させていただきました。

今回はコロナの状況下の中で一般募集はなく大学だけの話なので、トークの詳細などは記述せず、単にパフェが美味しかった話だけ、こっそりと書きたいと思います。

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イベント限定『緊縛パフェ メルバのゆりかご』

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半円のグラスは珍しいけど、それぞれのパーツが生でよく見えて見栄えが素敵だなぁと、どんどん完成していくパフェを横目に感動していると。

目の前に吊るされた、紐の飾りをシュルっとおろしていく。

は?

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目の前にはハンモックを花の飾りで結んだ、カーテンの脇に寄せた束みたいな紐が吊るされていたのですが、他にも風鈴とか色々ぶら下がっていたし、夏らしい飾りなんだろうと、たいして気にも留めていませんでした。

それを、シュルっとおろし、
で、パフェをその紐の中に入れて、ぶら下げる!!!!

ええぇぇぇ...!!!

しかも、白い大きな花とかが飾りになってるし、華やかなハワイアンのビーチみたいなイメージするじゃないですか。

話を聞いていると、テーマは「緊縛」と。

えええぇぇぇ...!!!!

もうどこからツッコめばいいのか分かりません。

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しかもね、こういうエンターテイメント性を重視したパフェって味は二の次、みたいなものが多いですが、しっかりと美味しい。

吊るされたパフェは、さすがにそのまま立って食べるわけではなく、一通り写真撮影とかを楽しんだらおろして食べます。

この段階では様々なパーツを重ねて置いていったような状態。
まずは少しずつ、それぞれのパーツを単体で楽しみます。

が、パティシエの和志さんの想いとしては、「単体ではなく、それらの組合せを楽しんで欲しい」ということで、もう一つ縦長のグラスが用意されています。

そこに、自分でパフェの全てをイン!

あぁ...美しいパフェを崩す背徳感!!!

移す時にグラスについたりして綺麗にできないので、作り手の器用さにここでも感心してしまいます。

そして混ぜて、食べる。

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吊るしておろして食べて混ぜて食べる、、、

まさに食の体験。

縦長グラスに移行後の見た目は良くないですが、それは見た目よりも味を優先させた結果。しかし見た目の美しさはそれ以前に十分に堪能していて満足。

単体で食べると「このクリームの食感!」みたいな感動が大きかったんですが、混ぜ合わせてみると、「ピーチ!!!」というガツンとくるピーチの味の強さが印象的でした。

フルーツの甘さに加えて、クレームダンジュやムース、シロップ染み染みのスポンジなどが混ざり合って。
まさにケーキを食べる感動ですね。
スポンジは美味しい。
クリームも美味しい。
合わさるともはや別世界。

普通にケーキよりも少しずつ多くのパーツが入っているので、味としても食感としても複雑で、何も考えずとも美味しいけれど、真剣に向き合うとまた色んな美味しさを発見できて楽しいです。

確かに、普段あまりパフェを食べない人からしたら、「え、この量でそんな値段!?」と思う人がいるのはおかしくないですが、余裕でその価値あります。

よくもまあ、ほとんど動けない狭いスペースでこれ程のものを作れるな、と感心するばかりです。

イベント終了後、追加でもう一品
「食べるメロンソーダ」

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これは、、、パフェ、なのか?
ストローが刺さってるぞ…。

吸うのとスプーンで食べるのとでまた全然違う味わいを楽しめます。

シュワシュワメロンソーダにアイスを乗せたあのメロンクリームソーダというテーマを貫き通しつつ、同時にメロンのショートケーキなども楽しめる、作り手がパティシエだからこそできるパフェです。

これ、家でそれっぽく作ろうとしたら、まぁなんとなくそれなりに美味しくできるような気はしますが、多分甘くなり過ぎたり炭酸がきつかったりするでしょう。

対して、こちらのパフェはバランスがとても素晴らしく。
炭酸が苦手でもあのキュッとして胃がキュルキュルいく感じは無いので大丈夫かと。
クリームがシュワシュワしてウマ~くらいにうまく抑えられています。

甘さもかなり抑えられていて、2つ目のパフェでも全然胃もたれする感じが無かったです。
なんだろ、クリームを楽しむ、というよりも主人公はあくまでもメロンで、それを美味しくするためのクリーム、みたいな構成だからかもしれません。

美味しかった、とても美味しかったです。

*****

ロイトシロ。

今までは少しハードル高く感じていましたが、気になるパフェが登場した際にはまた訪問したいな、と思います。

というか全部気になりそうなので…2週間サイクルはやくないですか!!!

通い始めると、制覇したくなってしまいそう...!

話を聞いていると、深夜に歌舞伎町にやってくるお客さんのシュールな雰囲気がとても楽しそうで、そんなところもお店の魅力なんでしょうね。

素敵なパフェ、ありがとうございます!

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