ピクセル

ホームシアターの取り付け業者のサム・ブレナー(アダム・サンドラー)は、子どもの頃はゲーム少年で『ギャラガ』の世界チャンピオンになったこともある。しかし、『ドンキーコング』の世界大会では負けており、トラウマになっている。当時の親友ウィル・クーパー(ケヴィン・ジェームズ)は、大統領になった。
ある日、グアムの軍事基地が攻撃を受ける。攻撃したのがアーケードゲームの『ギャラガ』に似ていると気づいた大統領は、サムに助けをもとめる。
やがて、インドも攻撃を受けた。今度は『アルカノイド』だった。
政府は新兵器を開発し、ロンドンを襲ってきた『センティピード』に勝利する。次の敵は『パックマン』のニューヨーク対決だった。ウィルたちは勝利するが、実は仲間のひとりが裏技と使っていた。敵にばれて、総攻撃を受ける。

アメリカが侵略者をやっつける、といういつものパターンです。それでも、この映画が面白いのは、ゲームが現実になったら……、という、誰もが一度は考えたことがありそうなアイデアを形にしたところ。作り込みかたのセンスがいいんです。親しみのある世界観とユーモラスなキャラクター、定番のストーリーという、新鮮味に欠けるとはいえ、安定感はバツグンです。
個人的には、アシュレイ・ベンソンが登場するのもうれしいところ。

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