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丹羽宇一郎、藤井聡太「考えて、考えて、考える」(2021年)

話題の藤井聡太に、丹羽宇一郎がインタビューをする。
膨大なQ&Aなので、じっくり読む本なのかもしれない。

・強くなるために何をするか
・勝つことが1番じゃない。
・学びの本質
・自主自立の生き方
・AIとこれからの世界
こういったテーマに沿って、様々な質問がぶつけられ、藤井聡太が答えていく。藤井聡太の回答は、あけっぴろげというか、包み隠さずというか、いろいろと話している。藤井のファンなどは読んでいて楽しいのではないだろうか。

読んでいて思ったのは、藤井聡太は本当に将棋が好きで、研究を怠らない。また、電車についての話などもしているが、子どもが好きなものについていろいろ調べて詳しくなる、ということをずっとやっているんだな、と。

藤井聡太は、自分自身の関防印(色紙に押す印)の「無極」のように、どこまでいっても、極まることのない成長に向けて努力を続けていきたいと語っている。
この言葉には深く納得した。人はそれぞれなにかを追いかけていく。そこには限りがなくて、成長を続けていくしかないのだ。

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