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2018年ポールマッカートニー日本公演

2018年のポールのコンサートのレポです。来日初日に会いに行きました。

仕事を早めに切り上げて余裕を持っての東京ドーム入り。席に着いたときに「あ〜、良い席だぁ♫」と。

一階12列は前の席との段差があるうえに、ステージとほぼ同じ高さでとても見やすい。ポールの近くの席も羨ましいけれど、私の気分にはピッタリの席でした。
これまでは一週間前からカウントダウンを行い、自己内で最高に盛り上げてから参戦してきましたが、この年は気負わず自然に過ごしていたんです。

録音・録画は厳禁ですが、スマホの撮影はOKのポールのコンサート。2015年は夢中で何枚も撮りましたが、2017年はだいぶ減り、この年は撮影には気を取られずにいられました。席が遠いことの特権かも(笑)。

開演前のBGMで流れた『愛しのヘレン』を聴きながら、「もう40年以上、ずっとポールが好きなんだなー」としみじみ。

一曲目で立ち上がらないでいたら、大好きな『Hi, Hi, Hi』から後もそのまま席で。「いい曲ばかりだなー、やっぱりポールは天才だなー」と曲を感じながらアルコールは飲んでないのにほろ酔い気分。
『Let Me Roll It』『幸せのノック』あたりで特にドキドキするのは私が根っからのウイングス好きだからでしょう。『1985』『恋することのもどかしさ』も、また生で聴けて嬉しい。

水も飲まず、楽器の移動の他は間もとらず、短いMCも日本語で話そうとするポール。以前はそのサービス精神を凄いと思っていましたが、今回のコンサートで、ポールは『みんなを楽しませよう』ではなくて、『みんなと一緒に楽しもう』なんだな〜と感じました。満足度アップを狙ってウケる曲を入れたり、新曲をアピールしたりするのではなく、『みんなはこの曲好きだよね〜。僕も演奏したいよ』『こんな曲を作ったんだよ。聞いてくれる?』みたいな、とてもフレンドリーな関係を築いてくれる。

なんて素敵なんだー!! と叫びそう! 叫びたい!! 叫ぶ、、のは何とか我慢。。。

『Blackbird』は歌はもちろん演出も素敵です。視点が地球規模なんですよね。ジワっと感動しながら『Here Today』を聴き、次に前回で気に入った『Queenie Eye』。この辺り、好きな感じ。

『エリナリグビー』は静かに泣きました。
曲に順番をつける必要はないけれど、ビートルズ時代でこれより上に思えるものが見つからないということは私の一番なのかなぁ。

『Band on the Run』からはさすがに立ち上がりラストまで踊りまして。

アンコールは、いつものようにアビィロードのメドレーで締め。激しい『Helter Skelter』でノリノリになっていても、このメドレーで上手に収束されていくのです。客席が明るくなってからも、パッと現実に戻るのではなく心地よい余韻を胸にゆるりと帰り支度を始められました。

ポールが本当にバンドのメンバーを信頼しているのが分かるコンサートで、ここにいられたことがとにかく幸せ。

こんな和風チラシもかわいいポールでした。

【2018年10月31日セットリスト】
※NMEからお借りしています

A Hard Day’s Night
Hi, Hi, Hi
All My Loving
Letting Go
Who Cares
Come On to Me
Let Me Roll It
I’ve Got a Feeling
Let ‘Em In
My Valentine
1985
Maybe I’m Amazed
I’ve Just Seen a Face
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Here Today
Queenie Eye
Lady Madonna
Eleanor Rigby
Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude
Encore:
Yesterday
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers
Carry That Weight
The End

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