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就活は人生の一大イベントなのか

私は、自分が代表を務める会社のWebサイトで、月に1回コラムを更新しています。
そこで、
なぜそのお題を選んだのかや、ちょっとした裏話しなどもあれば紹介しようと思い、Noteに過去のコラムをとりあげていくことにしています。
コラムを過去に読んで頂いた方も、今回初めて読んで頂く方も、スキや感想など頂けると嬉しいです。
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今回取り上げるのは、
2023年3月~6月の4カ月に渡り
「未来の働く女性たちにエールを ー就活はそれでいいのかー」
というタイトルで書いたものです。
就職というイベントについて、私は自分が当事者の頃からずっと違和感を抱き続けていました。
そのことを、今年の初めに、
通勤電車でリクルートスーツの女子学生を見かけて思い出したので言語化してみました。

結論からいうと、
人生最初の就職を決めるイベントを世間がちょっと煽り過ぎではないか、
それに乗っかるのは危険な気がする、というのが私の思いです。
確かに、一昔前の終身雇用が完全に保証されていた時代では人生の一大イベントだったでしょう。
でも今は、終身雇用制度は崩れ、転職市場も整い自由に転職できます。
なのに、学生の『就活』というイベントだけが仰々しく残っているのです。
それは、日本が新卒一括採用制度をとっているからではあるのですが、
希望する会社から内定をもらえなければ人生終わったみたいな風潮や
内定数を競うようなマウントはちょっとよくわからないですし、
そもそも希望する会社の選び方が大丈夫なのか、なんだか違う気がする、
と勝手に心配になっています。

そこでコラムでは、以下のような内容を取り上げました。
★2023年3月👇
『就活』は、業界分析や会社選びよりもまず、自分との対峙時間と心得る
★2023年4月👇
行きたいと思う会社が見つからない、絞れない時の処方箋
★2023年5月👇
間違っている面接対策
★2023年6月👇
頑張っているのに結果が出ない時

コロナ禍以降、面接がオンラインになったり、生成AIが登場し、エントリーシートに使えそうだったり、就活の環境が刻々と変わるので、不安だから、どうしていいかわからないから、スマホで検索して答えを求めがちな気持ちはよくわかります。
何事も効率よく、が当たり前の世代は、就活も効率よく進めたい気持ちも理解できます。

でもね、
自分の叡智になり、自分が成長するのは
それなりの時間をかけ、苦しんだりもがいたりした経験だけなんです。

『時間のかけ方』を間違うと、成果は得られないんです。

タイパが悪いというわけではないです。
一定の年齢までは、沢山の体験、情報に触れるという『質より量』は
大事ですし、それをスマホで瞬時に取得するのは逆にいいことです。
ただ、その取得した情報を鵜呑みにし、自分の意思も意志もなく使うと、
成果は得られないということです。
やっかいなのは、
取得した情報を取捨選択することが自分の意思や意志だと勘違いし、
就活でいうと、内定をもらえたことが成果だと錯覚してしまうので
人生という軸でみると自分の血肉になるものは得られていないことに気付かないことです。

そんな残念なことにならないように、
今後、就活する人の1人でも多くの人に届くといいな、
という思いで綴りました。

以上。
頑張ってる・頑張りたいと思ってる女性たちのサプリメント 神田ちづる
でした😊

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