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幸せな子ども時代をつくり直せる学校 ~大人になった子どものために


小さいときのこと、思い出すたびに笑顔になりたい!
幸せな子ども時代を、だれもがつくり直せる学校があったらいいのに。
子どもの時に幸せと思えなかったら、幸せな子ども時代を過ごせる学校がほしい!
もう一度、大人が子どもになれる学校。

子どもの悩みは今も残っている

私はそこで、自分の幸せな子ども時代をつくり直す。

子どもの時が不幸だったわけではないけれど、幸せでもなかった。物心がついた時から、両親の仲が悪かった。
今では珍しくないかもしれないが、当時は自分の家だけが特殊だと思っていた。

友人にも打ち明けられなかった。いってもわかってもらえないと思っていたのだ。今思うとそういう家もあっただろうし、両親が不仲でなくてもそれぞれの家族には悩みがあることが多かっただろう。
でもその頃はそんなことを考えられなかった。

当時、いろいろな話ができる大人がいたら気持ちの持ちようが違っただろうな、と思う。学生でも、ご老人でもいい。

子どもの時の悩みは、今になって周囲に聞いてみると、いろいろある。

「母が弟ばかりかわいがっていた」「お父さんがすぐにどなってこわかった」「お姉さんの成績がよくて、いつも比べられた」「転校が多くて友だちができにくかった」「行事に来てくれなかった」などなど聞くと、どんどんみんな、話し出す。

もちろんもっと深刻なことも多い。

「いつもお兄さんのおやつが大きかった」という、かわいく聞こえる悩みにも、何かが潜んでいるかもしれない。

そんな「子どもの」悩みを聞いてくれる。アドバイスしてくれる。できることを体験し直せる。
そんな学校。

もう一度大人になれたら、できることがある

大人になって学びなおすのは、勉強だけではない。キャリアのためだけではない。より豊かに生きるために学ぶのだ。学問、スポーツ、アート、創作、それに体験。
ここでは自分が体験したかった子ども時代を生きるという体験をする。

解決できないこともある。でも、できることもある。

学校にはカウンセラーや療法士などの専門家、人生経験豊かな先生、いろいろな「大人」たちがいる。話を聞いて、望む子ども時代を新たに追体験させてくれる。
傷ついた子どもの傷を治して、もう一度「大人」になる。

大人になった人はその体験を書くのだ。
PCにでも、手書きノートにでも、いい。ファイルに残し、そのファイルは悩みごとに分けられる。
すると、新しく来た「子どもたち」は、そのファイルを探して、読んで、話を聞いてほしい人を選ぶことができる。

何人に聞いてもらってもいい。質問したり、一緒に行動することをお願いすることもできる。

学校に戻りたくない人は戻ってこなくてもいい。自分が誰かの力になりたいと思った人だけが、アドバイザーとして戻ってくる。

一度卒業しても、自分の中の問題がまた見つかって、また「子ども」として戻ってくる人もいる。何回繰り返してもいい。そのたびに、少しずつ変わっていく。いつか卒業できたらいい。
なかなか卒業できない子どももいる。それでもいい。規定はないので、何年かかっても大丈夫。

子ども時代の傷から、いつまでも血が流れている人がいる。治してかさぶたにして、そのかさぶたも取れたら、その上に新しい体験を乗っからせたい。ふたをするんじゃなくて、もう一度体験する。
前のことも忘れない。でも新しい自分になる。

他人から聞いたら他愛ない体験も、本人には耐えがたいことがある。それをまっすぐ聞いてくれる人がいる、そんな学校。

そうするとコンプレックスを振り払ったり、呼吸が楽になったり、「できない」とがまんしていたことに挑戦できたり、する。

今の自分をより豊かに生きる。

私も、自分の子ども時代を生きなおす。
言いたくて言えなかったことも。やりたくてできなかったことも。
ちゃんと言って、自分でやる。

そして大人になれたら、「子ども」のサポートをしたい。

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