茨城県産梨”恵水”とフロマージュブランのパフェ～スワンに見立てて～
パフェは美味しい。
美しい。楽しい、わくわくドキドキ、
ときめく。
パフェはエンターテイメントだな、とつくづく思います。
デリーモやパレドオールのパフェみたいに、その構成や味のレベルの高さからもそれを感じることは度々あるのですが、やはり分かりやすく楽しいのは「見立て型」。
パフェ好き界隈の中では既に言わずと知れた名店、「ラトリエ ア マ ファソン」や「デザートカフェ ハチドリ」が代表的です。
さて、本日は少し変わったパフェグラスを使った期間限定見立て型パフェの自慢話でございます。
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ハタケカフェ（HATAKE CAFE)
新宿伊勢丹店
「茨城県産梨”恵水”とフロマージュブランのパフェ～スワンに見立てて～」
名前にもついている通り、そして見た通りなんですが、梨でスワンを見立てています。美しい！
幼い頃、スワンを見立てたシュークリームに目を輝かせたのを思い出します。
薄くカットした梨が羽。
ホワイトチョコレートでお顔。
梨シャーベットで胴体。
そしてクリームや丸くカットした梨、飴細工で水面や美しい雰囲気を表現しています。
そしてパフェグラスも独特ですね。
食べたことは無いんですが、渋谷ヒカリエにある「茶寮 伊勢藤次郎」というお店でもこちらのパフェグラスを使用しているようです。
通る度に気になってはいたので、SNSで今回のパフェを見た時「！！！」と驚いて、仕事帰りに慌てて(？)お店に伺ってしまった次第です。
さて、見立て型スイーツで肝となるのが、その味。
最近は様々なコラボスイーツで見立て型に触れる機会のある人も多いでしょう。
もちろん中には美味しいものもありますが、どちらかと言えば見た目重視。
味は二の次、という印象があります。
しかし、スイーツが好きでカフェ巡りを趣味としている者として、「可愛い」も勿論大切ですが、やはり「美味しい」を第一に考えたいところ。
なのでその辺り、少し厳しめにリサーチしていきますよ！
結論はといえば、良い所半分、ちょっと思うところが半分、という感じです。
誤解が無いように書いておくと、決して「悪い」パフェじゃありません。
素敵な部分がしっかり光るからこそ、気になるところは誤魔化さず明記しておきたいな、と思えるパフェでした。
見立てるのは真っ白な美しい白鳥。
勝手な思い込みかもしれませんが、ふわっと消えてしまうような儚く繊細な印象を抱いてしまいます。
ただこのパフェ、飴細工はやや分厚めで、クリームは非常にしっかり固め。中にゴロゴロと入る梨たちは、結構カットサイズが大きく驚きます。
儚く繊細な...そんな期待値で挑むと、「アレ？」となってしまうかもしれません。
いやいやでも、ちゃんと目の前にあるパフェと向き合い味わいましょう。
イメージの幻想に囚われちゃいけない。
それならではの美味しさがちゃんとあるのです。
最後に紹介していますが、このパフェ、「《恵水》って梨が美味しいから、それを主役とした料理を提供して広く知ってもらおうぜ！」という企画に参加したもの。
だから、まず梨が美味しい。
薄く・丸く・ザックリとカットした梨。
大きいと感じた中央部に入った梨も、大玉の瑞々しさを余すところなく伝える表現な気もします。
そして梨シャーベットの爽やかな甘さ。
美味しい梨をたっぷり感じられる構成です。
クリームも、最初はしっかりとした固さに驚くのですが、実際に口に含んで味わうと、その甘さが癖になるんですよね！
エクセルシオールカフェのココアが結構好きなんですが、その上に乗っかるクリームの固さ・甘さに近いかもしれません。
量も結構多くて、中盤、クリームをモリモリ食べている幸せを堪能できます。
スタバのフラペチーノをクリーム多めで注文して、黙々と食べているような感覚、かな。
でも、そんな甘いクリームがたっぷり、のわりに、胃もたれしません。
甘さの許容量が低めの人は無理かもですが…。
梨や下の層のオレンジのフレッシュな爽やかさが活きているのかもしれません。
繰り返しになりますが、「スワン」というイメージに囚われて挑むと、最初少し期待とはズレてしまうかもしれません。
個人的な意見ですが、正直私はちょっと「あれ？」となってしまいました。
でも、抱いていたイメージよりも目の前にあるパフェに集中すると、甘く瑞々しく、しっかり美味しいパフェでした。
あと、やっぱりユニークな美しい見立て型パフェをユニークなグラスで食べた、という「体験」に対する満足感が非常に大きいです。
パフェ好きの1人としてもう一つ贅沢な要望を出すとすれば、パフェスプーンも欲しいところではありますね。
普通にカレーとか食べそうな大きいスプーンでしたから・・・。
↓色んな角度から見たくなる!
食事のメニューもとても美味しそうだったので、別の機会に伺いたいです。
ごちそうさまでした。
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こちらのフェアに参加の商品です。
２０２０年９月５日（土）～９月２７日（日）の間、期間限定で東京・横浜のカフェやスイーツ店、かき氷専門店等６店舗にて茨城県産の高級ブランド梨「恵水」を使ったメニューフェアを開催します。
梨「恵水」とは
茨城県が育成した、県オリジナル品種「恵水」。
糖度が高く、酸味が少ないため、食べたときにとても甘く感じられる梨です。
大玉で食べごたえがあり、梨特有の食感とみずみずしさ、さわやかな風味も魅力です。収穫時期は9月上旬～下旬ごろ。飽きの深まりとともに味にコクがのり、他の梨に比べ、保存がきくのも特徴です。
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