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『うた新聞』2020年9月号

負け続けまちがひつづけきたんだよ空がずるりと剝けて夕焼け 藪内亮輔 過去を振り返る視線が痛々しい。本当は負けでも間違いでも無いかもしれないけれど、自覚としてはそうなのだ。下句は皮膚がずるりと剝ける傷を思った。皮膚の下の赤い部分が剥き出しになったような夕焼け。

2020.9.20.Twitter より編集再掲