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食べすぎは花粉症を悪化させる原因

こんにちは。腸セラピスト&日本腸セラピー協会代表の加藤です。腸セラピー専門サロンを営んで、約10年になります。

3月中旬。まだまだ寒い日もありますが、暦上では春。寒さも緩和してきて、暖かい日差しが入るようになり、春の訪れを感じるこの時期。

嬉しい気持ちになる一方で、花粉症を持つ人にとっては辛い時期でもあります。鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの症状に悩まされる方も多いでしょう。私もそのひとりです。

さて、そんな花粉症ですが、実は「食べすぎ」が症状を悪化させる一因になっていることはあまり知られていません。

食べすぎが体に及ぼす影響

まず、食べすぎが体に与える影響から考えてみましょう。食べ過ぎると、消化器系に負担がかかります。本来ならば、体を守るべき免疫システムのエネルギーの一部が、消化に回されてしまうのです。

これにより、体の防御機能が低下し、外からの刺激に対して体が敏感になってしまうんですね。そこに、花粉のようなアレルギーが体内に入った際、通常よりも強い反応を示してしまうのです。

さらに、食べ過ぎは体内の炎症を引き起こす原因にもなります。特に、糖質や脂質の高い食品を大量に摂取することは、炎症反応を促進します。

炎症は花粉症の症状を悪化させるため、食事の内容も見直す必要があります。

食生活の見直し

では、どのように食生活を改善すれば良いのでしょうか。おすすめなのは、ビタミンCやビタミンEなど、抗酸化作用のある栄養素を摂取すること。アレルギー反応の緩和に効果的だからです。

ちなみに東洋医学では、春の時期には、肝臓が疲れやすくなる時期とされ、酸味を摂取するとよい、と言われています。酸味といえば、柑橘系。柑橘系に多く含まれている栄養素といえばビタミンCですよね。

柑橘系の果物を春に摂取することは、ビタミンCの摂取という西洋医学のアプローチと、春は酸味を摂りなさい、という東洋医学の理論が重なるんです。

柑橘系の食材リスト

柑橘系の食材の一部をご紹介いたしますので、花粉症の症状に悩んでいる方は積極的に摂取しましょう。

  1. ミカン(みかん):ビタミンCが豊富で、風邪の予防や肌の健康維持に役立ちます。

  2. レモン:デトックス効果が高く、免疫力を高め、美肌にも良いとされています。

  3. グレープフルーツ:血液をサラサラにする効果があり、疲労回復やダイエットにも効果的です。

  4. オレンジ:ビタミンCだけでなく、食物繊維も豊富で、消化を助け、免疫システムをサポートします。

  5. デコポン:甘みと酸味のバランスが良く、ビタミンCが多く含まれていることで知られています。

でも、やっぱりたいせつなのは。

さて、柑橘系を勧めておいてなんですが、腸セラピストとして10年、お腹に向き合ってきた私としては、それよりもたいせつのは、やっぱり食事の量。

食べすぎてはダメですよ、ということです。(※腹八分目に医者いらず、という言葉もあります)また、先にあげた、糖質と脂質を控えることはとてもたいせつです。

そこで、私は、花粉症に悩む方には、プチ断食をおすすめしています。すると、多くの方が症状が落ち着くんです。

また特に、夕食での食べ過ぎはくれぐれも気をつけて。夜遅い時間の食事は、消化不良を招くだけでなく、睡眠の質にも影響します。質の高い睡眠は、免疫機能を正常に保つためにも必要です。

まとめ

食べすぎが花粉症を悪化させる原因となることは、多くの人が見過ごしがちです。しかし、適切な食生活とライフスタイルの見直しによって、症状の軽減が期待できます。自身の体と向き合い、健やかな日々を送りましょうね。

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