祖父母の合作の煮っころがしが世代を越えて広がる未来
秋晴れのある日。
子どもと新幹線に乗って実家に帰省しました。
実家に帰って、母のご飯を食べた時に思い出した祖父母との思い出。
受け継がれる野菜の煮っ転がしによって弾んだ会話から広がったことについて書いてます。
祖父に感謝する時間
「じじー」と子どもが父親と遊んでいる間に、私は祖父のいるお仏壇で手を合わせ「ただいま」と心の中で挨拶をします。
お仏壇に手を合わせるのが、実家に帰った時の習慣。
よく一緒に遊んでくれた祖父に、今でもとても感謝しているので、子どもが父親と喜んで遊んでくれている姿がとても嬉しい。
多くの人に愛情をもらって育つことの有難さと尊さを感じながら、私も、実家に帰った時ばかりは、父親に甘えてます。
野菜の煮っころがしで思い出す祖母の味付け
夕食に出てきた野菜の煮っころがしを食べたとき、過去、祖父母と両親と食卓を囲んでいた時を思い出してました。
祖父母に育てられた私は、祖母が作ってくれたご飯をほぼ毎日食べていました。
甘い味付けが好きな祖母のご飯。
物心ついた時は、甘すぎると思っていたご飯も、今思うと、孫に喜んで食べてもらいたいという思いからだったのかとわかります。
幼い頃、好き嫌いがあった私も、何でも食べられるようになったのは、祖母の味付けのお蔭だったのかもしれません。
そして、そんなことを思えるようになったのも、子どもにご飯を食べてもらう苦労を経験してるから。
正に「親の苦労、子知らず」ですね。
野菜の素材を活かす食事
小さい頃の食卓では、よく祖父が作った野菜が食卓に並んでました。
とうもろこしやトマトやキュウリ、じゃがいもなど野菜そのままの味が美味しく、今でも美味しかった野菜の味を思い出します。
『とうもろこしなんて、おじいちゃん以上の味に会ったことがない!』と思うくらい今でも一番です!!
(野菜を作ってくれてる父親にはあんまり言えませんが・・・)
今では、祖父の畑を父親が引き継ぎ、色々な野菜を作ってくれてます。
父親もまた、孫(子ども)に食べてもらうことを楽しみに作ってます。
野菜本来の味を感じることができる野菜の煮っころがし。
だから、野菜は大きめ。
都会では買えない野菜の本来の味を味わってもらいたいという思いから、実家で食べるときも「これはじじが作ったじゃがいもだよ」と説明しています。
「じじが作ったの?美味しい~」と言いながら食べる子どもをみて、みんなで笑顔になります。
よく食卓に並んだ野菜の煮っころがしは、
”祖父が作った野菜の美味しさ”と”祖母の食べてもらいたいという少し甘めの味付け”が加わった
愛情のあるメニューだったと気付かせてもらいました。
食事が教えてくれる様々な世界
年齢を重ね、状況が変わっていくけれど、昔からのメニューが過去を思い出させてくれます。
料理だけの思い出ではなく、野菜を作っている人や、ご飯を考えてつくる人の想いまで感じることができるのは料理の素晴らしいところ。
なぜなら、料理は五感を刺激してくれるものだから。
感覚と共に思い出される祖母の料理は、これからもずっと忘れないと思います。
野菜の煮っころがしを食べ、祖父母を思い出し、祖父母の話で食卓がまた賑やかになる。
それまた、食事が連れて行ってくれる世界です。
楽しかった祖父母との思い出に寂しさも感じましたが、
子どもがまた両親からの食事や野菜によって大きくなり、食事が作ってくれる新たな物語が楽しみです。
そして、子どもの感性を刺激できるような料理を提供できるように、私も母から料理を教わります。
祖父母の話をしながら、子どもと私が作った野菜の煮っころがしを食べる日が楽しみです。
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