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【詩】影

足元に寄り添っている影が

寂しそうに雨に濡れているよ

独りぼっちに一層暗くなって

こっちをまるで見上げているみたい

オレンジ色の街灯に照らされて

寂しそうにうっすら伸びてゆく

どんなに先へ行ったとしたって

君は 僕はいつまでもひとりぼっち

影が二つ並ぶのを二人で並んで

寄り添い見ることなんてないんだ

ちょびっとの悲劇(44日目)

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