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昔の公教育は良かったなと言い出す年代になりました。

昭和から平成へ変わる時期を土師小学校で過ごした身からすると、あの時代は良かった時代なのだなって思ってしまう。

放課後何時までも学校の校庭で遊ぶことができた。(公園いらず)

学校の先生に余裕があったから質問はなんでも受け入れてくれた。(塾いらず)

家と学校が近いから歩いて帰ることができた。(健康に良い)

友達の家庭環境がSNSで見えるわけではないので貧乏な家で育った私のメンタルが病むことは全くなかった。(これも健康に良い)

令和の今は

学校の先生の働き方改革で授業時間が短いのと、スクールバスの時間に下校を合わせるため、放課後という概念がない。(子供が遊ぶ場所は児童クラブだけか?公園は智頭町にあるか?)※大谷翔平選手のグローブもいつ使えるの?

放課後という概念がないので先生に質問ができない。(塾へ行ってくださいということですか?)

歩いて自宅に帰ることがない。(体育でしか運動する機会がない)

デジタル機器を持つのが当たり前なので不必要な情報も目に入る。(メンタル弱い子は病む)

令和の今の子育てのほうがなんだか難しい気がしています。

昭和時代や平成初期なんかはそうはいっても田舎でも都会でも学校に行っていたら読み書き計算は誰でもできるくらいに教師が熱を持って指導してくれました。そのおかげでどんな仕事をしている人もある程度の知識は持っていて、日本のいろんなものづくりを支えてくださっていたと思います。

令和の今は学校にぼーっと通っているだけでは何も身につきません。読み書き計算さえも危うい子がたくさん輩出されます。

家でなんとかしてくださいねという時代だからです。

家でなんとかできるかいな!!!っていうのが子育て世代の言い分ですよね。

家でなんか普通はできません。

塾でなんとかしてもらおうと思われるかもですが、塾でなんとかしようと思ったら週1回の授業ではどうにもなりません。お金がものすごく必要になります。

昔は学校でなんとかなったのに!!!

この現象は都会に生まれたから有利不利という話ではないんですよね。

家庭環境の差で有利不利が生まれてきてしまう話だからです。

この差をなくすのが公教育のはずなのに、今の学校教育は子供に優しくなくて、平等じゃないなって思ってしまうのです。

自分が「昔は良かった」と言い出す年代になってしまったかとも思いますが、昔のほうが私には良かったなと思ってしまいます。



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