見出し画像

春の訪れを待つのが楽しくなるパフェのお話(風月堂パフェ)

あなたにとっての春は、いつから始まりますか?

季節って徐々に移り変わるものなので、はっきりと「〇月××日から春だ!」って言いにくいんですよね。
それでもある程度の共通認識がないと分かりにくいので、いくつかの区切り方が存在しています。
一般的なものが、以下の通り。画像3

ただまあ、結局は自分の中で「春が来たなあ」と感じたタイミングが春の始まりなんじゃないかな、と思います。

気温で判断すると、凄く暖かい日があったり、はたまた凍える寒さの日があったり。
「今はもう春?いやいや、まだ冬?」とソワソワ。
なので、私的には日本人らしく、桜を見かけたら春の始まりかなという感じがしています。
でもそれはそれで、「桜咲いてないかな」と外に出るとソワソワ辺りを見回してみたりして。
春の訪れを待つのは、どうしてこうも心の中が一面のソワソワ畑になってしまうのでしょう。

そんな心を表現してくれたパフェに出会いました。

風月堂パフェ~春を待つ~画像1

カウンター席だと、作るところも拝見できます。
最初に渡された構成が書かれた紙を見て「あ、この赤いのが赤すぐりのジュレか~」と味を想像しながら、芸術が組み上げられていくのをただひたすら見つめます。

途中、「この店来るのは初めて?」「会社でコロナの影響は大変?」等々、色々と話を振って下さって、雑談も楽しめました。

パフェが完成し、「ふきのとうは苦味があるからムースやアイスと一緒に食べて下さい」というアドバイスを受け、さあ実食です。

上層部は、土の上に降り積もった雪と、頭を出したふきのとうという表現。
ピスタチオは、少し見え始めた緑。フランボワーズのムースや赤すぐりの赤系チームは、この後咲き乱れるであろう花をちらつかせているのでしょうか。
下の柑橘系は…なんだろう、太陽?このオレンジ色のおかげでパフェ全体が明るいイメージになっているのは確かです。

それにしても、ふきのとうなんて珍しい!
言われた通り苦味はありましたが、ムースやアイスと合わせると食べやすく、むしろちょっとクセになりそうな味。
春の訪れを感じさせる力強さがあります。

また、面白いのが下の方に入っているパチパチキャンディ。
口の中でパチパチパチ……まさに五感で楽しめるパフェです。

加えてこのパフェ、単体の味だけを楽しむ層がほぼ存在しないんです。
チョコクランブルのところには赤すぐりのジュレが隠れているし、フランボワーズのムースの生クリームの中央には金柑のアイス……など、全く違うテイストのものを組合せとしてもってきます。

どんどん新しい味が出てきて、これもちょっとソワソワ)))))
まるで春の訪れ前にあちらこちらが気になってしまう気持ち。

ふぅ、美味しかった!

パフェの後に桜餅もいただきました。
画像2

私の知っている桜餅と違う!可愛すぎる!!!
こちらも、目の前で作ってくださいました。

葉の塩味と餡の優しい甘さ、アクセントになる苺。
これも絶品でした!!
桜餅の春感は絶大ですね。今年はまだ桜を見ていませんが、それでも春が来たような気持になってしまいました。

いくつかの基準においてはもう春。
でも、私にとってはまだ冬。桜餅で春を感じたものの、まだ本物の桜を見てないから冬。

東京の開花予想は3月16日、明日です。
昨日から寒さが続いておりますが、来週は後半に向けて暖かくなっていきますので、桜が見られる予感大です。

私の春はどこに咲いているかな。ソワソワ、そわそわ―—

春の訪れが楽しくなる、素敵なパフェに出会いました。
ごちそうさまでした。








この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?