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『未来』2024年4月号

嶋稟太郎「時評 区切れがわからない」
 〈現代の区切れは定型ほど分かりやすいものではなく、読み手の感覚に左右される曖昧なものだと考えている。〉
 〈一字空けは文の切れ目とは言えないと言うことだ。現代の口語は従来の区切れから離れつつあるのではないか。〉
 これは実際そう思う。字余り・字足らずを超えて、上句・下句でひと塊の言葉の繋がり、という歌の場合、人によって句切れの感覚が体感的に違う。一字空けが切れ目ではない、というのは句切れの分析にさらに一歩突っ込んでいると思う。

2024.5.2. Twitterより編集再掲

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